海外ドラマ『BOSCH/ボッシュ』シーズン1第6話【過ぎ去りし日々】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
また、記事の後半では、動画を無料視聴する安全な方法をご紹介します。
前回の話はこちら
⇒ 『ボッシュ』シーズン1第5話【ママ】
ドラマ『ボッシュ』シーズン1第6話のあらすじネタバレと感想
第6話【過ぎ去りし日々】
連続殺人犯ウェイツ（ジェイソン・ゲドリック）による殺人は立て続けに起こるようになり、また、ボッシュ（タイタス・ウェリヴァー）へ頻繁に電話をかけてくるようになります。
元FBIのプロファイラーであるボッシュの元妻エレノア（サラ・クラーク）は、ウェイツによる犯罪が最終局面に入ったと分析しました。
そのことからわかるように、ウェイツは殺人への衝動が抑えきれなくなってきています。
電話でのウェイツとの会話では、ボッシュの考える独特な正義のあり方が語られました。
ウェイツからの電話に、ボッシュは、まず自首するよう勧めます。
自首を勧めるのは、よくある話ですが、ここからボッシュ独自の考えが明かされるのでした。
ボッシュは、自首がイヤなら自殺をしろ、あるいは、もし警察に追い込まれたら決して投降せず、銃に手を伸ばせと言います。
そうすれば、警察がウェイツを射殺することができるからです。
敏腕刑事として知られるボッシュですが、このことは決して彼自身が法や手続きに重きを置く警官であることを意味しているわけではないでしょう。
母親を殺害した犯人が未だ逮捕されていないなど、法の無力を見てきたボッシュの生き様が、彼の内部にこうした独自の観念を形作ったのだといえます。
また、少年を殺害した疑いで逮捕された父親に対する尋問からは、ボッシュの別の側面を窺い知ることができました。
父親は少年の姉をレイプし続けており、そのストレスが原因で娘が弟を虐待していたことを知っています。
少年が失踪した際、娘が少年を殺したのではないかと考えるようになりました。
そのため、父親は娘をかばうために殺人を自供したのです。
いわば娘をレイプしたことに対する罪滅ぼしのための自供とみることができますが、ボッシュはこれを許しません。
あくまで娘の虐待で父を罰しようとし、娘に対してレイプで父親を告発するよう説得します。
投獄されるのであれば殺人でもレイプでも構わない、あるいは捜査の手間等を考えて父を殺人罪で起訴し、事件を終結させるという選択肢も当然考えられるのですが、ボッシュはそうした考えには与しません。
あくまで娘に対するレイプの罪でなければならないのです。
そこには少年の殺人事件を誤った形で終息させたくないという熱意と、家庭を崩壊させた張本人である父親を性犯罪者という卑劣な人間というレッテルを貼って、罰したいという欲望が交錯しているように見えました。
さらに今回は、ボッシュがラスヴェガスに住む元妻エレノアと娘マディ（マディソン・リンツ）のもとを訪ねることにより、彼のプライヴェートな面も描かれます。
エレノアはFBIを退職後、プロのポーカー・プレイヤーとして生計を立てているんです。
再婚相手とはうまくいっており、マディも再婚相手になついています。
エレノアは再婚により仲睦まじい家庭を築いていました。
そうした平和で仲睦まじい家庭にボッシュは3年ぶりにマディに会いに訪れます。
再会の場面では、表面的にはわだかまりもなく自然な再会を果たしたように見えますが、ボッシュの側でどこか疎外感を感じているようです。
そうしたボッシュの感情が見え隠れするのが、エレノア家族と食事をともにするシーンでした。
エレノア家族は友人と開く予定のパーティーについて話をしています。
ところが、当然のことながらボッシュはその会話についていくことができず、いたたまれなくなってしまうのでした。
そして、仕事を口実にボッシュはロスに帰ってしまうのです。
数日以内の再会を約束しボッシュはその場を離れます。
しかしながら、やはりボッシュのような人間にとって、かつての家族が自分のあずかり知らぬ世界にいるという現実は受け入れられないものだったと思います。
久しぶりの再会を果たし、今後かつての家族との距離感を縮めていくことができるのかどうかというのも次回以降の見所になっていくように感じました。
気になる次回は
⇒ 『ボッシュ』シーズン1第7話【失われた子供たち】
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まとめ
海外ドラマ『BOSCH/ボッシュ』シーズン1第6話【過ぎ去りし日々】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
また、記事の後半では、第6話の動画を無料視聴する安全な方法をご紹介しました。
気になる第7話【失われた子供たち】以降も情報アップしていくので、お楽しみにしてください。
