SF

サルベーション2第13話(最終回)ネタバレ感想|ラスト結末に唖然【海外ドラマ】

海外ドラマ『サルベーション 地球の終焉』シーズン2第13話(最終回)【科学者はハチドリの夢を見る】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。

前回までは、こちら
サルベーション2第12話【プランC】

サルベーション2第13話(最終回)のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】

シーズン2第13話【科学者はハチドリの夢を見る】

サムソンの衝突を防ぐため、ダリウスが新しい案を発表するのですけど、誰一人として取り合わなくなっています。レールガンの弾が外れるのは計算が間違っていたからに他なりませんので、もはや彼の言葉は説得力がないのです。

彼は何かの要素を見逃しており、そのカギを握るのはハチドリ。リアム、グレース、ハリス、ジリアン・・・全員が彼に背を向けたところで、これがダリウスの見ている幻覚だと判明しています。

壁に向かってぶつぶつ言いながら、空中に数式を書き続けるダリウス。サンティアゴ・カブレラの迫真の演技が、実に見事なシーンですよね。もちろん、拷問も受けたのでしょうけど、幻覚は薬物の影響が大きいでしょう。

救出された直後にダリウスは発作を起こして意識を失い、目覚めた時には彼の手を握るグレースの姿がありました。当然、次の手を打とうとするのですが、グレースの一言が全ての終わりを物語っています。

「もう手遅れなの。箱舟はもう飛んだ」

ダリウスは44日も意識を失っており、サムソンの衝突まで後3日しか無くなっていたのです。とまあ、この強引な時間の使い方からお解りでしょう。おそらく、製作途中で打ち切りが決定したんですね。

ドラマ『サルベーション ―地球の終焉―』は、小惑星の衝突という、一見使い古されたテーマを取り扱ったドラマシリーズでした。

しかし、単なる災害ドラマでもパニック物でもなく、科学に基づいたサイエンスフィクションを作ろうとした姿勢は、SFファンにも評価されたはず。小惑星などの軌道を変えるため現実に検討されている案とオカルトじみたEMドライブを絡めることで、小難しいだけじゃない空想科学ドラマになっていました。

魅力的なキャラクターが揃っていたのも特徴です。

地球滅亡の危機に気付き、プロジェクトの中心を担っているのに、悩みは恋愛ばかりのリアム・コール(チャーリー・ロウ)。

単なる天才肌の金持ちかと思いきや、意外なほどの熱血ぶりを見せつけたダリウス・タンズ(サンティアゴ・カブレラ)。

売れない小説家から大統領の秘書へと転身を遂げ、リアムを悩ませることによって危うく地球を滅ぼしかけた魔性の女ジリアン・ヘイズ(ジャクリーン・バイアーズ)。

国防総省に勤める割に、核物質移送のコードを盗まれたり、テロリストを寝室に招いたりと、実はリアム並みに女に弱かったハリス・エドワーズ(イアン・アンソニー・デイル)。

単に秘密を知ってしまった報道官かと見せかけて、送り込まれた殺し屋を逆に始末してしまうほどのスキルを持っていたグレース・バロウズ(ジェニファー・フィニガン)。

5人が中心となって生み出される人間模様も、くっついたり離れたりで飽きることなく見られましたよね。それだけに、この投げ出したような最後は何とかできなかったのでしょうか。

打ち切りドラマはいくつも見ましたけど、その中でも呆気にとられた物がいくつかあります。第1シーズン最終話のクリフハンガーで突如、終わったクリミナルマインドのレッドセルや、広げた風呂敷を畳めずに打ち切られたZOO ―暴走地区― 等ですね。

そして、『サルベーション』は、「これまでの努力と犠牲は別に必要ありませんでした」系の脱力エンドになってしまいました。どうせだったら、Q-17とその取り巻きを乗せたまま、サルベーションを遠隔操作で小惑星にぶつけて終わって欲しかったぐらいです。

サイエンスフィクションからファンタジーに鞍替えするつもりだったのかもしれません。けれども、穿った考え方をすると、突然の路線変更は脚本家のささやかな抵抗にも見えますね。

かなり面白いドラマだったのに、最後の最後で「酷い打ち切り方のドラマ」として印象に残ることになってしまったのが、本当に残念でなりません。

まとめ

海外ドラマ『サルベーション 地球の終焉』シーズン2の第13話(最終回)【科学者はハチドリの夢を見る】のあらすじネタバレと感想をまとめました。

打ち切りが決まっているので、残念ですが『サルベーション』シーズン3はありません。