スティーヴン・キング原作ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第5話【亡者の助言】(原題:Great Balls of Fire)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ミスターメルセデス3第4話【法廷闘争】
ミスターメルセデス3第5話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
シーズン3第5話【亡者の助言】
ルー(ブリーダ・ウール)の裁判が始まったので、法廷のシーンが増えてきました。今回も法廷ドラマのように始まりましたが、検察側が召喚した証人の名はカーミット・ウィリアム・ホッジス・・・ビル・ホッジス(ブレンダン・グリーソン)です。
この不意打ちのせいで、またしても裁判は中断。レインズ判事(グリン・ターマン)が取引を持ち掛けたのは、この裁判は収拾がつかないと分かっていたからでしょう。
“凶悪犯を殺すのは正義か悪か”なんて、そうそう簡単に結論が出るはずありませんから。何もかもすんなり進まないので、判事は頭が痛いはず。
殺された凶悪犯ブレイディは、今回、1度も姿を見せません。その代わりと言っては何ですが、殺された小説家ロススティーン(ブルース・ダーン)が何度か登場しています。彼の幻覚はビルに話しかけ、ビルの悩みについて語ります。
これはビルの自問自答であり、ロススティーンはもういないと分かっているのですが、ビルはこの口の悪い幻覚を嫌がったり恐れたりしていません。
ロススティーンの作品は相当、愛されているようで、彼を殺したモリス(ガブリエル・エバート)ですら原稿を警察が発見してくれないかと願っています。
思い出してみると、ロススティーンを殺した時は本気で後悔しているように見えましたし、修理屋の所に行った時は「金はやるからノートを返せ」と言っていました。当初の目的が強盗だったとしても、新作の原稿があると知ってしまったモリス。
彼にとって、ロススティーンの新作に比べたらお金なんてどうでも良いのです。
ロススティーンファンの彼が願うのはただ一つ、彼の新作が読みたいという事。誰が原稿を持ち去ったにしても、とにかく新作が公開されてくれれば良くなってきたのです。ビリー・ゴールドシリーズはそれほど面白いのでしょう。
原稿がどれぐらいの価値なのか調べるために読んでいたピート(ラミアン・ニュートン)がハマってしまい、アイダ(ホランド・テイラー)が驚くほどのレポートを書き上げる位ですからね。
そのうち、モリスはロススティーンの作品なんてどうでもいいアルマ(ケイト・マルグルー)と意見が分かれるでしょう。そして、今回のクライマックスは、そのアルマが主役です。
アルマの隠れた趣味は、おそらく木工でしょうね。昔の彼氏の影響かもしれません。片手で扱える手ごろなサイズの斧を部屋に用意していますし、納屋に行けば使い込んだセイバーソーもあります。
大きなサイズの木工品を作ると廃材もそれなりに出ますから、粉砕機まで揃えているんですよ。椅子や棚なんかすぐに自作できますし、ログハウスだって作れそう。ロススティーンの言うトーテムポールだってお手の物。
と、現実逃避してもどうにもなりません。
ミュージカル『Funny Girl』のナンバーであり、『Glee』でも使われていた”Don’t Rain On My Parade”を高らかに歌いながら始まったのは、死体の解体ショー。血みどろになったりはしませんけれど、セイバーソーが食い込んでいく様子が気色悪いシーンです。
ダニエル(メグ・スティードル)の死体を冷凍したのは、処分しやすくするためですね。血の量と匂いは最小限にとどめられ、綺麗に切断でき、粉砕機に絡みついたりしませんから。簡単に殺す度胸があり、処分に関する知識があり、見るからに手慣れています。
アルマが人を殺したのは、これが初めてとは思えません。
ロススティーンの事件が一段落したら、警察は付近の行方不明者とアルマの関係を調べたほうが良さそうです。ダニエルの欠片をどこに捨てるにしても、その近辺には大量の骨の破片が見つかりそうな気がしますから。
気になる次回はこちら
⇒ ミスターメルセデス3第6話【トラウマ】
まとめ
海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン3第5話【亡者の助言】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第6話【トラウマ】も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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