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ラ・ラ・ランドの見どころ!あらすじやラストネタバレ【エマストーン映画】

映画『ラ・ラ・ランド』【監督:デミアン・チャゼル|原題:La La Land】(2016年)の見どころをご紹介します。

また、あらすじやラストネタバレ、登場人物をまとめました。

ラ・ラ・ランドの見どころ!【エマストーン映画】

映画『ラ・ラ・ランド』は、アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞や各国の賞にノミネートされました。そして、数々の賞を見事に受賞した、2016年度NO.1とも言える作品です。

『ラ・ラ・ランド』という言葉の意味は、ロサンゼルスや現実ではない世界を表します。

つまり、「ロサンゼルスを舞台にした、夢のようなラブストーリー」という意味合いが、込めれれているのではないでしょうか?

最初は、ちょっとダサイ?と感じたタイトルも、意味が分かると素晴らしく感じてきます。

名作映画に対する想い・オマージュ

映画『ラ・ラ・ランド』の素晴らしさは、なんといってもオリジナルシナリオであることだと思います。つまり、ブロードウェイで上演されたミュージカルの、映画化ではありません。この映画のためだけに描かれたストーリーなのです。ミュージカル映画全盛期ではない今の時代に、よく作れたものだと感心しました。

また、映画『ラ・ラ・ランド』の中には、デミアン・チャゼル監督の過去の名作映画に対する想いが詰まっています。細部まで確認しながら観ると、様々な発見にきっと驚くはずです。

色んな場面の背景に、往年の大スターたちのポスターやアートが、こっそり散りばめられています。また、往年の名作をオマージュしたシーンの多さにも、こだわりを感じます。

『ロシュフォールの恋人たち』、『雨に唄えば』、『バンド・ワゴン』、『有頂天時代』、『ウェストサイドストーリー』、『巴里のアメリカ人』、『踊るニュウ・ヨーク』、『パリの恋人』、などなど・・・数え切れないほどの名作の名シーンが、各所で使われているのです。

映画が好きな人なら、タイトルを聞いただけで、ワクワクしますね。オマージュは一歩間違うと、コピーにしか見えません。成功させるには、自分のものとして一旦、消化してから、新しいものとして再生させる力量が必要です。

つまり、オリジナルの良さや品質を損なわず、新しさを表現する難しさがあります。映画『ラ・ラ・ランド』では、それが見事に描かれていると感じました。元になる作品を知っている方は、少し懐かしさと同時に、新鮮さを感じるはずです。また、知らない方にとっては、全く新しい表現として楽しめると思います。

使われた音楽とヒット曲

使用されている音楽に関しても、一部を除きオリジナルの楽曲です。渋滞中の高速道路で踊る、冒頭シーンで使われている「Another Day of Sun/アナザー・デイ・オブ・サン」。

ミアが同居人たちと、パーティーに出かけるシーンで使われた「Someone in the Crowd/サムワン・イン・ザ・クラウド」。エピローグで、セブとミアの「もしもの世界」で使われた「Epilogue/エピローグ」。

この3つの曲は、映画『ラ・ラ・ランド』の中で最も盛り上がりを見せます。映像の面白さと曲が、とてもマッチしていて必見です。

また、忘れてはならないのが、春のパーティーシーンで使われた、80’sのヒット曲です。アーハ/a-haの 「Take on me/テイク・オン・ミー」、フロック・オブ・シーガルズ/A Flock Of Seagullsの「I Ran/アイ・ラン」、ソフト・セル/Soft Cellの「Tainted Love」。

なかなかニクイ選曲で、センスの良さを感じます。オリジナル曲以外を少し取り入れたことで、親しみやすさがアップしたと思いました。

ファッション

また、忘れてはならないのが、ファッションセンスです。50年代風を現代にアレンジした衣装には、上品さと優雅さを感じます。これは、原色を多く使いながらも、シックな色や中間色を、同時に使っているからだと思います。

例えば、ミアの原色系のドレスに対し、セブはシックな色のスーツを着ていました。多くの人物が登場するシーンでも、全員が原色系でなく、中間色の洋服を着た方もいます。

また、背景の色使いにも、かなり気を使っている様子が伺えました。つまり、色同士が喧嘩せず、上手く調和し引き立て合う効果が、キチッとなされているのです。そのため、派手すぎず嫌味のないカラフルさが、映像に溢れ出ています。

また、同時にミュージカルらしい楽しさを演出する、良い効果にもなっていると感じました。

ラ・ラ・ランドのあらすじやラストネタバレ【エマストーン映画】

映画『ラ・ラ・ランド』は、ジャズバーの再建を夢見るセブと女優としての成功を掴もうとするミアの少し切ないラブストーリーです。

内容は、冬、春、夏、秋、5年後の冬と、5部j構成に別けられています。この構成は、主人公二人の気持ちの変化を、上手く季節に例えていると感じました。

ただ、季節感を感じることが、あまり出来ないのが残念です。これは、ロサンゼルスとういう温暖な気候の地を、舞台にしていからだと思います。ハリウッドを舞台にすることに、意味があるのは分かりますが、少しもったいないですね。

プロローグ/冬

高速道路でのセブとミアの最悪の出会いと、彼らの背景が描かれています。ピアニストの仕事をクビになるセブ、そしてオーディションに落ちまくるミア。二人の苦境とも言える状況を冬として、上手くなぞらえています。

パーティー会場での偶然の再会から、惹かれあう二人の気持ちの変化を表現しています。『理由なき反抗』を観に行くことが、初めてのデートとは、映画に対するこだわりを感じました。

そして二人は、その映画の舞台となった、グリフィス天文台へと赴きます。そこでやっと、お互いの気持ちを確かめ合うことができました。意思疎通ができたシーンが春とは、粋な計らいですね。

デートを重ね、同居までこぎつけます。そして、お互いの夢のために語り合ったり、突き進もうする姿が描かれています。情熱の夏だけに、ぴっったりな設定ですね。

ところが、セブは店の開店資金を得るため、ジャズとは違ったスタイルのバンドに加入します。夢のためとは言え彼のその決断に、ミアは違和感を感じ始めます。

すれ違う二人の姿や気持ちが描かれます。セブは忙しいツアーを行いながらもミアと会う機会を作ります。しかし、些細なことから言い合いになり、最悪の雰囲気に陥りました。

その後、ミアの一人芝居の初舞台が行なわれます。しかし、その上映にセブは間に合いませんでした。また、舞台の不評も重なり落ち込んだミアは、実家へと帰ってしまいます。枯れ葉舞う秋と言いますが、まさしくその通りの心情ですね。

その後、ミアの舞台を観たキャスティング事務所から、セブの所へ電話が入りました。そのことを伝えるため、彼は急いでミアの実家へと向かいます。そこで、オーディションに行きたがらない彼女を、必死に説得するのでした。

エピローグ/5年後の冬

5年後の二人は、別々の人生を歩んでいました。ミアは女優として成功を収め、今や大女優です。

そしてある日、夫とと出かけたミアは渋滞に巻き込まれ、1軒のバーに入ります。そこはなんと、セブの経営するジャズバーでした。ミアの存在に気づいたセブは、彼女の好きだった曲を弾き始めます。

そこからは、二人の関係が上手く行っていた場合の、もしもの世界が始まります。彼らの過去から現在が、走馬灯のように繰り広げられるのです。

そして、お互いを理解するように見つめ合った二人は、また別々の生活へと戻ってゆきます。大人の恋愛の終わり方という感じで、やはり冬という季節がピッタリだと感じました。

ハッピーエンドではありませんが、清々しいラブストーリーだったと思います。サクセスストーリーとしては、二人とも夢を掴んだのです。

ラ・ラ・ランドの登場人物【エマストーン映画】

セバスチャン(セブ)・ワイルダー/Sebastian Wilder – ライアン・ゴズリング/Ryan Gosling

いつまでも夢を追いかけ、何事に対してもこだわりがあり、偏屈とも言えます。特にジャズについて語らせたら、話が尽きません。目をキラキラと輝かせる子供のように、いつまでも語り続けます。

また、洋服に対するこだわりや、センスの良さにも目を惹かれます。シックで少しクラシカルなところは、真似をしたくなりました。特にシャツの腕をまくった姿は必見です。往年のジャズ奏者を思い起こさせます。

また、気に入らないことに対しては、素直に過ぎるほど顔に出ます。好きではない音楽を演奏する時の表情には、楽しさの欠片もありません。人生に対する不器用さという感じで、共感できました。

また、彼がオープンさせたジャズバーには、驚かされました。かつてミアと考えた店名とロゴを使っていたのです。つまり、彼は5年たってもミアとの想い出を、引きずっているのです。男のほうが立ち直りが悪いと言いますが、まさにその通りですね。

しかし、諦めが悪いというより、彼のロマンティックさを感じました。誰にでも、忘れられない相手がいるはずです。きっと彼にとってはミアが、その相手だったのでしょうね。そういう相手に巡り逢えた彼が、羨ましくも感じました。

ライアン・ゴズリングは、この役を演じるために、ピアノとタップダンスのレッスンを、3か月したそうです。その甲斐もあって、彼の演奏やダンスシーンは、吹き替え無しで行いました。

たった3ヶ月で、これほどの演技が出来るものなのでしょうか?

自分なら無理だと思います。元からの才能と、努力の賜物でしょうね。彼の役者魂を感じました。また、彼は自身でバンドもやっています。歌が上手いのは、そのためですね。

ミア・ドーラン/Mia Dolan – エマ・ストーン/Emma Stone

夢を追いかけるところは、セブと似た者同士といえます。ただ、性格的には、印象が薄いと思いました。考えてみると、それが良かったのかもしれません。セブとの対比上、お互いを上手く引き立てあっていたと思います。どちらも濃い性格だと、収拾がつきませんね。

また、彼女は自身の素直な気持ちのままに、人生を過ごしてきたと言えます。恋人との食事中に店を飛び出し、セブの元へ行きました。そして、セブと別れたあとは、別の相手と結婚し子供もいます。

つまり、彼との出会いは、夢の成功のキッカケであり、同志だと割り切っています。セブのことを愛してた時の気持ちは、嘘ではありません。ただ、生涯のパートナーでは、なかっただけなのです。考えてみると、彼女のほうが現実主義ですね。

ところで、彼女の愛車はプリウスでした。

売れない女優にしては、高価過ぎる車だと思いませんか?

女優として、成功してからなら納得できます。実家が金持ちには思えないですし、少し不自然に感じました。

エマ・ストーンの歌声は、なかなかですね。彼女の少しハスキーな中高音の、虜になりました。

彼女はもともと、ミュージカルにも多数出演しています。特に『キャバレー』で主演を演じたことが、今回役に立ったそうです。歌やダンスを熟せたのは、その経験からですね。

まとめ

映画『ラ・ラ・ランド』の見どころを紹介しました。

そして、記事の後半では、あらすじやラストネタバレ、登場人物がまとめてあります。

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