海外ドラマ『キリング・イヴ(Killing Eve)』シーズン3第5話【ピナーから来たの?】(原題:Are You From Pinner?)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
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⇒ キリング・イヴ3第4話【まだイケる!】
キリング・イヴ3第5話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
シーズン3第5話【ピナーから来たの?】
第5話はヴィラネル(ジョディ・カマー)、というよりオクサナのエピソードです。
顔なじみのキャラクターは彼女1人だけしか登場しませんし、いつものようにヨーロッパ中を飛び回ったりもしません。
ラストシーンまでオクサナの故郷であるグリズメットから出ることはなく、その中でもオクサナの実家が半分以上を占めています。
実家の中を眺めながら、いろいろ手に取ったり冷蔵庫を開けたりしてみるオクサナ。
家の中にいる少年ボルカ(テミラン・ブラエフ)は、当然「誰?」と聞いていますけど、オクサナが英語を話したことで一気に態度が変わります。
英語は、彼のアイドルであるエルトン・ジョンが話す言葉ですからね。
その後で何人も家に帰ってきますけど、とにかく、みんなオクサナに気付くのが遅いんですよ。
そして、決まりきったリアクションが「誰?」というもの。
彼らが、どんどん雁首を並べる様は、のんびりしてるというか、少々抜けているというか・・・。
しかし、1人だけオクサナを見て違う反応をした人物がいます。
彼は実弟のピョートル(ロブ・フェルドマン)。
死んだはずの姉が帰ってきたのですから、彼1人だけ大喜びです。
この時点では多少、嬉しそうだったオクサナも、ある人物が帰宅したとたんに落ち着かなくなってしまいます。
その人物こそ、彼女の母タチアナ(エフゲニア・ドジナ)だったのです。
今回は、オクサナの他人に対する接し方がいくつも描かれています。
代表的な3人を挙げてみましょう。
まず、弟のピョートルです。
好きか嫌いかで言えば、オクサナは微妙にピョートルの事を嫌っているでしょう。
嫌というほどではないけれど、ちょっと黙っててほしいという感じ。
たしかにピョートルは少し、はしゃぎ過ぎですが、それ以上にオクサナとしては”どうしてあんたは施設に送られなかったの”が引っかかっているみたいです。
次はボルカですけど、珍しくヴィラネルが好意を示すキャラクターです。
最初は”何なのコイツ”と言いたげですが、結局、エルトン・ジョンのコスプレに付き合っている位ですからね。
どうやら、彼女は純粋な少年に対してはそれほど冷酷になれないようです。
シーズン2では病院で世話になった少年がこれ以上、苦しまないように殺していますし、今回は驚いたことにボルカだけを助けているのです。
つまり、他の人物は殺されています。
その中で唯一、確実なとどめをさしている・・・つまり最も殺したかったのが、3人目として挙げるタチアナです。
タチアナとオクサナの関係は、かなりいびつです。
いつも妙な緊張がありますが、だからと言って単純に憎いわけでもありません。
同族嫌悪というのがふさわしいでしょう。
心の中に同じ闇を抱えた母と娘。
母は娘を追い出し、娘はわざわざ母を殺しに舞い戻ったんですね。
でも分からないのは、どうしてタチアナをすぐに殺さず、収穫祭で扇風機をゲットするほど楽しんだのか。
そして、もしもタチアナが心からオクサナが帰ったことを喜んでいたらどうだったのか。
帰りの列車でヴィラネルが着ている服を見ると、そんな、もしもについて考えてしまいます。
心のどこかで、普通の母と娘の関係を期待していたんじゃないかと。
気になる次回はこちら
⇒ キリング・イヴ3第6話【ゲームは終わり】
まとめ
海外ドラマ『キリング・イヴ』シーズン3第5話【ピナーから来たの?】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第6話【ゲームは終わり】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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