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サスペンス

シェイズオブブルー ブルックリン警察のネタバレ感想と主な登場人物【ドラマ】

海外ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察(原題:Shades of Blue)』のネタバレ感想と評価をご紹介します。

また、主な登場人物とキャストをまとめました。

シェイズオブブルー ブルックリン警察のネタバレ感想と評価【ドラマ】

毎回、ラストで犯人を逮捕してスッキリ爽快といった、クライム・サスペンスとは全く違います。

正直なところ、毎回、後味の良い終わり方はしません。

一つの嘘が大きく膨らみ、周囲を巻き込んで行く怖さを感じました。

つまり、嘘の塗り重ねや取り繕いによって、事態がドンドン悪くなってゆくのです。

そして、その事態をどう解決するのか?

これこそが、ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』最大の見せ場であり、面白さだと思いました。

また、仲間や家族のためという描き方が、中盤からは増えて行きます。

これらの内容は一見、納得できそうで、同情さえ覚えることもありました。

しかし、よく考えてみると、自業自得でしかありません。

どれだけ仲間や家族想いで、それを守るための行いだとしても、悪事は悪事です。

また、反省の色もなく、後悔の念も感じません。

全てを「仕方がなかった」と片付けてしまうところは、まさしくアメリカという感じです。

しかし、日本人からすると、どうしても違和感が残りますね。

あと、ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』はジェニファー・ロペス頼み、といった感も拒めません。

ジェイローが主役なので、全面に出すことは仕方がないのでしょう。

しかし、少しやり過ぎな気がしました。そのせいか、他の人物の背景の描き方に、中途半端感が残ります。

映画なら良いのでしょうが、ドラマで毎回となるとどうでしょう?

その結果、ジェニファーのクドさが目立ってしまい残念です。

もう少し全体との調和が取れていれば、もっと面白いドラマになっていたと思います。

とはいえ、『シェイズオブブルー ブルックリン警察』はストーリ性もしっかりしており、深い内容のドラマです。

展開も早く、テンポよく観ることができます。そして、複雑なトリックも少なく、難解さも感じません。

気軽に楽しむには少し重い内容ですが、次回が気になる不思議な魅力があります。

また、ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』は汚職警官を主役に据えた、異色の作品です。

そのため、他の警察ものとは違った面白さがあります。

シーズン2と3の更新も決まり、いま波に乗っているドラマの一つとも言えるでしょうね。

シェイズオブブルー ブルックリン警察の主な登場人物とキャスト【ドラマ】

出演者の人種の多彩さに、目を惹かれました。

そのため、アメリカ社会の現状が、よく表現できています。人種の偏りがないキャスティングに、とても好感が持てました。

しかし、どの人物に関しても言えることですが、悪いことをしているという認識がありません。

他人のせいにするか、自分は正しいと正当化するばかりです。

逆に、自分たちの汚職のお陰で、街は平和を保っていると思っているほどです。

そのため、観ているうちに、本当の悪人が誰なのか?分からなくなります。

つまり、お世辞にも正義と言える人物が、あまり登場しません。

ハーリー・サントス (Harlee Santos) – 主人公 – ジェニファー・ロペス (Jennifer Lopez)

ハーリーに対して、どうゆう感情を抱くのか?

これによって、このドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』の感じ方や楽しみ方が、全く変わってきます。

まず前提にあるのは、ハーリーが汚職警官であることです。また、彼女がDV被害者であるという事実も、忘れてはなりません。

これは、ハーリーの嘘の上手さに関係あると思います。

DV被害を隠すため、自然と嘘で誤魔化す習慣が、身についたのではないでしょうか?

そう考えると、かなり納得できる気がしました。つまり、これらことを重視するかしないかによって、大きな違いがでてきます。

簡単に言うと、彼女に同情するか?しないかです。

前者の場合は、数々の困難に立ち向かい乗り越える、強い女性に見えます。しかし、後者の場合は、身勝手で自業自得に思えてしまうのです。

これは、ハーリーの抱える問題や苦悩、葛藤が理解できないというのではありません。

しかし、嘘や隠し事の多さも相まって、彼女の行為全てが濁って見えるのです。止む得ない事情があったにせよ、犯罪に手を染めたことは、簡単に消せません。

仲間や娘のために頑張っている姿さえも、偽善的に思えてきます。正直なところ、設定の面白さはありますが、非常に厄介なキャラクターですね。

素直に感情を移入できないという、難点があります。本当は、彼女の魅力だけを感じるほうが、楽しめるのかもしれません。

しかし、凝った設定があるだけに、どうしても考え込んでしまいます。

ところで、ハーリーの十八番の言い訳、「仕方がなったのよぉ~」が気になりませんか?

涙ながらにそう訴える彼女に、誰もが納得してしまいます。はじめの頃は、この言葉にイラッとしました。

しかし、回を増すごとに、この「仕方がなったのよぉ~」の魅力に嵌ってしまいます。いつ言ってくれるのか楽しみで、毎回待ちわびたほどです。

とはいえ、ジェニファー・ロペスの魅力を、最大限に感じることができます。また、今までとは違う役柄のこなし方にも、感心しました。

次のシーズン2での、さらなる活躍を期待せずにはいられません。

マット・ウォズニアック (Matt Wozniak) – ハーリーの上司 – レイ・リオッタ (Ray Liotta)

ウォズは、とにかくやりたい放題で、汚職の百貨店ともいえる存在です。そんなことまで警官がして良いの?と、驚きの連続でした。

しかし、後半になるにつれ、全ては仲間のためだったと分かってきます。

仲間のサップを殺したのも、他の仲間を守るためでした。理解できないわけではありませんが、やりすぎだと思います。

そして最後には、自分だけが捕まることで、仲間を救う手段に出ます。

ここまで、悪事をしておいて今更?と思ったのは自分だけでしょうか?

確かに自分を犠牲にするという、リーダーとしての格好良さはありました。

しかし、美談に持って行こうとするには、かなり無理があったように思います。正直なところ、最後まで悪人らしさを追求して欲しかったです。

そのほうが、スッキリできた気がしてなりません。急に善人ぶられても、違和感が残るだけです。

とはいえ、怪優と呼ばれるだけあって、レイ・リオッタの演技の迫力や存在感は見事で引き込まれました。

シーズン2では、どのような形で登場するのでしょう?

想像が全くできないだけに、気になって仕方がありません。

ロバート・スタール (Robert Stahl) – FBI特別捜査官 – ウォーレン・コール (Warren Kole)

最初は任務に忠実で、頼もしいとさえ感じていました。ところが途中から、印象がドンドン変わってゆきます。

ハーリーにストーカーまがいの行為をしたり、嘘の取引すらするのです。また、同僚さえも平気で陥れます。

ハーリーやウォズとは違い、全ては自身の手柄や出世、保身のためです。こうなってくると、スタールが一番の悪者に思えてきます。

汚職だと罪に問えますが、人間性だとそうはいきません。そのため、非常にたちが悪いと感じました。

次のシーズンでは、彼をギャフンと言わせる出来事が起こらないでしょうか?

密かにそうなることを、願わずにはいられません。

マイケル・ローマン(Michael Loman) – ハーリーの相棒の新人刑事 – ダイオ・オケニイ(Dayo Okeniyi)

ローマンのミスで犯人を射殺したことを、ハーリーが隠蔽します。また、常に彼女の嘘に翻弄され、振り回されてばかりです。

仲間が汚職をしていると知らないため、仕方はありませんね。ハーリーの相棒となったことが、ローマンの不幸の始まりです。

知らず知らずのうちに、悪の道へと足を踏み入れてゆきます。誰かが早くに真実を伝えていれば、ローマンの運命は変わっていたでしょう。

はじめは、誠実で正義感に溢れていただけに、残念でなりません。

シェイズオブブルー ブルックリン警察のエピソード一覧

海外ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』シーズン2の各話あらすじネタバレや感想をまとめた記事があります。

シーズン2

気になるエピソードがある場合はクリックして、読んでみてくださいね。

まとめ

海外ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』のネタバレ感想と評価をご紹介しました。

また、主な登場人物とキャストがまとめてあります。

このドラマの動画に関する情報は、こちらにまとめてあります。
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