スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)シーズン2第8話【狙撃 Part2】のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ロック・アップ2第7話【狙撃 Part1】
ロック・アップ2第8話のあらすじとネタバレ感想【スペインドラマ】
シーズン2第8話【狙撃 Part2】
いきなり、お金を数えているアナベル(インマ・クエヴァス)から始まる第8話。今回、彼女が仕掛けるのは、ボクシングの八百長試合です。
たぶん、マカレナ(マギー・シヴァントス)がエステファニア(ベルタ・バスケス)と過ごしたいかどうかなんて関係なく話を持ち掛けていたでしょうね。快進撃を続けるマカレナの対戦相手に賭けておけば、ガッポリ儲けられるでしょうし。
そうでなくとも胴元のアナベルは儲けるはずなんですけど、この人のお金に対する欲望は飢えた虎のごとしです。お金はアナベルの武器なので、増やせば増やすほど彼女は強くなれますから。ワイロにもなりますし、ヤバい品物を手に入れて大きな貸しを作ることだって可能になります。汚れ仕事の依頼だって、お金さえあれば好きなようにできるのです。
お金を使うアナベルに対して、スレマ(ナイワ・ニムリ)が使うのは数手先を読む頭脳です。
前回は、カリム(ハキム・ノーリー)から身を守るために、ロマン(ダニエル・オーティズ)やレオポルド(カルロス・イポリート)を巻き込んでいます。この2人は殺しに関して素人ですけど、ハンバルを仕留めたのも事実。
運が良ければカリムを始末してくれるでしょうし、運が悪ければスレマ自身が狙撃の的になるのみ・・・と思っていたのですが、完全に裏をかかれましたね。まさか、ハンバルの仇としてロマンを売っていたとは!
つまり、歯茎をわざと炎症させたのも、狙撃を警戒するようなそぶりを見せたのも、すべてカモフラージュだったんですよ。この作戦の凄いところは、ロマンがカリムを殺そうが、逆に殺されようが、スレマだけは生き残れるということですね。
恐ろしいまでの計算高さじゃないですか。彼女の計算高さは、アナベルの取り巻きと闘う直前にも発揮されています。
いくらマカレナが強くなったとはいえ、1対4では分が悪いですから、スレマの協力が絶対に必要です。マカレナがスレマを痛めつけられない絶妙なタイミングで、ロマンを売ったと告白しているんですよ。怒りのパワーはアナベルの取り巻きを倒すとき有利に働きますし、2人相手にした後ではスレマに殴りかかる余力もないでしょう。
マカレナが拳を真っ赤に染めつつ新女王を宣言するシーンでは、スレマの表情や動きを見てみましょう。もちろん、これはアナベルに対しての「どうだスゲェだろ」もありますけれど、半分ぐらいはマカレナに対する「おいおい、とんでもないこと言っちゃったよ」の意味ですよね。
スレマはマカレナの強さを認めつつありますが、これすらもマカレナをアナベルにけしかけるための準備かもしれません。スレマとしては、マカレナにもっと強くなってもらって、しっかりアナベルの相手をしてもらったほうが良いのです。
最も望ましいのは、マカレナとアナベルが潰し合ってくれることですから。敵の敵を作り出してぶつけることにより、スレマは漁夫の利を得ようとしているのでしょう。
気になる次回はこちら
⇒ ロック・アップ2第9話【疑惑の夫婦】
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』シーズン2第8話【狙撃 Part2】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第9話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
こちらに動画に関してまとめてあります。
>>『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』の動画情報