スティーヴン・キング原作ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第2話【第三の男】(原題:Madness)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ミスターメルセデス3第1話【ジョン・ロススティーン殺人事件】
ミスターメルセデス3第2話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン3第2話【第三の男】
ジョン・ロススティーンを殺した後、モリス(ガブリエル・エバート)は現場で偽装工作をしていましたよね。死んだカールに罪を着せるため拳銃を一発撃ち、彼の手に硝煙反応を残しています。
でも、そんな偽装工作はビル(ブレンダン・グリーソン)に一瞬で見抜かれてしまいます。修羅場をくぐり、数々の現場を目にしてきた元刑事なんですから当然の事。
前回、殺した修理屋に関しても、偽装工作は素人丸出し。車に残った血の量から他の場所で殺したことも分かりますし、射入口を目立たなくするため顔を傷つけ、ドリルで頭を掘って弾丸を取り出したこともすぐにバレています。
その場限りのごまかしで何とかなると思っているから勤め先をクビになり、就職フェアに並ぶ羽目になったのでしょう。こうみると、恐ろしく間抜けな男じゃないですか。
モリスの間抜けさを、さらに浮き立たせるのが警察関係者や探偵じゃなくても彼がロススティーンを殺したと見抜いている事。「あんたでしょ」「あなたよね」と2度も指摘され、その都度、認めるしかないモリス。
仕事は上手く行かず、ヤケクソで強盗に入ってみれば予定外の死人がどんどん増え、盗んだ金と原稿は誰かに盗まれてしまい、犯人が自分だと気づいている人間が少なくとも2人いる・・・。
何だか、少し可哀想になってきました。彼がお金と原稿を無事に取り戻せるとは思えませんし。
そう遠くない未来、ファインダーズ・キーパーズもモリスを見つけ出すでしょう。「長年刑事やってたけどなぁ、お前みたいなアホはいなかったぞ」とかブツブツ愚痴るビルの姿が目に浮かびます。
ただし、ビルはアイダ(ホランド・テイラー)とジミー・ゴールドクイズを出しあえるほどのロススティーンファンですから、実際に捕まえる時にはもう少し手厳しいコメントになるかもしれませんけれど。
ビルが関わっている案件がもう一つ。というか、宣誓供述書のせいで関わらざるを得なくなってしまったというべきでしょうか。それがルー(ブリーダ・ウール)の裁判ですね。
意識不明の青年が他人の意識を乗っ取って人を殺していたなんて、まともな判事が取り合うはずがありません。
有名な事件ですけど、レインズ判事(グリン・ターマン)としては出来るだけ早く検察側と弁護側に取引してもらい、何年か刑務所に入ってケリを付けて欲しいというのが本音でしょう。しかし、どうやら裁判に突入しそうな雰囲気です。
そこで、レインズはとんでもない判断を下してくれました。
ルーの精神状態は普通じゃないと言い切り、精神の治療施設に放り込んで裁判を延期することにしたのです。その期間は1か月から1年間。この判決(?)を言い渡すシーンは、「おれは関わりたくないんだよ」という雰囲気が滲み出ていますね。
現実にこんな判事がいたら、とんでもないスキャンダルになるでしょう。
ホリー(ジャスティン・ルーペ)によれば、治療施設は刑務所以下の場所。厄介な人間をこの世から切り離すための施設であって、治療のための施設じゃないんだそうです。判事の狙いは、この施設からルーを出さないことかもしれません。
罪には問わないので世論の批判は避けられますし、大量殺人鬼に取りつかれたイカレ女に関わらずに済みますから。
施設に着いて拘束を解かれ、白い部屋を眺めまわすルー。悲鳴を上げた彼女の目線の先には、誰かが立っています。まさか、私たちは、またアイツの姿を見ることになるのでしょうか。
気になる次回はこちら
⇒ ミスターメルセデス3第3話【過ぎた愛】
まとめ
海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第2話【第三の男】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第3話【過ぎた愛】も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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