アギネス・ディーン出演の海外ドラマ『ハード・サン 滅亡の機密ファイル』第4話【恐怖の宣告】のネタバレ感想とあらすじをご紹介いたします。
前回の話はこちら
⇒ ハードサン第3話【悪魔の論理】
ハードサン第4話のネタバレ感想とあらすじ【アギネス・ディーン海外ドラマ】
前回、トム・ブラックウッド(リチャード・コイル)が起こしたバスの殺人は、「善きサマリア人殺人事件」という名前を付けられました。
善きサマリア人と言うのはイエスのたとえ話の一つです。
解釈が色々別れていますけど、とにかく困った人を救ったのはサマリア人だったという内容であることは確かですね。
トムの標的は基本的にこのサマリア人で、神はどうして自分の殺人を止めず、それを止めようとした善き人を見殺しにするのかを確かめています。
ハード・サンによる終末が迫っているのに、神は未だに誰かを救ったりしません。
トムは神が居ないことを証明したかったのでしょうか。
それとも、神は人間なんて、それほど気にしていないと言いたいのでしょうか。
今回強烈なのが、デニス神父(ダーモット・クロウリー)がトムを殴り続けるシーンですよね。
彼には、どんな神の声が聞こえていたのでしょう。
放っておいたら、こいつは人を殺し続けるから、今ここで始末しろとか?
彼の声が聞こえるか?の問いに、痣と血にまみれた顔で「俺には何にも聞こえない」と叫ぶトム。
結局、彼は神を試していたのではなく、誰かに救って欲しかっただけです。
崇高でもなく、宗教的でもなく、勝手に想像したハード・サンの恐怖に押しつぶされて壊れただけでした。
ハード・サンは、まだその姿を現していません。だからこそ、その存在は心の中で勝手に大きくなるのでしょう。
さて、主人公であるチャーリー・ヒックス(ジム・スタージェス)とエレイン・レンコ(アギネス・ディーン)の話にしましょう。
エレインの雇い主は、どうしてもチャーリーがアレックス・バトラーを殺したという結論が欲しいみたいです。
何だか、証拠とか一切関係なく結論を求めているようですね。
どうして、これほどチャーリーを犯人にしたがるのかは現在分かっていませんが、何かのスケープゴートにする可能性も有ります。
もしかすると、相棒殺しの裏には大きな秘密が有るのかもしれません。
チャーリーはチャーリーで、エレインが自分のことを調べていると知っていながら、それについてあれこれ聞いたりもしません。
単に知っているのではなく、エレインの屋根裏部屋でPCを覗き見ても尚、一緒に捜査をしています。
そして、グレース・モリガン(ニキ・アムカ=バード)が、どうしてダニエル(ジョジョ・マカリ)を焚き付けるのかも意味不明ですよね。
エレインを排除したいだけなら殺してしまうのが手っ取り早いです。
また、USBメモリーの場所を知りたければエレインの前でダニエルを拷問すればよいのです。
わざわざ回りくどい方法を採るのは何故なのか。
未だに謎が多いまま、残すところあと2回。
このドラマ、どう決着させるつもりなんでしょうかね。
まさか最後までハード・サンが何なのか明かさないつもり?
まあ、それはそれで面白いと思います。
視聴者も、得体の知れないハード・サンに振り回された人間の一人になれますからね。
気になる次回は
⇒ ハードサン第5話【親と子】
まとめ
海外ドラマ『ハード・サン 滅亡の機密ファイル』第4話【恐怖の宣告】のネタバレ感想とあらすじをご紹介しました。
ひきつづき、第5話【親と子】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。