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サスペンス

キリング・イヴ3第3話のあらすじネタバレ!ビスケットがない【海外ドラマ】

海外ドラマ『キリング・イヴ(Killing Eve)』シーズン3第3話【ビスケットがない】(原題:Meetings Have Biscuits)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。

前回はこちら
キリング・イヴ3第2話【管理職ってツライ】

キリング・イヴ3第3話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】

シーズン3第3話【ビスケットがない】

オープニングでは、ヴィラネル(ジョディ・カマー)がピアノを調律しています。

調律師のスタイルは一見、地味ですけど、色使いとかスカーフの使い方が、どことなくヴィラネルらしさを漂わせていますね。

殺し屋界のファッションリーダーとしては、どんな服を着てもヴィラネルらしさを失うわけにはいきません。

どこかに少しやり過ぎな要素を加えつつ、上手くまとめてしまうのがヴィラネル流。

調香師の所に履いて行ったぶっといパンツや、イヴ(サンドラ・オー)と会った時に着ていたオーバーサイズのスーツと靴のように、ひとつ間違えるとダサくなりそうなアイテムを見事に使いこなしています。

そして、ヴィラネルがもう1つこだわっているのは香りです。

今回、調香師の元を訪れたのは、以前、使っていた”ラ・ヴィラネル”とは違った香りを作ってもらうためです。

ヴィラネルが伝えたイメージは、「ローマの百人隊長が出世して皇帝になった」という、いかにも面倒臭そうなもの。

最初は適当にあしらおうとしていた調香師も、札束を見せられたら真剣にならざるを得ません。

彼が選んだ権力の香りは、ウッディをベースにしたものでした。

新しいものを手に入れたヴィラネルは、それを見せびらかしたくてしょうがありません。

今回は「私の匂いを嗅いで」と言うシーンが2つあり、それぞれ対照的なシーンになっています。

1つ目は、バスの中でイヴに会う時です。

自分が殺されかけた恨みからか、それとも同僚を次々に殺された恨みからか、イヴはいきなりヴィラネルに殴りかかっていますね。

取っ組み合いのキャットファイトの最中に「嗅いで」と言われ、イヴは突然のキスで返しています。

これにはさすがのヴィラネルも面食らった様子。

飢えた犬の前に餌を置いたら、かぶりつかれるのは当たり前なのですが。

イヴがずっと苛々しているのは、この飢えを認めたくないからでしょう。

依存症の患者は、自分が依存症だと認めたがりません。

しかも、ヴィラネルという人物は刺激が強すぎるので、忘れ去るためには離脱症状を伴うのです。

2つ目は、コンスタンティン(キム・ボドゥニア)に嗅がせるシーンですね。

こちらはベッドの中の出来事ですが、イヴとのシーンがアクションだとすれば、こちらは完全にコメディ映画。

静かな眠りに就いたと見せかけてから絶叫と共にベッドから飛び出すコンスタンティンが、最高に面白いじゃありませんか。

ヴィラネルとコンスタンティンのやりとりは、男女と言うより父と娘のような感じに見えてしまいます。

可愛いんだけど、やんちゃで反抗的な娘と、娘の扱いに困っている父親のような会話が多いですよね。

自分が赤ん坊の時にどうだったか聞くヴィラネルに、「不細工な赤ん坊だった」とか「頭の形が球根みたいで変だった」とか答えるシーンなんて、まるで本当の親子です。

ヴィラネルが組織に入ったのは10代の頃だったはずですけど、コンスタンティンは彼女が赤ん坊の頃の写真を見たことがあるのでしょうか。

それとも、単に意地悪な答えを選んだだけなのでしょうか・・・。

ともかく、イヴとヴィラネルが実際に会ってしまったことで、2人の気持ちはヒートアップしています。

ヴィラネルは”会いたければ会いに行けばいい”という考えなので問題ありませんけど、イヴは未だに自分の気持ちを認めたくありません。

しかし、彼女の気持ちは、まるで顔のあざのように、時が経つにつれて大きく、隠しきれなくなっているのです。

そんな所に届いた、ヴィラネルからのメッセージ。

こんなちょっとしたきっかけでも、張りつめた気持ちを破裂させるには十分なはずです。

気になる次回はこちら
キリング・イヴ3第4話【まだイケる!】

まとめ

海外ドラマ『キリング・イヴ』シーズン3第3話【ビスケットがない】のあらすじネタバレと感想をまとめました。

ひきつづき、シーズン3第4話【まだイケる!】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。

キリング・イヴの動画情報やエピソード一覧は、こちらにまとめてあります。
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