ジェニファー・ロペス主演海外ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』シーズン2第3話【切り札の価値】のネタバレ感想とあらすじをまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ シェイズオブブルー ブルックリン警察シーズン2第2話【ハリケーンの目】
シェイズオブブルー ブルックリン警察シーズン2第3話ネタバレ感想とあらすじ【海外ドラマ】
第3話【切り札の価値】
ハーリー(ジェニファー・ロペス)の娘クリスティーナ(サラ・ジェフェリー)は、微妙な年頃です。思春期というのはただでさえ不安定なのに家庭は崩壊しており、父親とは全く連絡が取れない状態になっています。
ミゲルは、この世の人ではありませんから、もちろん連絡なんてつくはずがないのですけど、クリスティーナはそんなこと知りませんからね。
出来れば、このまま真直ぐ育って欲しいと思っていた矢先、いとこにそそのかされてビールを万引きしてしまいました。この万引きシーン、いとこだけ、すぐ逃げられるポジションを取ってるんですよね。
盗みに慣れていないクリスティーナがヘマをしても、自分だけは守るつもりだったのでしょう。母親が刑事だったおかげで逮捕まではされませんでしたが、唯一、犯罪者じゃなかった彼女に小さな汚点が付いたのは気になります。
行動経済学で有名なダン・アリエリー氏によれば、小さな悪事をしてしまうと、その後、不正行為をしがちになるんだそうです。なぜなら、ほんの小さな不正でも、それをした自分は”どうでもいい人間”だと思ってしまうとのことです。
「ずる」という本では、偽物のブランド品を身につけるだけで不正に手を染めやすくなると言う実験が紹介されていました。ちなみに、その時使っていたブランド品は本物で、それを「偽物だ」と言って身につけさせただけなのですけど。
賄賂、横領から殺人に至るまであらゆる悪事がはびこるドラマですから、万引き程度は可愛く見えてしまいます。しかし、軽い罪だからこそ、犯罪の入り口にはもってこいなんですよ。
出来ればこれ以上のことに手を染めて欲しくないですから、ハーリーが親としての手腕を存分にふるってくれることを期待します。
悪い大人たちの話に変わりますが、悪人は悪人なりに傷を負い、時には思い出にも浸るのです。
ウォズ(レイ・リオッタ)は妻が出て行ったことで大きなダメージを受け、朝っぱらから酒におぼれています。いかに悪人とは言え、妻への愛は本物と言うことですか。
そんな父親を見た息子は、少年野球の思い出を語ります。ウォズが息子を試合に出すために取った手段は強迫なんですが、それでもネイト(キャメロン・スコギンズ)にとっては父親との大切な思い出なんですね。
あらゆる面で荒み切ったこのドラマの中、一服の清涼剤となった良いシーンだと思います。
リンクレーター(スティーヴン・ラング)との接触を待つ間、トゥフォ(ハンプトン・フルーカー)がハーリーに思い出を語るシーンも中々です。
ウォズとネイトの思い出よりも遥かにひどい状況にもかかわらず、やっぱり弟にとっては兄との大切な思い出になっています。まあ、思い出を語っている間、狙撃用のスコープに捉えられているんですけどね。
さて、ハーリーとウォズとスタールが演じるのは、悪の三角関係みたいなものです。特にウォズとスタールの仲はどうしようもないほど険悪で、お互いをつぶそうと切り札を出し合います。
ところが、スタールは相手の切り札を破り捨てると言う手段に訴えました。ウォズとスタールは、どちらかが死ぬまで、こんなことを続けるつもりなのでしょうか。
負けそうになったらテーブルをひっくり返す様な連中相手では、間に入ってしまったハーリーが苦労するのは明らかです。
気になる次回は
⇒ シェイズオブブルー ブルックリン警察シーズン2第4話【パパのお気に入り】
まとめ
ジェニファー・ロペス主演海外ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』シーズン2第3話【切り札の価値】のネタバレ感想とあらすじをまとめました。
ひきつづき、第4話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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