海外ドラマ『ライアー 交錯する証言(Liar)』第4話【憶測】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ライアー交錯する証言第3話【波紋】
ライアー交錯する証言第4話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第4話【憶測】
前回のラストシーンでは、ローラ(ジョアンヌ・フロガット)の部屋にある兎のぬいぐるみにピアスが付けられていました。
当然、これはアンドリュー(ヨアン・グリフィズ)の仕業ですけど、ローラは家に侵入されたと訴え出ることができません。なぜならば、このピアスはローラがアンドリューの家に忍び込んだ証拠でもあるのですから。
ローラはアンドリューに人生を踏みにじられたと言い、アンドリューは人生を壊されそうになったと言っています。2人は真っ向から対立していますけど、第3話の終盤まではアンドリューが有利でしたよね。
現在、疑いの天秤はどんどんアンドリュー側に傾いていますが、確固たる証拠はありません。
過去にセクハラのトラブルを起こしているローラの証言だけでは、思い込み、または、悪意のある嘘だと言われても仕方がないのです。
物的証拠は使えず、証言は信じてもらえない。
とすれば、他の状況証拠でアンドリューが疑わしいと証明しなければなりません。アンドリューの元妻、メアリーの自殺を調べれば何かあるはず・・・。そんな一縷の望みにかけて、ローラはメアリーの母フェリシティー・キャシディ(クレア・ヒギンズ)を訪ねます。
メアリーについて聞かれている時は優しく迎えたフェリシティーも、話がアンドリューの事になると態度を硬化させてしまいました。
アンドリューはメアリーの良き夫であり、フェリシティーにとっては良き婿だったのです。人型のジンジャーブレッドクッキーを怖がる不安定な娘に医者の夫ができたのですから、大層喜んだことでしょう。
そんな出来過ぎた婿を侮辱するのは、どうしても許せなかったのかもしれません。
しかし、ローラと同じような被害に遭ったらしいキャサリン(ドーン・スティール)に口止めをするとなれば、話は少し変わってきます。彼女がアンドリューをかばう理由は、いったい何なのでしょうか。
フェリシティーがかばう、かばわないに関わらず、アンドリューの本性が明らかになる様子が不気味ですね。
職場復帰の話をしているバックに映し出されるのは、とある人物の家に忍び込んでカギを手に入れる男の姿。
アンドリューがローラに宣戦布告をした直後、男はその人物――前回、誘いをかけたヴァネッサ・ハーモン刑事(シェリー・コン)――の家に再び忍び込み、軽く頬を叩いて眠っているのを確認しています。そして、ジュースの瓶を洗ってしっかりとお片付け。
ローラの推測と完全に一致した手口です。
しかも、彼は単なる連続強姦魔ではなく、一旦、目を付けたらすぐに犯さずにはいられない、たちの悪い変質者なのです。このペースで犯行を繰り返していたのなら、今まで、どれほどの女性が犠牲になった事か。
被害者に見えたアンドリューは、限りなく黒に近い容疑者になってしまいました。
決定的な証拠が無いのが、どうにもこうにも歯がゆいですね。DNAを残すほど馬鹿とは思えませんし、女性側の”確信に近い憶測”だけでは、また不起訴になってしまうはず。
たとえ、ハーモン刑事の体内からGHBが検出されたとしても、それをアンドリューが仕込んだという証拠がなければいけません。
だからと言って、ローラが取ろうとしている行動を正当化するわけにもいかないのです。
どちらが嘘をついているのか、どちらが悪者なのかという割り切りがしづらくなってきました。視聴者はこのじれったさを抱え、悶々としたまま第5話を待つことになるのです。
気になる次回はこちら
⇒ ライアー交錯する証言第5話【闘志】
まとめ
海外ドラマ『ライアー 交錯する証言』第4話【憶測】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第5話【闘志】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。