海外ドラマ『グッドドクター3 名医の条件』第2話【傷だらけの英雄】（原題：Debts）のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ グッドドクター3第1話【悲惨なデート】
グッドドクター3第2話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン3第2話【傷だらけの英雄】
ショーン(フレディ・ハイモア)は未だにカーリー(ジャシカ・ニコル)との初デートを引きずっています。
リンゴの皮をむく様子もつまらなそうで・・・というか、ショーンとリア(ペイジ・スパーラ)は、まだ同居中なんですね。
彼氏を連れ込む女と、彼女を外に作った男がひとつ屋根の下。ショーンでなければ、たぶん、リアに出て行ってもらうか、自分が出て行くかしたでしょう。
ショーンの考え方は、相変わらずよく分かりませんね。
どれほど、自閉症について学んだとしても、おそらくショーンの考え方には付いて行けないはず。でも、ショーンから見れば、他の人々の考え方もよく分からないのです。特に対価を求めない、もしくは、あまりにも犠牲と対価のつり合いが取れない行為に関しては。
今回、対価に対して大きすぎる犠牲を払った人物が2人登場します。
1人目は、患者として運び込まれてきたジョシュ(ミク・ビスコフ)ですね。痴漢に遭っている女性を助けようとして、その痴漢にスケボーで殴られた・・・と書くと簡単ですけど、彼の顔を見たとたんに言葉を失ってしまいました。
左頬から下の肉がほとんど無くなっており、あごの骨も砕け散っているのです。皮膚も筋肉も骨も失っているのですから、これ以降は会話も食事もできなくなります。英雄的行為の対価としては、あまりにも酷い姿ですよね。
そんな彼にショーンが投げかけた質問は、「助けた女性は友達ですか？」でした。
ここまで大きな犠牲を払うのだから、当然ながら知り合いに違いない。見ず知らずの人にここまでするのは、ショーンにとって理に適わない行為なのです。
クレア(アントニア・トーマス)はジョシュの行動を褒めますけど、アンドリュース(ヒル・ハーパー)は少々あきれた様子。
彼に言わせれば自分勝手な正義ですし、命を懸けてまで助けるのは家族だけ。英雄という言葉は賛辞ですが、英雄「的」な行動と言えば大抵の場合は皮肉がこもっています。
では、ジョシュは英雄的行為で大怪我をした愚か者なのか。もしかしたら、恩人として何か見返りを期待したのか。その答えは、ジョシュが女性を助けた理由を聞けば分かります。
その理由とは、ズバリ「分からない」です。
犠牲を払った2人目の人物はアンドリュースですね。
第2シーズンで解雇されそうになったショーンを助けるため、彼は当時の外科部長をクビにしました。これすなわち、自分の人事が間違っていたと認めたことに他なりません。就任早々、混乱をきたした責任を問われ、アンドリュースは病院を去ることになったのです。
アンドリュースいわく、初めのうちはショーンを恨んでいたようですね。
苦労して掴んだ院長の地位を棒に振った自分の馬鹿さ加減には、怒りを覚えたことでしょう。どうして、そこまでしてショーンを助けたのかと。
結局、アンドリュース自身にもその理由は分かりません。顔の一部を失った男も、地位を失った男も、そうまでして誰かを助けた理由が分からないのです。
ショーンから見れば、やはり割に合わない行為でしょう。でも、われわれ日本人ならば次の一文で事足りるはず。
【義を見てせざるは勇無きなり】
彼らはヒーローでは無いかもしれませんけれど、武士(もののふ)であることは間違いありません。
「分からない」という言葉が大量に出てきた今回。やはり、ショーンに義の心は分からないのでしょうか。
そんなショーンはジョシュを救える可能性を探すため、夜を徹して2万通り以上の組み合わせをシミュレートしています。さらに、指導医のアンドリュースを夜中に叩き起こしています。
この時の、本気で迷惑そうなアンドリュースの顔を見てください。後で査定に響きそうですよね。
なぜ、そんな事をしたのかショーンに聞くことができれば、たぶん、もっともらしい理由を語るでしょう。しかし、どうして、そこまで一生懸命になれるのかと聞けば、やはり彼だって「分からない」と答えるのではないでしょうか。
気になる次回はこちら
⇒ グッドドクター3第3話【母と娘】
まとめ
海外ドラマ『グッドドクター3 名医の条件』の第2話【傷だらけの英雄】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第3話【母と娘】以降も情報アップしていくので、お待ちくださいね。
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