海外ドラマ『ベイツモーテル 最終章』シーズン5第7話【一心同体】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
記事の後半では、ドラマのネットでの評価や反応をご紹介しました。
前回の話はこちら
⇒ ベイツモーテルシーズン5第6話【マリオン】
ベイツモーテルシーズン5第7話のあらすじネタバレと感想【ドラマ】
最終章第7話【一心同体】
やはりノーマ(ヴェラ・ファーミガ)が負っている最も大きな役割は、ノーマン(フレディ・ハイモア)が受けたショックを和らげることでした。初めて”ノーマンとして”殺人を犯した彼を慰めたり、叱咤したりしています。
と言っても死体の始末では、いかにも清掃係と言う衣装で登場するので、少し面白さも有るシーンですよね。
湖に集まった警察を見てノーマンが吐くシーンでは、”だらしないわね”と言いたげな顔を見せ、「長い夜になる」と一言。これ、はたから見ればノーマンが全部ひとりごとを言っているはずなんです。
バスルームを掃除するときも一人。
サムの死体を井戸に捨てる時も一人。
一人なんだと考えたら奇妙なシーンの筆頭は、ノーマが「怪しい物はすべて運び出す」と言っているシーンですよね。ベイツ邸で最も怪しい物はノーマですが、これをノーマは「彼女」と言ってるんですよ。
ノーマンはママが生きているという妄想を拠り所にしていますから、ママの死体があったらつじつまが合いません。あれは別人でなければいけないので、妄想の中のノーマは”彼女”と言わざるを得ないのです。
そして、彼女の死体を森に隠すシーンでは、またまたヴェラ・ファーミガが見事な死にっぷりを見せています。
車椅子はあからさまに人形と分かりますけど、ノーマを埋めるシーンは本当に人間かどうか迷ってしまいますよね。人形ならば凄まじいレベルの精巧さですし、人間ならば物凄い演技です。
ノーマから一旦離れますと、やはり嘘が下手なノーマンに行きつきます。
タイヤ痕に関する言い訳はメチャクチャで、すぐに矛盾点を突かれていますね。グリーン保安官(ブルック・スミス)は、間違いなくノーマンの関与を疑っており、今は証拠が固まるのを待っている段階でしょうか。
そして、クライマックスはディラン(マックス・シエリオット)の訪問に尽きるでしょう。死を暗示するような枯れた花と共にあるのは、写真、置きっぱなしのタバコ、そして女物の靴。
母の死をどうして隠していたのかと問い詰められ、ノーマンのストレスは最高潮に達します。そして、ディランの目の前でノーマの人格が出てしまいました。
この時のディランの表情が良いですね。固まっているという表現がここまで相応しい表情は、中々ないでしょう。
ここでのポイントは、ノーマンが宿すノーマの人格は”ノーマンのためだけのママ”であること。ノーマ・ルイーズ・ベイツは確かに少しおかしな人でしたが、息子をあんな風に殴りつけたりはしません。ましてや包丁で殺そうとするなど有り得ないのです。
想像上の親子喧嘩と、ディランが見ているひとり芝居。弟が住んでいる世界を目の当たりにして、ディランは言葉の一つすら発することが出来ませんでした。
さて、今回、判明した驚愕の事実があります。エドワーズ医師は1年前から行方不明だそうです。もちろん、犠牲者の一人になっているのでしょうけど、第5話のヴィレッジで会ったエドワーズは何だったんでしょうか。
ノーマンが見る幻覚は、基本的に自分の中の別人格だけです。とすれば、第3の人格が生まれていたのかもしれません。
一応、善人キャラのノーマン。
ノーマンの汚れ仕事とストレスを一切合切引き受けるノーマ。
そして、その二人を離れた距離から見て分析するエドワーズと言った感じですかね。
タイトルは「一心同体」ですけど、実際は二心か三心が一つの身体を使っています。はたして、このまま上手くバランスを保ち続けることが出来るのでしょうか。
気になる次回は
⇒ ベイツモーテルシーズン5第8話【囚われた心】
ベイツモーテルシーズン5第7話のネットでの評価や反応は?【ドラマ】
https://twitter.com/h_nonomiya/status/1071431146527838209
まとめ
海外ドラマ『ベイツモーテル』シーズン5第7話【一心同体】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
記事の後半では、ネットでの評価や反応を紹介しています。
ひきつづき、シーズン5第8話【囚われた心】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。