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SF

タイムレスのあらすじネタバレと感想【マット・ランター出演海外ドラマ】

マット・ランター出演海外ドラマ『タイムレス』のあらすじネタバレと感想をご紹介いたします。

ドラちゃん
ドラちゃん
ルーファスの一生懸命さが好きっ。タイプスリップする時代によっては、差別されるけど、うまく切り抜けるところがステキです。
カバ吉くん
カバ吉くん
ルーシー役のアビゲイル・スペンサーは、このドラマの方がイイ感じ。ドラマ『SUITS/スーツ』のダナ・スコットはイヤな女だったからな。

【予告動画】
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タイムレスのあらすじネタバレと感想【マット・ランター出演海外ドラマ】

『タイムレス』は、主人公の歴史学者ルーシー・プレストン(アビゲイル・スペンサー)を中心とする3人のチームが、元スパイであるガルシア・フリン(ゴラン・ヴィシュニック )によって強奪されたタイムマシンを追いかけるドラマです。

そして、フリンにより歴史が変えられることを阻止するため、アメリカ史上の様々な時代へタイムスリップするというのが作品の柱となるストーリーになっています。。

毎回、例えば建国間もない時期のニューヨークなどの過去にタイムスリップし、その時代においてフリンとルーシーのチームの間での歴史をめぐる戦いが展開していくのです。

こうした攻防に加え、メンバーの過去、あるいはタイムマシンを開発したメイソン工業等をめぐり様々な謎が生じます。

物語が進むにしたがって、こうした謎が蓄積されていき、シリーズ終盤でそれらが解決していく展開になっており、一話完結でありながらも次話が気になる作品です。

ドラマ『タイムレス』の大きな特徴は、タイムマシンを強奪し、行く先々で次々と殺人を犯すフリンが、全くの悪人として描かれておらず、敵味方の関係でありながらも、ルーシーらと微妙な協調関係にあることです。

そもそも、フリンがタイムマシンを強奪した理由は、アメリカ建国以来、国家を影で支配してきた秘密結社リッテンハウスの存在を突き止めたことで、フリン自身の家族が殺害されたことにあります。

そのため、フリンは過去へタイムスリップして自分の家族を救う、さらにリッテンハウスという組織を滅ぼすために過去へ向かうのです。

他方でルーシーらは、当初、こうした事情を知らされていませんでした。

だけど、タイムスリップを繰り返すうちに、リッテンハウスという組織の恐ろしさを理解するようになります。

このため、リッテンハウスという組織を滅ぼさなくてはならないという点でフリンとルーシーのチームの利害は一致しているわけです。

ただし、フリンが殺人を厭わない点が両者を敵味方に分けている点となっています。

だから、両者は敵対関係にありながらも、時に協調することもあるのです。

このことが物語をわかりずらくする、あるいは戦闘シーンにおいても、どこか緊張感が感じられない原因になっているように感じました。

第2の特徴は、例えばリンカーン大統領などの歴史上の重要人物が活躍する時代が舞台となるのですが、歴史を大幅に書き換えるような設定にはなっていません。

すなわち、もしも、リンカーン大統領やケネディ大統領が暗殺されていなかったらといった、歴史を大幅に書き換える可能性がある物語にはなっていないのです。

このことの背景には、大幅に歴史をいじることは、結果として荒唐無稽さばかりが強調されたドラマになってしまうことを恐れたという事情があったのかもしれません。

第3の特徴は、シリーズが進むにつれて、むしろそうした歴史上の事件が変えられることを阻止することよりも、フリンやルーシーのチームのメンバーが抱える問題が物語の中心となっていきます。

例えばルーシーのチームに参加する特殊部隊隊員ワイアット・ローガン(マット・ランター)は、過去に何者かに妻を殺害されました。

そして、彼は殺された妻を救うためにタイムマシンを使います。

あるいは、ルーシーはタイムトリップから帰還すると、存在したはずの妹がいなくなっていました。

消えた妹を取り戻すことが、『タイムレス』では大きな位置を占めていくようになります。

タイムマシンを用いたドラマでありながらも、過去の出来事ばかりではなく、登場人物の問題をうまく盛り込んでいるんです。

その結果、ドラマ『タイムレス』は、ただのタイムマシンもののドラマではなく、人間が自らが経験した過去のトラウマを伴うような出来事に対して、どのように向き合うのかといったテーマを含むドラマになっているように感じました。

ただし、秘密結社リッテンハウスについては、最後まで、その組織の実態がはっきりしないまま終わってしまいます。

リッテンハウスという組織はアメリカ建国当初から存在し、アメリカのパワーエリートを横断する組織であり、世襲制を原則としているのです。

そして、史上数々の悪事を行い、現代でも世界支配を企む悪の組織であるということが語られました。

しかし、具体的にどのような悪事をしてきたのか、あるいは、これから何をするつもりなのかという話になると、途端に話がぼやけてしまいます。

先に述べたような敵味方の微妙な協調関係と、この秘密結社のはっきりしない性格が作品を見ずらくしており、このことが残念です。

まとめ

海外ドラマ『タイムレス』のあらすじネタバレと感想をご紹介しました。

歴史や歴史上の人物に興味があると、楽しめるドラマです。
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