海外ドラマ『ライアー 交錯する証言（Liar）』第5話【闘志】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ライアー交錯する証言第4話【憶測】
ライアー交錯する証言第5話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第5話【闘志】
今のローラ(ジョアンヌ・フロガット)に、アンドリュー(ヨアン・グリフィズ)に対する攻撃の手を緩めるつもりはありません。
と言っても、すでに合法的な手段も違法すれすれの手段も失敗してしまいました。とすれば残っているのは完全に違法な手段になります。
トム(ウォーレン・ブラウン)に買わせたGHBをアンドリューのロッカーに仕込んで、やっぱり薬を使ってレイプしていたと騒ぎ立てる計画なのです。
こんな手を使っても、警察がまともに捜査すればローラの関与はすぐにバレてしまうでしょう。けれども、今のローラは、そんなところまで気を回すことができません。とにかく、アンドリューに復讐したいという一心で行動しているのですから。
警察を停職になったトムは捨て鉢になっており、とことんローラの計画に協力するつもりです。ところが、打ち合わせを済ませて帰ろうとするローラが1本の傘を見つけたことにより、事態が狂い始めます。
トムは慌ててケイティ(ゾーイ・タッパー)に電話をしますが、残念ながら口裏を合わせることはできませんでした。
ローラがケイティに詰め寄るシーンは、音の演出が良くできていますよね。「本当のことを言ってよ」とケイティに言った後、それまで聞こえていた周囲の雑音がすうっと消えるのです。
これは、ケイティが観念した瞬間。
まったくの無音を挟むことにより、ケイティのセリフに意識が集中します。そして、出てきた一言は、「終わったのよ」でした。
妹の彼氏を寝取った人妻のセリフとしては、最悪の部類に入るでしょうね。しかも、ここに「どうでもいいでしょ」が続くのです。2人に裏切られたローラが上げる絶望の叫びは、BGMにかき消されて、まったく聞こえません。
孤立無援となってしまったローラの怒りは、すべてアンドリューへと向けられることになりました。この後、彼女がすることは、完全に犯罪行為です。
録画か、配信で見ている方は、ローラがアンドリューに何をしたのか分かった後で、”酔っぱらって絡むシーン”を見直してみてください。
グラスを奪い取った後の動きに注目です。こういう場面は、たいていの場合、後で種明かしのように再現されるのですが、今回はサラッと流していますね。
白からグレーへ、そして、グレーから黒へ。ローラの行為は、もう歯止めが効きませんけれど、これはアンドリューに関しても同様です。
実家に持ってきた荷物の中身は、透明な液体が入った小瓶と、少なくとも10枚以上のメモリーカード。そして、小型のビデオカメラで何かを再生して息を荒げています。
黒に近いグレーどころか、こいつは完全に真っ黒ですね。
ただし、証拠が見つからないと断言できる理由が気になります。最終回でアンドリューに正義の鉄槌が下るのか、それとも、まだ驚きのどんでん返しが隠されているのか。
この結末、決して見逃すわけにはいきません。
気になる次回はこちら
⇒ ライアー交錯する証言第6話(最終回)【後悔】
まとめ
海外ドラマ『ライアー 交錯する証言』第5話【闘志】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第6話(最終回)【後悔】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
