リドリー・スコットが製作した海外ドラマ『パッセージ』(原作ジャスティン・クローニン:原題:THE PASSAGE)第7話【特別な子】(原題:You Are Like the Sun)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ パッセージ第6話【惨劇の味】
パッセージ第7話のあらすじネタバレと感想【リドリー・スコット製作ドラマ】
第7話【特別な子】
ドラマ『パッセージ』では、人間が吸血鬼のウイルスによって怪物になっていきます。
身体能力が上がったり、怪我がすぐに治ったり、人の心を読んだり、仲間同士でテレパシーのような会話が出来たりします。光に弱くなりますけど、利点も多いですよね。
ボリビアの老人がいわゆる”患者0″なのですが、アメリカでは患者1のティム(ジェイミー・マクシェーン)が吸血鬼の親玉になっていますね。ウイルスに感染した人間の心に入り込み、孤独感や罪悪感を煽り、最後に選択を迫るのです。
その選択とは、仲間になるか、それとも死ぬかの二択。
カーター(マッキンリー・ベルチャー3世)がエイミー(サナイヤ・シドニー)に警告する通り、ティムは心を直接覗いて一番の弱点を突いてきますから、そう簡単に勝てるものではありません。
母の思い出の本を見せたのは、あの本がエイミーを人間の世界に繋ぎとめるカギだと分かっていたからでしょう。
心と体の苦しみに耐えて人間でいるのか、それとも怪物になって苦しみから逃れるのか。現在、この選択を迫られているのが、エリザベス(ジェニファー・フェリン)です。
ティムはエリザベスを愛しているので、過去の罪を蒸し返したりはしません。ここら辺は、まだ人間的な部分が残っているのかもしれませんね。その代わり、肉体的な苦しみを徐々に大きくしています。
最初はインフルエンザみたいだと言い、その後ジョナス(ヘンリー・イアン・キュージック)との思い出を語りながら「あの時の食中毒よりマシ」だと気丈に振舞うエリザベス。しかし、ティムのウイルスは着実に彼女の体を蝕んでいます。
肉体の限界が近づいた時、ティムは彼女に選択を迫るのです。そして、エリザベスが選んだのは・・・人としての死でした。
プロジェクト・ノアがこれまで被験体にした人数と、ティムが言っていた「12人目の仲間」という言葉から、今までティムの誘いに抗えた人間はいないはず。とすればエリザベスの死は、人間が初めてつかんだ苦い勝利なのです。
今回エリザベスの話と並行して語られるのが、ブラッド(マーク=ポール・ゴスラー)の過去ですね。
彼が娘を失った事は既に分かっていましたけど、目の前で強盗に殺されていたとは・・・。しかし、犯人の面通しでは、わざと”分からない”と言ったみたいですね。
なぜならば、こうすれば犯人が釈放されるからです。その後、なぜかタイミング良く犯人の資料をブラッドに見せるクラーク(ヴィンセント・ピアッツァ)。そこにあった住所を頼りに、ブラッドは非合法な復讐を果たします。
ブラッドは、この瞬間、怪物になっていたのです。人が怪物になるきっかけは、架空のウイルスだけではありません。
たまたま仲間と一緒に来ていたクラークが死体の処理を引き受け、ブラッドをプロジェクト・ノアに誘いました。少し・・・、あれこれタイミングが良すぎる気もしますね。
さて、人間でいるか、怪物になるか。ティムが心の中に現れたと言うことは、そろそろエイミーに選択を迫るのでしょう。エイミーの心を舞台に、ティムと初めての対決が始まります。
気になる次回はこちら
⇒ パッセージ第8話【分かれ道】
まとめ
海外ドラマ『パッセージ』第7話【特別な子】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第8話【分かれ道】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。