海外ドラマ『グッドドクター3 名医の条件』第1話【悲惨なデート】(原題:Disaster)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ グッドドクター2第18話(最終回)【君に花束を】
グッドドクター3第1話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
シーズン3第1話【悲惨なデート】
第3シーズンの第1話は、第2シーズンの衝撃のエンディングから少し時間が経過しています。
ショーン(フレディ・ハイモア)がバッチリとキメて花束を渡したのは、リア(ペイジ・スパーラ)でもクレア(アントニア・トーマス)でもなく、カーリー(ジャシカ・ニコル)でした。
断るつもりだけどちょっぴり期待していたリア、そして、”この失恋を乗り越えて強くなれ”と厳しい親心を見せていたグラスマン(リチャード・シフ)の盛大な空振りが、視聴者を驚かせてくれましたよね。
ショーンの独特な価値観は誰にも理解できませんが、彼にしてみれば最も合理的な相手を選んだだけ。
リアに彼氏がいるのは知っていますし、一緒にいれば傷つくのは確実です。クレアは優しいけれど、同僚で友人以上ではありません。でも、検査に打ち込むカーリーの姿や、適度に自分を放っておいてくれる距離感がショーンの好みだったのでしょう。
そんなショーンがカーリーとデートをしたとなれば、どんなデートだったのか気になるのは視聴者も医師たちも同じです。まるで、視聴者も医師の一員になったようなアングルの中、ショーンの口から出てきた言葉は「悲惨」でした。
さて、これまでと同じように、第3シーズンでも同じテーマを複数の症例で扱っていますね。今回のテーマは、”愛の形”といえるでしょう。
主な2人の患者は、どちらもがんに侵されています。老夫婦の夫は簡単な手術で乗り切ることができます。ただし、夫は認知障害を患っており、がんの告知を受けたことすら忘れてしまうのです。
結婚式を挙げたばかりの若い夫婦は、妻の方が患者です。
一旦、開腹手術を始めましたが、内臓の様子を見たメレンデス(ニコラス・ゴンザレス)は閉腹を指示します。彼女は、ほとんどの内臓にがんが浸潤しており、どうすることもできない様な状態でした。
ちなみに、若夫婦の方はショーンが提案した体外手術のシーンが有りますね。
このシーンは、結構、ショッキングなので注意してください。取り出された内臓の描写もリアルなのですが、すべての内臓を取り出された人間の姿がかなりドギツイのです。
2組の対照的な夫婦は、対照的な道を選びます。
夫を傷つけないためにがんであることを伏せ、自然に任せることにした老夫婦の妻。若夫婦の妻は何とか手術を乗り切りますが、人工肛門(ストーマ)を付けて暮らすことになりました。それでも結婚の誓いを守り、ずっと一緒にいると言う夫。
実に感動的なシーンです。
しかし、この若夫婦を遠巻きに見ているショーンがぽつりと言った言葉が、また視聴者に衝撃を与えます。
「割に合わない・・・」
冒頭にある通り、彼は合理性で物事を考えます。少し言葉を悪くすれば、ショーンは損得勘定だけで判断しているのです。
手術すれば、まだ生きられるのに、どうして、むざむざ死を見届けようとするのか。今、離婚すればダメージは最小限なのに、どうして一生、妻の排泄物の処理をしながら暮らすという選択をしたのか。
ショーンには、どちらも損な方を選んだようにしか見えません。
これまで2つのシーズンを通して、ショーンは多くのことを学んできました。この第3シーズンで彼が学ぶのは、愛なのかもしれません。
合理性も、”なぜ?”という問いかけすらも超越した感情を理解できたなら、悲惨なハプニングだって笑い話のネタになることでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ グッドドクター3第2話【傷だらけの英雄】
まとめ
海外ドラマ『グッドドクター3 名医の条件』の第1話【悲惨なデート】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第2話【傷だらけの英雄】以降も情報アップしていくので、お待ちくださいね。
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