海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第7話【御目の前で】(原題:Under His Eye)のあらすじネタバレと感想をまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ハンドメイズテイル3第6話【D.C.】
ハンドメイズテイル3第7話あらすじネタバレと感想【ドラマ】
シーズン3第7話【御目の前で】
うっすら積もった雪の上に横たわるのは、赤く染め上げられたロープです。三又に分かれたロープにそって、しずしずと整列する侍女たち。ギレアドでこんなものを使う用事は、ただ一つ、救済の儀ですよね。
当然、ジューン(エリザベス・モス)も、そのロープを引く1人です。リディア小母(アン・ダウド)の掛け声とともにロープを引くたび、まるで舞台のセリのように上がる台座。上がりきったところでレバーを切り替え、台座の上に囚人を立たせてロープをかけます。
小母が笛を吹くと、侍女たちは「御手によりて」の声と共にまたロープを引くのです。ロックを外された台座は囚人の足元から消え、救済の儀は完了。
最近、この儀式が頻繁に行われているらしいので、ハンナがこんな国で育って欲しくないというジューンの気持ちも分かります。子供に見せたくはないですし、知られたくもないですからね。
ひとまず、ハンナの無事を確かめたいジューンは、どうしても以前、セリーナ(イヴォンヌ・ストラホフスキー)から聞いた学校に行かなければなりません。侍女は単独で外出できないので女中に声を掛けますが、あまりにも危険なので断られてしまいます。
でも、もう少し身分の高い人に付き添えば、学校に入れるかもしれません。そこで、ジューンが目を付けたのが、ローレンス婦人であるエレノア(ジュリー・ドレッツィン)でした。マッケンジー家の女中が手引きしてくれたので、手はずもバッチリです。
今回はいろんなシーンで、様々な対比を見ることができます。
影と光の対比は、薄暗い部屋と晴れた冬の日の眩しさ。
明るい表情を見せたことがなかったエレノアの顔にも、笑みが浮かんでいますよね。ただし、街中で赤ん坊を見た時の様子は明らかに変です。ジューンが運んだ薬の量を見てもわかる通り、彼女の精神はあまり良くない状態なのでしょう。
色の対比で言えば、ジューンが学校の周りで子供の声を聞くシーンです。
侍女は残念ながら学校に入ることができません。どこかから、のぞき見でもできないかと周りを巡りますけど、学校を囲んでいるのは刑務所を思わせる真っ白な高い塀。白い雪が道路を覆う中、塀にもたれかかる真っ赤なドレスが目を引きます。
最も印象に残ったのが、状況の対比ですね。
カナダでは、モイラ(サミラ・ワイリー)とエミリー(アレクシス・ブレデル)が行き過ぎた抗議活動のせいで留置場に入れられています。一方、ギレアドでは、D.C.の社交界にデビューしたウォーターフォード夫妻が、まるで宮殿の様な屋敷で舞踏会に参加しているのです。
たっぷり時間をかけたフレッド(ジョセフ・ファインズ)とセリーナのダンスシーンは、うっとり見入るほどの美しさ。ニコールのおかげで夫婦仲も良くなったので息もピッタリですし、お互い背も高いのでこういうシーンが映えますよね。
夢のような舞踏会を頂点に、また、ギレアドの闇が迫ってきます。エレノアは暗い部屋に戻され、ジューンは、もう一度救済の儀へ。
ただし、エンディングで救済される人々の中には、オブマシュー(アシュリー・ラスロップ)の密告によって捕まったマッケンジー家の女中がいたのです。一旦、立ち尽くすジューンですが、ここでトラブルを起こすわけにも行きません。
それに、巻き込んでしまった責任も感じているでしょう。だからこそ、ジューンは赤いロープを引くのです。生き残ってハンナに会うため、そして、死に追いやった者の命の重みを感じるために。
気になる次回はこちら
⇒ ハンドメイズテイル3第8話【告白】
まとめ
海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル』シーズン3第7話【御目の前で】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第8話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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