海外ドラマ『キリング・イヴ(Killing Eve)』シーズン3第2話【管理職ってツライ】(原題:Management Sucks)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ キリング・イヴ3第1話【焦っちゃだめ】
キリング・イヴ3第2話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン3第2話【管理職ってツライ】
降りしきる雨を避けるため、イヴ(サンドラ・オー)は1人でひさしの下に立っています。
手にはグラスを持ち、タバコに火をつけようとしますが、それは彼女の手から滑り落ちて濡れた歩道の上へ。
そんな彼女に近づいた男を冷たくあしらいつつ、扉を開けてケニーを偲ぶ会の会場へ戻ります。
シーズン3にして初めてついたオープニングムービーを挟んで、まずは、これから物語の中心になるであろうネット新聞社”ビター・ピル”のメンバーが登場していますね。
白髪交じりの髭がダンディなおじさまは、編集長のジェイミー(ダニー・サパーニ)。
単なるおせっかいの話好きにも見えますけど、元MI6を手玉に取る交渉術は、ただのネット新聞編集長とは思えません。
大きな毛むくじゃらの男は、見た目のままのベア(ターロック・コンヴェリー)という名前。
かなりコンピューター関連に強いらしいですが、こちらも元MI6のメンバーが持っていた携帯電話を解析できるのですから、ただ者ではないでしょう。
トイレで号泣していた女性は、受付のオードリー(アヨーラ・スマート)。
こちらは本当にただの受付嬢かもしれませんが、ケニーの恋人でした。
キャロリン(フィオナ・ショウ)にとっての彼女は、自分が知らない息子の姿を伝えてくれる人です。
さて、今回のイヴは終始イライラしています。
ケニーの死が自殺として片づけられるのも気に入らないし、上から目線のジェイミーも、説教じみたことを言うコンスタンティン(キム・ボドゥニア)も気に食わないのです。
そして、ローマで自分を道具として使い、あろうことか息子の死を自殺だなんて言うキャロリンはもっと気に入りません。
関係ない連中も、明らかに関係している連中も、もっと積極的に関係しなければいけない連中も、とにかく何もかも気に入らないのです。
イヴに一番、嫌われているキャロリンですが、車の中のシーンでは母親らしさを見事に表現していますよね。
家に帰ればケニーのことを思い出してしまうし、MI6ではロクに仕事もさせてもらえません。
所在なさと口惜しさが、一瞬だけ涙ぐむことによって見事に表現されています。
一方、ヴィラネル(ジョディ・カマー)はどうしているのかと言いますと、管理者へのステップアップとして、新人の教育を担当させられます。
ダーシャ(ハリエット・ウォルター)が新人と組むように言うシーンでは、素晴らしいセリフがありますね。
「自分より下手な奴を見なきゃいけないんだから辛いよ」
この一言で大きくうなずいた管理職の方も多いでしょう。
特にたたき上げならば尚更です。
新人教育で一番つらいのは、大体の事は自分でやった方が上手いし速いと知っている事。
仕事を取り上げたい気持ちをグッと抑えつつ、上手く出来たところは褒め、改めて欲しい部分について優しく諭す。
管理職の中には、そんな修行のような日々を過ごしている人も多いのです。
とは言え、ヴィラネルはそんなことが出来る性格ではありません。
こちらも終始イライラし通しですが、彼女の場合は簡単な解決法がありました。
実に素早くて痛快な方法ですけど、管理職の方々はくれぐれも真似なさらないようにしてください。
フィクションを楽しみましょう。
主人公の2人がほとんどの時間をイライラしっぱなしで過ごした第2話。
しかし、終盤では2人とも自分をイライラさせていた真の理由に行き当たります。
要するに、どちらも相手が恋しかったんですよね。
自分たちを利用したお互いの組織への恨みもそっちのけで、2人は、またお互いに求め合うのでしょう。
それがどれほど危険な事かを知りながら。
気になる次回はこちら
⇒ キリング・イヴ3第3話【ビスケットがない】
まとめ
海外ドラマ『キリング・イヴ』シーズン3第2話【管理職ってツライ】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第3話【ビスケットがない】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
キリング・イヴの動画情報やエピソード一覧は、こちらにまとめてあります。
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