海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第2話【緑の鳥】(原題:Green Birds)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ FBI特別捜査班第1話【ブロンクス爆破事件】
FBI特別捜査班第2話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第2話【緑の鳥】
とある晴れた昼下がり。ニューヨークのビジネスマンたちは、気分転換も兼ねて外で食事をとっています。人種のるつぼと言われるだけあって、様々な人たちが集まっていますね。と言っても彼らが目指す所は同じで、800万人が集う、この大都会で一旗揚げることです。
もっとクリエイティブな仕事をしたいと言いながらサラダをほおばるインド系の彼も、その中の1人です。
話の途中、一緒に食事をしている女性が見たのは、突然、苦しんで倒れる男性。振り返れば、一緒に食事をしていた彼も、発作を起こして苦しんでいます。これで2人・・・、いえ、公園のあちこちで同じように倒れている人々が・・・。
今回、マギー(ミッシー・ペリグリム)やOA(ジーコ・ザキ)が扱うのは、毒物による大量殺人です。
ガスの可能性を考慮して、公園は封鎖されました。赤いテープで囲まれた現場では、防護服に身を包んだ捜査員たちが原因を探っています。そのテープを越えて現場に入ってしまうマギーは、ちょっと無謀ですね。
これはドラマだから許される光景で、実際の捜査はもっと厳密な手順と手続きに則っているはず。そうでなければマギー自身の身も危ないですし、マギーが何かの物質で大事な証拠を汚染する可能性も有りますから。
容疑者は、デリのサラダバーにスプレーを吹きかけていた少女キャロライン。
彼女を通して浮かび上がってきたのは、ISの影です。アメリカへの攻撃を企むイスラム教過激派との戦いは、この手のドラマでは定番の分かりやすい展開です。
ただし、ドラマ『FBI:特別捜査班』では捜査する側のOAもイスラム教徒なんですよね。
そもそも、イスラム教は嘘や盗み、もちろん殺しも禁じています。どんな宗教でも同じなのですが、過激派というのは教義を自分に都合よく曲げて解釈しているのです。さらに今回は精神的に弱っている少女たちに付け込んで、自爆テロ要員として利用しています。
OAにとって、これは許しがたい冒涜行為。だからこそ、以前は、その身を危険にさらす潜入捜査でテロ組織を潰そうとしていたのでしょう。
コーランの一節を読ませるシーンなんて、かなり迫真の演技ですよね。と思ったら、実はOA役のジーコ・ザキ自身もイスラム教徒。一部の過激派が植え付けた、”イスラム教徒イコールテロリスト予備軍”のイメージを払拭したかったのかもしれません。
新たな主任捜査官デイナ(セーラ・ウォード)の登場で、話の展開が分かりやすくなりました。
それもそのはず。プロファイラーである彼女が、テロ組織に利用された少女の心理や犯人の行動をすべて解説してくれるのですから。事件の裏で糸を引く存在まで掘り下げるドラマ『FBI:特別捜査班』には、彼女のようなキャラクターが必要です。
元を絶たねば、悪が消えることはありません。前回の人種差別主義者に続いて、今回は宗教絡みの過激派でした。次回は、どんな存在が出てくるのでしょうか。
気になる次回はこちら
⇒ FBI特別捜査班第3話【捕食する蛇】
まとめ
海外ドラマ『FBI:特別捜査班』第2話【緑の鳥】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、第3話【捕食する蛇】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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