J・K・シモンズ主演海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』第8話【ウソを愛すること】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ カウンターパート第7話【スパイの素顔】
カウンターパート第8話のあらすじネタバレと感想【J・K・シモンズ海外ドラマ】
第8話【ウソを愛すること】
ポープ(スティーヴン・レイ)からの電話は、「クリーニング店の仕事を始めろ」の合図でした。
これは「キレイに片付けろ」の意味になります。ポツダムの屋敷の正体は、インディゴの学校だったのです。プライムの情報部は単なる情報の受け渡し場所くらいに考えていましたけど、意外な大物を引っ掛けていたんですね。
スパイの学校をキレイに片づけるということは、すべての証拠を消し去るということです。書類などは火にくべられ、子供たちは遠足と称して集められます。
今までにないほど激しい銃撃戦の中、窮地に立たされた教員たちはシアン化物で自殺。静まり返った屋敷の中でハワード(J.K.シモンズ)が見つけたのは、毒で命を絶たれた子供たちでした。
“すべての証拠”には、教員と生徒も含まれていたのです。何とも凄惨な始まり方ですよね。
アルファとプライムは外交関係を結びつつ、裏では密かに戦争が始まっていました。今の所はプライム側がエージェントを大量に送り込んでいるということしか分かりませんけれど、アルファ側がただやられっぱなしとも思えません。
やはり、インフルエンザは生物兵器だったのでしょうか。
さて、今回の見どころは2つあります。
1つ目がハワード同士の仲たがい。
裏ハワードは相当うっ憤をため込んでいたようです。それも仕方のないことで、暴れん坊の彼が演じていたのは”つまらない男”ですからね。表ハワードが勝手に家族関係を修復していることも気に食わず、積もり積もった怒りはついに”つまらない自分”に向けられます。
ここで武器として使ったのが、エミリー(オリヴィア・ウィリアムズ)の浮気でした。お前は自分の女房が浮気してても気づかないような間抜けなんだと、もう一人の自分を責め立てます。
さすがに、表のハワードもブチ切れていますね。そして「知ってた」と叫び返しています。しかも、エミリーの浮気が初めてじゃないことも知っていたのです。
この後、表ハワードが言う「嘘ごと愛してた」と言うセリフ、聞き覚えがありますよね。第6話で、裏ハワードが肉屋の女房を慰める時に使っていた言葉です。
30年前に進む方向が違ってしまった2つの世界で、それぞれ違う道を歩んできた2人のハワード。主義も性格も分かれてしまいましたけど、やはり根っこは同一人物なのですね。
もう1つは、クレア(ナザニン・ボニアディ)とピーター(ハリー・ロイド)のやり取りです。
愛する人の入れ替わりに気づかず、その後はずっと情報を盗まれ続けていたピーター。情報部にしてはあまりにもお粗末な彼ですが、さすがに今回はクレアを部屋の中で拘束しています。
でも、やっぱり中途半端なんですよね。すぐにクレアを情報部に引き渡して様々なことを聞き出すべきなのに、結局、次の日までそのままにしています。
涙ながらに「おっぱいをあげさせて」と頼まれれば子供を渡し、彼女の嘘を聞き流し、アルドリッチ(ウルリク・トムセン)が家に来てもクレアのことには触れません。彼もまた、クレアを嘘ごと愛することに決めたのです。
だからと言って、自分までその嘘に加担する必要は無いのですけれどね。ピーターはその愛のため、バカになる道を選んだのでしょう。
アルドリッチがプライムと通じていたことが判明し、ますます複雑になってきたストーリー。次回予告にある通り、いよいよクライマックスに突入します。
気になる次回は
⇒ カウンターパート第9話【中間地帯 パート1】
まとめ
海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』第8話【ウソを愛すること】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第9話【中間地帯 パート1】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。