映画『マローダーズ 襲撃者』【監督:スティーヴン・C・ミラー|原題:Marauders】(2016年)の動画フルを無料視聴する安全な方法をご紹介します。
また、記事の後半では、ネタバレ感想と評価をまとめました。
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マローダーズ 襲撃者のネタバレ感想と評価【映画】
映画『マローダーズ 襲撃者』は、連続銀行強盗の発生をきっかけとして、銀行頭取ジェフリー・ヒューバート(ブルース・ウィリス)による軍や政界をも巻き込んだ巨悪が暴かれていく物語です。
事件の捜査過程で、何らかの証拠をきっかけとして、政治家などの大物が事件に関与していることが次々に明らかになるというストーリーは、この手のサスペンス作品ではありふれたものとなっています。
映画『マローダーズ 襲撃者』は、捜査過程で新事実が発見され、それが巨悪の解明に結びついていくという基本線は従来通りです。しかし、ここに警察とFBIの対立、FBI捜査官や事件を担当する刑事のプライヴェートな領域における問題が絡み合ってきます。
さらに、現在進行形の連続銀行強盗事件のきっかけが、過去の誘拐事件と軍の特殊作戦に端を発していることなど、多様な要素が盛り込まれているのです。これにより、連続銀行強盗事件を、武装集団と捜査陣の対立といった構図のみならず、複雑なバックグラウンドを持った人間が関わる泥臭い人間ドラマにしています。
作中では2人のFBI捜査官と1人の刑事のキャラクターを描くことに多くの時間が割かれていました。1人はFBIの事件の捜査責任者ジョナサン・モンゴメリ(クリストファー・メローニ)です。過去に自身が関わった麻薬捜査が原因で妻を麻薬王に惨殺されたという苦い経験を持っています。
そのことがきっかけで巨悪に対してはどこまでも厳しく、また、巨悪に対する法の力に対して懐疑的な一面も持っていました。また、妻を亡くした喪失感に耐えきれず、時に自殺衝動を起こすもろさも持ち合わせているのです。
もう1人のFBI捜査官ウェルズ(エイドリアン・グレニアー)は、元軍の特殊部隊に所属していた新人の捜査官です。新人であるにも関わらず、事件をめぐって敵対するFBIと警察の間の連絡役を上手くこなすなど、捜査官として高い能力を発揮します。他方で事件に関して何かを知っており、事件のキーマンになる気配を感じさせるのです。
刑事ミムス(ジョナサン・シェック)は、事件の捜査の主導権をめぐってFBI、とりわけモンゴメリと激しく対立します。ミムス自身は、犯罪現場の金を横領するなどの汚職警官です。しかし、一方で末期ガンの妻を持ち、その妻との会話をきっかけに汚職警官であることに対して倫理観の葛藤を抱えて事件捜査に臨んでいました。
これら3人のキャラクターのうち、最も理解しやすいのはモンゴメリです。妻を殺害された経験も、正義感を強める要因として機能しており、裏表なく理解できます。
他方でウェルズとミムスは難解な人物です。連続銀行強盗事件の黒幕は実はウェルズだったのですが、かつて所属していた軍において理不尽な作戦に参加させられたことに対する復讐の意味が込められていました。
かつての軍による犯罪行為を糾弾するという点で、彼の中では正義を追求する意識が強いのですが、それが銀行強盗に結びつくところに彼のひねくれた倫理観を見ることができます。
また、ミムスは日々衰えていく妻に対してはどこまでも優しいですし、時に妻を失うかもしれないという重圧に押しつぶされそうになる人間臭さを持っているのです。こうした人間に対しては、汚職警官でありながらもどこか応援したくなる気分にさせられます。
最終的には警官としての正義感を復活させたまでは良かったのですが、ウェルズの陰謀を阻止する土壇場で彼に殺されてしまうのです。モンゴメリのような正義で満たされている人間とウェルズやミムスのような悪と正義が内部に混在する人間が事件の捜査過程で交錯します。
このことは、映画『マローダーズ 襲撃者』を勧善懲悪の見方で捕らえることを難しくし、結果として物語を興味深いものにしています。
登場人物のキャラクターをより際立たせることにより、物語に厚みが持たされたのはいいのですが、その他にも過去の事件、銀行強盗団の思惑など、余りに多くの要素が物語に盛り込まれています。
これらの要素は、物語をただの謎解きで終わらせない効果をもたらしたのはよいのですが、盛り込みすぎの印象も受けました。
たとえば、ウェルズのゆがんだ倫理観についても、なぜ銀行強盗が彼にとっての正義になったのかといった問題などについては、最後までわからず、中途半端に終わってしまったのです。
洗練されたガン・アクションも含めて大変面白かった作品だけに、もう少しシンプルな物語にする、あるいは、もっと長い時間の作品にすればよかったのではないかと考えてしまいます。
まとめ
映画『マローダーズ 襲撃者』の動画フルを無料視聴する安全な方法を紹介しました。
そして、記事の後半では、ネタバレ感想と評価がまとめてあります。