海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』8話【家族の形】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介します。
前回の話はこちら
⇒ レジデント型破りな天才研修医7話【駆け落ち】
レジデント型破りな天才研修医の8話あらすじネタバレと感想とBGM【海外ドラマ】
第8話【家族の形】
「ハンターのことを全部話せ!」というコンラッドの言葉に、心を躍らされたのではないでしょうか?
自分もその気持ちで観ていました。しかし、待てど暮らせど、期待の場面はでてきません。
そのうち、あれよあれよという間に、終わってしまいました。ところが、不思議にも悪い気持ちにはなりません。
逆に、満足感のほうが上でした。それは、家族愛を扱った、心温まる内容だったからだと思います。
レジデント型破りな天才研修医の8話のあらすじネタバレ
病院の支援者を招いたパーティーのさなか、女性が助けを求めてやって来ます。
ホームレスにしか見えない彼女は、厄介者です。そのため、病院側は簡単な治療だけで追い出そうとしました。
しかし、彼女は他の病院の患者で、この病院の前に捨てられたと分かります。また、じつは大富豪の娘だったことも判明するのです。
そうなると、病院の態度は一変、彼女はVIP扱いになります。
また、統合失調症だと思っていた病状は、じつは珍しい自己免疫性疾患だと分かったのです。完治すると分かった時の、彼女と家族の様子は感動的でした。
デヴォンは、自身の両親と婚約者と共に、食事に出かけます。
しかし、彼は両親に対し、キツイ態度を取ってしまうのです。それは、彼女の家族との、身分の違いを感じていたためでした。
その後、人手不足の病院へ呼び戻された彼は、ジゴロの患者と出会います。彼はセラピストさながらの話術で、デヴォンの本心を探りました。
そして、デヴォンは両親への感謝の気持ちを、改めて気づかされるのです。
いつもとは毛色の違う展開ということもあり、新鮮さを感じました。
毎回、ドキドキハラハラの連続も良いのですが、息抜きも必要です。マンネリ化を防ぐという意味では、とても良い構成だったと思います。
レジデント型破りな天才研修医の登場人物
今回は、過去に出演したマイカが再登場しました。
コンラッド・ホーキンズ(Conrad Hawkins)/マット・ズークリー(Matt Czuchry) – シニアレジデント(後期研修医)
彼がベルを手の上で転がす様子は見ものでした。楽しんでやってるのでしょ?と言いたくなるほどです。
しかし、よく考えてみると、信頼しているからこそ、できるのではないでしょうか?
この二人は、お互いの長所も短所も知り尽くしています。コンラッドは、ベルの話術や説得力、交渉術を認めているのです。
また、ベルはコンラッドの洞察力や優秀さ、行動力を認めています。つまり、自身に欠けている部分を、相手が持っているのです。
「馬鹿と鋏は使いよう」という言葉が、当てはまるのかもしれません。常に貸し借りの状態を作り上げ、持ちつ持たれずの関係を築いているのです。
そのためでしょうか?この二人の敵対関係に、後味の悪さがありません。
息もピッタリな良いコンビにも見えてきます。煩わしさはあるものの、羨ましくも感じました。
ニッコール・ネヴィン(Nicolette Nevin)/エミリー・ヴァンキャンプ(Emily VanCamp) – 看護師
ニックとコンラッドの間に、阿吽の呼吸が復活しました。彼らの手際の良さと洞察力には、感心させられっぱなしです。
よりを戻したのかは不明ですが、良い感じですね。
どういった関係であれ、お互いの信頼の深さを感じます。羨ましい限りです。
ところで、彼女の医学の知識の豊富さは、いったいどうなってるのでしょう?
ベテランナースの域を、完全に超えています。医師顔負けの凄さと言っても、過言ではありません。
あまりに優秀過ぎて、彼女の過去が気になり始めました。
デヴォン・プラヴェシュ(Devon Pravesh)/マニシュ・ダヤル(Manish Dayal)- インターン(実習生)
彼が婚約者の家族との身分の違いを、気にしていることに驚きました。
アメリカで育ったとはいえ、人種の抱える文化の影響があるのです。カースト制が撤廃されても、心の奥底には残ったままなのでしょう。
人種や異文化問題は、日本人には馴染みが薄いものです。しかし、多種多様な人種が生活するアメリカでは、当たり前のことです。
今回やっと、このドラマのキャスティングの意味合いが、分かった気がしました。よく観てみると、多様性がありますね。
ミーナ・オカフォー(Mina Okafor)/シャウネット・レニー・ウィルソン(Shaunette Renee Wilson)- 外科研修医
彼女のことを「モデルさんかと思った」と、マイカが言ったのが良く分かります。お世辞ではなく、とにかくドレス姿が格好良すぎでした。
また、患者の持っていたバッグを見て、高級ブランドの一点物だと気づきます。
彼女はいったい何者?と思ったのは、自分だけでしょうか?
よっぽどのオシャレ好きでなければ、きっと分からないはずです。そこで、彼女が貧しい国で育ちながらも、外国で医師になったことが、ふと頭に浮かびました。
考えると矛盾していませんか?
かなりのお金がないと不可能に思えます。そこで、彼女の出身である、ナイジェリアを調べてみました。
すると、伝統的君主という形で、今も多くの王族が存在しています。かなり裕福で、権力もあるそうです。
彼女の立ち振舞いから、その一族であるという設定もありえますね。
ランドロフ・ベル(Randolph Bell)/ブルース・グリーンウッド(Bruce Greenwood)- 外科部長
彼の人柄や性格が、とても良く分かるストーリーだったと思います。
自身の役割に、自信を持って取り組む姿勢には、感心しました。お金のためというのがなければ、もっと良かったのですが・・・。
また、患者と家族が抱き合って喜ぶ場面での彼は、本来あるべき医師の姿でした。彼の優しげで嬉しそうな表情に、嘘はなかったと思います。
本当は、人間味があり優秀で、信頼のおける医師であったのでしょう。そう思うと、地位や名声が与える、影響の怖さを感じました。
とはいえ、今回の彼には、少し笑わせてもらいました。ポケットに消毒液を持ち歩き、すぐに手を消毒します。
また、ホームレスだと思っていた患者が、富豪だと分かった時の表情。パーティーの招待客の前で、ミーナに言葉の一撃を食らった時の表情などなど・・・。
どれもボケ役とまではいきませんが、完全にイジラレ役でしたね。おっさんにしては、可愛いとさえ思えたほどです。
彼に対して今まで、あまり良い印象がなかっただけに新鮮でした。
レーン・ハンター(Lane Hunter)/メリーナ・カナカレデス(Melina Kanakaredes)- 腫瘍専門医
デヴォンの両親を大金持ちだと信じ、愛想を振りまく彼女に笑ってしまいました。お金と聞くと、きっと我慢できないのでしょうね。
また、彼らが金持ちではないと知った時の取り繕い方も流石でした。彼女の性格を、良く表現できていた気がします。
元はと言えば、コンラッドがペルについた嘘から始まりました。その嘘が彼女にも伝わり、勘違いをさせただけの小さな出来事です。
しかし、違った意味で、彼女をギャフンと言わせたともいえます。少しだけですが、スッキリした気分になれました。
マイカ・スティーブンス(Micah Stevens)/パトリック・R・ウォーカー(Patrick R. Walker)- 心臓移植を受けた患者・教師
第2話で、心臓移植を受けた教師の男性が再登場しました。
ミーナに一目惚れをしたようで、彼女を強引にデートに誘います。単に術後検診のための、スポット的な登場ではなさそうです。
ひょっとして、新しいカップルの成立?なのかもしれませんね。
ただ一つ気になるのは、彼の健康状態です。検診では問題なさそうでした。
しかし、ドラマ性を考えると、嫌な予感がしてしてきます。そう何もかも上手くゆく、ハッピーエンドにはならない気がするのです。
今はただ、この予想が外れてくれることを、祈るばかりです。
イルヴィン・フェルドマン(Irving Feldman)/タッソ・フェルドマン(Tasso Feldman)- ER医師
彼の役どころは、いったい何のためでしょうか?
目立つ活躍もなければ、毒気もありません。
ひょっとして彼の役割は、普通の医師としての基準点ではないでしょうか?
つまり、彼を元にして、優秀さや悪徳さ加減を計っているのです。簡単に言えば、物差しとしての役目になります。
そう考えると、納得できる気がしました。とはいえ、彼を観ていると、なぜかホッとした気分になります。
人畜無害な医師としてのポジションを、完全に確立していますね。
こちらで、ドラマの主要キャストを紹介しています。
⇒ レジデントのキャストを画像と動画でまとめて紹介
ドラマ『レジデント型破りな天才研修医』の8話で気になった音楽(BGM)
今回は、1曲ありました。
Ritual(2016) – LUC
ポーランドの音楽プロデューサーによる曲です。エンディングシーンで使われていました。
レジデント型破りな天才研修医の8話を観終わった感想
患者を別の病院の前に捨てるという行為は、アメリカでは良くあるそうです。
これはホームレスや入院中に失業して、治療代を払えない人が対象となります。今回の患者さんも、このケースの一人でした。
しかし、彼女が裕福だと分からなければ、どうなっていたでしょう?
考えるだけで恐ろしくなります。日本では、まず考えられない話です。
患者を人間として扱わず、お金としか思っていない証拠ですね。医療のモラルや人道性とは何か・・・、強い疑問を感じました。
そろそろドッカーンとした、衝撃的展開が来る気がします。
振り返ってみると、話数ごとに強弱をつけていると気づきました。つまり、嵐の前の静けさという状態を、必ず間に挟んでいるのです。
今回、焦らされただけに、期待が大きく膨らみますね。
気になる次回は
⇒ レジデント型破りな天才研修第9話【操られる命】
まとめ
海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』8話【家族の形】のあらすじネタバレや感想がまとめてあります。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介しました。
ひきつづき、第9話【操られる命】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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