スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』(原題:Vis a vis)第13話【ロシアンルーレット】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ロック・アップ第12話【プリティ・ウーマン】
ロック・アップ第13話のあらすじネタバレと感想【スペインドラマ】
第13話【ロシアンルーレット】
いきなりスレマ(ナイワ・ニムリ)の聴取から始まっていますね。ミソプロストールがマカレナ(マギー・シヴァントス)から検出されたのはなぜかと聞かれていますけど、もちろん、素直に答えるスレマじゃありません。
そして、時間は戻り、スレマが聴取を受ける原因となった事件の顛末が語られます。
900万ユーロの入手にも脱獄にも失敗したスレマは、何か次の手を考えています。執念深くて頭が良いのが彼女の特徴ですから、簡単に諦めたりはしないんですよ。火傷の痛みをモルヒネで抑えつつ考え出した手は、スレマいわく【ロシアンルーレット】。
シーンが切り替わって、マカレナのいる医務室へ。
カスペル(ドゥニア・ロドリゲス)が甲斐甲斐しく朝食を運んできてますね。食欲がないと言うマカレナに対して「赤ん坊はお腹を空かせてる」と言うカスペル。取りあえずマカレナの子供は無事だったようで何よりです。
子供のために食事を始めたマカレナを、カスペルがじっと見ています。確かにマカレナは美人ですから見とれたという言い訳も納得できそうですが、それを結構すんなり受け入れるマカレナも中々、図太いですよね。
ようやく房に戻れたマカレナのもとへ、スレマとサライ(アルバ・フローレス)がやってきます。邪魔なソレ(マリア・イサベル・ディアス)とエステファニア(ベルタ・バスケス)を追い出してから、イチかバチかのロシアンルーレットが開幕したのです。
どうして、ロシアンルーレットなのか考えてみたのですが、おそらく確実に死人が出るという意味でしょう。
人質を取って立てこもったスレマとサライ。人質になったマカレナとお腹の子供。そして、監禁されているハンバル(ラモン・ラドス)。看守のパラシオス(アルベルト・ヴェラスコ)も人質になっていますけど、巻き込まれてしまっただけなのか、それとも、無線のためにわざと巻き込んだのかは分かりません。
とにかく、ロシアンルーレットは誰かが死ぬまで終わらないのです。
今回は駆け引きと暴力が大半を占めるエピソードになっていました。メインの駆け引きはスレマとレオポルド(カルロス・イポリート)の間で行われます。ハンバルとマカレナを交換するような取引です。
だけど、マカレナの赤ちゃんも”朝食”のせいでタイムリミットがあるんですよね。ギリギリのやり取りの中、刻々と過ぎる時間。
そして、レオポルドは決断します。孫の命を救うには時間が足りないと察した彼は、スレマを道連れにしてやると脅しました。ハンバルを拷問にかけたりして非情な一面を見せた彼ですが、電話を切った後、孫のことを想って泣くんですよね。
まだ、人間的な部分が消えていないのでホッとするシーンですし、救えなかったという無念が伝わる切ないシーンでもありました。
ただし、おばあちゃんになり損ねたエンカルナ(マリア・サルゲイロ)は違います。生まれる前の赤ん坊が奪われたと知った女は、なによりも恐ろしいんですよ。優しい顔で息子に用事を言いつけた後、エンカルナが手にしているのはレジ袋。
ロシアンマフィアよろしくハンバルを窒息させるエンカルナは、復讐に燃える悪鬼そのものです。
もちろん、赤ん坊を奪われた本人であるマカレナだってこのまま黙っているはずがありません。生き残るためにツッパるしかなかったマカレナに、スレマを倒す明確な目的ができました。
第1シーズンの残りは、あと3話。相当、ヤバい展開になることは間違いありませんね。
気になる次回は
⇒ ロック・アップ第14話【猫】
まとめ
スペインドラマ『ロック・アップ/スペイン女子刑務所』第13話【ロシアンルーレット】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第14話以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
こちらに動画に関してまとめてあります。
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