スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)第7話【残酷な真実】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ロック・アップ第6話【森での出来事】
ロック・アップ第7話のあらすじネタバレと感想【スペインドラマ】
第7話【残酷な真実】
今回は、オープニングでがっつり掴みにきました。
黄色い囚人服を血で真っ赤に染め、アイジョンの森を走るマカレナ(マギー・シヴァントス)。血みどろの手に手錠がかかっておらず、銃も持っています。
前回のエンディングではファビオ(ロベルト・エンリケス)、カスティージョ(ヘスース・カステホン)、リンチュン(マルコス・サン)の3人が銃弾に倒れましたから、手錠の鍵と銃の出どころは簡単にわかります。
そして、必死に走るマカレナを取り囲む男たち。彼女の逃走劇は、ここで終わってしまうのか。
第7話は時間と場所が様々に切り替わる展開の中、印象に残るのが囚人と家族のエピソード。
例えば、マカレナは見てわかるぐらい幸せそうにしています。彼女にこんな表情をさせるのは、お腹の中の息子。中絶したいとか言っていたのはどこへやらです。出産するまでは違う棟に移れないので、まだまだ困難は続きます。それでも、新しい家族はマカレナの心を支えてくれるでしょう。
囚人たちだって、心の支えは必要なのです。その最たるものが、刑務所の外で待ってくれている家族や恋人。スレマ(ナイワ・ニムリ)を待っているのは、もちろん、ハンバル(ラモン・ラドス)ですよね。
ハンバルとの出会いは約10年前。スレマ30歳、ハンバル19歳のころです。「ヤリまくった」と言っている通り、かなり激しい恋愛だったに違いありません。
ハンバルはレオポルド(カルロス・イポリート)とロマン(ダニエル・オーティズ)を尾行し、900万ユーロを手に入れているはずが・・・まったく連絡が来ないんですよね。成功だったのか失敗だったのかもわからない中、「28歳の男が900万ユーロを手に入れたらどうする」という問いがスレマを不安にさせます。
刑務所にいる恋人のために人を殺め、自分の身も危険にさらして手に入れた多額の現金。好き放題に遊べるだけのお金を持って、あなたはどぎつい性格の四十路女の所に戻るでしょうか・・・。
当然、ハンバルがこういうことを考えているとは限りません。スレマへの愛は深いけれど、指名手配されたので一旦、身を隠しただけかもしれませんから。でも、何もわからない時はついつい悪い方向に考えてしまうのも人の常。スレマだって例外ではないのです。支えになるはずの恋人は、これから彼女を悩ませることでしょう。
そんなスレマと行動を共にしているサライ(アルバ・フローレス)は、結婚について悩んでいます。正確に言えば、親が決めた相手と結婚させられそうになって悩んでいるのですよ。エステファニア(ベルタ・バスケス)への執着を見てわかる通り、彼女はレズビアンですから。
スレマは「お前だって自由になっていいんだ」と励ましますけど、サライの場合は事情が複雑です。長老の息子と結婚しなければ、サライの家族は村から追放されてしまうのです。面会に来た両親から結婚するように迫られ、自由な恋愛と家族のどちらを取るかで悩むサライ。
これを見るに見かねたスレマは、なんとサライがレズビアンだと彼女の家族にバラしてしまいました。良かれと思ってしたことでしょうけれど、サライは家族から見捨てられ、心の支えを失ってしまったのです。
900万ユーロの行方が気になるスレマと、幸せそうなマカレナが気に食わないサライ。この2人に目を付けられている限り、マカレナの身が危険なことに変わりはありませんね。
気になる次回は
⇒ ロック・アップ第8話【頼み事はするな】
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』第7話【残酷な真実】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第8話【頼み事はするな】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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