スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)シーズン2第2話【牝馬】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ロック・アップシーズン2第1話【サルに銃を与える】
ロック・アップ2第2話のあらすじとネタバレ感想【スペインドラマ】
シーズン2第2話【牝馬】
前回、サンドバル(ラミロ・ブラス)の策略によって警備部長に就任したバルブエナ(ハリス・ベセラ)。今回は、サンドバルの見立てが、どれぐらい正しかったのかを確認できるエピソードですね。
クルス・デル・スール刑務所のルールは一変しており、これまで許されていた自由な行動はほとんどできなくなっています。それでも、エステファニア(ベルタ・バスケス)は突っかかるのですけど、バルブエナはスタンガンを使って早速の示威行動。「サルに銃を与える」とは、本当に上手いことを言ったものです。
ボスザルに憧れてはいますけど、バルブエナはボスザルの器ではありません。女囚たちはここら辺を敏感に感じ取っていますよね。なぜなら、刑務所の中では「相手がヒエラルキーのどこら辺に位置するのか」を素早く見抜くことが必要だからです。ここで間違うと、下手すれば命にかかわりますから。
バルブエナの小ささが出てしまったのが、監視役の女囚を集めて自分に対する意見を言わせるシーンでしょう。
「粗〇ン」というとんでもないあだ名で呼ばれていて、覚せい剤の使用がバレており、囚人の裸を見るためにシャワールームに行っていることも感づかれています。どんどん盛り上がっていく女囚たちに、マジギレするバルブエナ。
彼はここで、ある程度の器を見せつけることもできたんですよ。でも、「劣等感」という一言が図星だったのでしょう。「笑って許せ」とは言いませんけれど、怒り方が全然ダメですよね。
結局、器が小さい上に面倒な奴になってしまいました。「舞台が役者を作る」とは言いますが、これは役者としての素養があってこその話です。サルは役者じゃありませんからね。
そして、バルブエナはエステファニアに執拗な嫌がらせを続けます。この嫌がらせはチンケという表現がぴったりだったのですけど、タガを外してしまったのがミランダ所長(クリスティーナ・プラサス)の「責任が重すぎると思うなら、今ここで言って」という言葉でした。
これが彼の劣等感に火をつけてしまったんですね。そして、その後の「何をしても不問とする」の一言にバルブエナが食いつかないはずもありません。エステファニアをジムに呼び出し、何度もスタンガンを食らわせながら服を脱がせます。彼女をを四つん這いにしてから、ズボンのベルトを外すバルブエナ。そして・・・。
さすが、定規でマカレナの尻を叩いていたサンドバルが選んだ男です。類は友を呼ぶと言うべきか、変態が同類を嗅ぎ付けたと言うべきか。彼らは嗜好としては似ていますけど、サンドバルが優越感を高めるためで、バルブエナが劣等感を払拭するためというのが好対照になっています。
元軍人の看守長も登場して、ますますヤバい雰囲気になってきたクルス・デル・スール。マカレナたちは、こんな状況を招いた元凶として戻ったのです。気を抜いたら、第1シーズンのリンチどころでは済まないでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ ロック・アップ2第3話【スウィートホーム】
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン2第2話【牝馬】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第3話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
こちらに動画に関してまとめてあります。
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