海外ドラマ『リミットレス/LIMITLESS』第5話【2人のブライアン】のネタバレ感想とあらすじがまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ リミットレス第4話【不死身のマウス】
リミットレス第5話のネタバレ感想とあらすじ【海外ドラマ】
第5話【2人のブライアン】
FBI捜査官レベッカ・ハリス(ジェニファー・カーペンター )の父親に関する極秘情報を、彼女本人に伝えるべきか否かでブライアン・フィンチ(ジェイク・マクドーマン)は悩みます。
本来、ブライアンが知っててはならない情報ですから、それを伝えることは彼自身も情報漏洩の罪に問われるからです。
伝えないことはレベッカを騙すことと同じだと感じるNZT-48を摂取していない状態のブライアンであれば、自らの危険を顧みずに情報をレベッカに教えるでしょう。
これを恐れたNZT-48を摂取したブライアンは、情報を伝えることの危険性をビデオメッセージにし、薬を摂取していないブライアンに伝えるところから物語は始まります。
2人のブライアン
NZT-48は脳の力を100%活用させる薬ですから情報処理能力の飛躍的な向上をもたらします。
これに加えて人格面にも影響を与えるようでした。それは、他人を見下すごう慢さです。
これは必ずしもNZT-48がもたらす化学的効能ではなく、一瞬で能力が向上したことによる、気分の高揚とある種の優越感がもたらす、普通の人間が感じることもあるごう慢さであるといえます。
そして、このごう慢さがNZT-48を摂取していない本来の自分が持つ性格とあまりに乖離していることの間で葛藤するのが第5話のテーマです。
テロリストを逮捕するためについた嘘
今回の事件では、テロリストの弟クリス(デレック・ゴー)とどう接するのか、テロに関する情報を持っている人物を犯罪解決のためにどう利用するかといった問題でもブライアンは葛藤します。
兄サム(ブラッディ・ドワッド)に何とか更正してほしいと願うクリスは、ブライアンを信頼し、兄に関する情報を渡す引き替えに兄を更正プログラムに入れるよう持ちかけました。
しかし、テロリストに施す、そんなプログラムは存在しません。
NZT-48を摂取した状態のブライアンは、言葉巧みに嘘をつき、弟から兄の居場所に関する情報を得ることに成功します。
しかし、情報を提供してくれたクリスは、サムの逮捕時の銃撃戦に巻き込まれ死んでしまうのでした。
クリスを騙した末に死なせてしまったことがブライアンを苦しめます。本来NZT-48を摂取する前のブライアンは実直で曲がったことが嫌いで誠実な人間です。
これに対してNZT-48を摂取した後のブライアンは、こうした誠実さよりも打算的な部分が前面に出て、誠実さを押し殺してしまうほどのごう慢さを発揮する性格になります。
ブライアンの葛藤
クリスを騙したこと、さらに彼を死なせてしまったことに対する責任感は、NZT-48の効果が薄まるにつれ、ブライアンを苦しめていきました。
この結果、ブライアンは、自分の身に何が起きようとも、自らの倫理観をねじ曲げるようなことはしないと誓うのです。この誓いはNZT-48を摂取しない段階でなされました。
そのため、薬を摂取した後のごう慢さをこの誓いによってどれだけ克服できるかが今後の彼の大きな課題になっていくのだと思います。
しかし、レベッカが言うように、心の痛みを感じずに情報提供者と接することは普通の人間でも至難の業です。
他人よりも誠実さに重きを置くブライアンが、こうした葛藤とどのように向き合っていくのかは、今後の物語の大きな柱となっていくのでしょうね。
気になる次回は
⇒ リミットレス第6話【副作用の恐怖】
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まとめ
海外ドラマ『リミットレス/LIMITLESS』第5話【2人のブライアン】のネタバレ感想とあらすじをまとめました。
ひきつづき、第6話【副作用の恐怖】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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