海外ドラマ『コードネーム：ウイスキー・キャバリエ ふたりは最強スパイ（Whiskey Cavalier）』第1話【チーム結成】（原題：Pilot）のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
ウイスキー・キャバリエ第1話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第1話【チーム結成】
新しく始まったスパイアクション・コメディの第1話です。コメディと言っても”スパイアクション”が頭につくのですから、さぞ格好良く始まるんだろうと思いますよね。
ところがオープニングで映し出されたのは、カーテンを閉め切った暗い部屋。床にはCDが散乱し、サイドテーブルには恋愛映画のDVDが積まれています。
そして、ボニー・タイラーの”Total Eclipse of the Heart”を熱唱しながら、感極まって大泣きしている男。あのメロディにハスキーな歌声を乗せて盛り上げるサビは心を打ちますが、声を上げて泣くのはちょっと・・・。
実は、彼――FBI捜査官のウィル・チェイス(スコット・フォーリー)――が泣いているのには事情がありまして、実は最近、婚約者のジジ(ヴァレリー・フーバー)から指輪を突き返されたばかりなのです。これでは、心が皆既日食並みに暗くなるのも仕方ないでしょう。
そんな所に同僚のレイ(ジョシュ・ホプキンス)から電話が入ります。
冗談めかしながらもウィルを気遣うレイは、とてもいい奴じゃないですか。持つべきものは良き友ですが、レイはウィルを慰めるために電話したわけではありません。これから、盗まれたエボラウイルスを奪還する任務が始まるのです。
事情があって遅れたレイを待たず、ウィルは独断専行で任務を遂行。見事なアクションで無事、ウイルスを取り戻した後、彼の目に飛び込んできたのは、プロポーズ中のカップル。
微笑みながら彼らを見つめ、感傷に浸るウィル。これが大きな隙になり、彼は凶弾に倒れることとなりました。
強すぎる感情移入が災いして死ぬところだったウィルに、次の任務が舞い込みます。そして、ここからようやく他のキャラクターが登場です。
まず、標的となるエドガー(タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ)は、国務省をハッキングしてデータを盗み出した男。甲高い声のマシンガントークが印象的なお調子者です。
エドガーはCIAにも追われています。大事なデータを回収するために送り込まれた諜報員が、フランキー・トロウブリッジ(ローレン・コーハン)。ウィルに劣らない凄腕で、エドガーを巡って、時には命がけのやり取りを繰り広げます。
スーザン(アナ・オルティス)はFBIの心理分析官。ウィルの相談に乗ることも多い彼女は、今回、情報関連でも大活躍していますね。
モスクワでバーテンダーをやっていたジェイ(ヴィール・ダース)も、実はCIAの諜報員。フランキーが2回、爆弾を使っていますけど、これを用意したのが彼です。
第1回目だけあって、アクションシーンは気合たっぷりの物ばかり。カーチェイス、銃撃戦、格闘と大爆発まで盛り込んだ大盤振る舞いです。車にはねられるシーンが何度かあり、体を張ったスタントも見応え十分。
主要なキャラクターを次々と登場させながら、コロコロと変わるシチュエーションも見ものですね。一歩間違えば収拾がつかなくなりそうですが、各シーンとキャラクターの配置が上手いので、ごちゃごちゃした感じはありませんでした。
全体的に、見事なスパイアクションドラマに仕上がっています。では、コメディ要素は、どこにあるのか。
これは、”可哀想なウィル”に尽きるでしょう。
まず、彼が婚約者のジジに振られたことは、FBIだけでなくCIA、そして、なぜかNSAのエドガーまで知っているのです。おかげで、事あるごとに心の傷を抉られるウィル。
さらに追い打ちをかけるのが、ジジがレイと付き合っていた事。しかも7か月前って・・・、二股かけられてたって事ですか。
天下一品の射撃の腕を持つ凄腕捜査官と、同僚に婚約者を寝取られた悲惨な男の二面性。このギャップと任務に影響するほどの感情移入が合わさって、独特の笑いを作り上げていますね。
FBIとCIA合同チームが立ち上がり、彼らは、さっそくロンドンへと向かいます。次回の任務は何なのか、それよりも、このチームのリーダーはウィルとフランキーのどっちなのか。次回以降、まだまだ揉め事は尽きなさそうです。
気になる次回はこちら
⇒ ウイスキー・キャバリエ第2話【ハニートラップの行方】
まとめ
海外ドラマ『コードネーム：ウイスキー・キャバリエ ふたりは最強スパイ』第1話【チーム結成】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第2話【ハニートラップの行方】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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