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SF

レギオンシーズン2の第4話あらすじネタバレと感想も

海外ドラマ「レギオン」シーズン2の第4話【未来を握る過去】のあらすじネタバレや感想と考察をまとめました。

レギオンシーズン2の第4話あらすじネタバレと感想と考察

第4話【未来を握る過去】

今回、はじめて内容や演出に苦痛とつまらなさを感じました。

いままでは、難解さや進行の遅さを、映像を工夫し芸術性を高めることでカバーし、斬新で面白い内容にしていました。しかし、今回のように見せ場がないと、つまらないドラマに成り下がってしまい、残念としか言いようがありません。

ご存知のように、アメリカのドラマの場合、監督や脚本家が毎話違うことがあります。普通はマンネリ化を防ぐ良い効果になることが多いのですが、今回は裏目にでてしまったように思います。

難解だったストーリー展開

ストーリー的には、デヴィッド(ダン・スティーヴンス)がシドニー(レイチェル・ケラー)の精神世界に入り、彼女の求めていることを解明するという、簡単なものです。

それを、タイムループもののような描き方で、何度も彼女の記憶を行き来し、紐解いていきます。このタイムループの要素を取り入れるというコンセプトは、今までになかった新しい試みで期待はできそうです。

しかし、これはスリリングな展開のストーリーには効果的ですが、そうでないものでやるのはどうでしょう?

まるで数学や物理の問題を、解けるまで帰れませんと、居残りで勉強させられている気分になります。全くドキドキ感やハラハラ感はなく、観ていて苦痛でしかありませんでした。

今回の難解部分は、今までのように前振りとして別枠で作ったものではありません。

シドニーの記憶を読み取り解明した内容を、彼女とデヴィッドで会話をして伝えるという手法です。これは、理解しやすそうな新しい表現方法だと、はじめは感心しました。

しかし、考えが甘すぎました。

タイムループのように観せられた映像と、彼らの会話での説明が、全く結び付かず理解できないのです。哲学的な前振りのほうが、まだ解りやすいと感じるほどです。

いままでは、どんな難問を出されても、楽しんで解いてゆくことができました。それは、何度見ても飽きない映像だったことと、観るたびに何か新しい発見をできたからです。

ところが、今回は連続で何度も観ていると、まるで拷問を受けているような感覚に陥ってしまいます。そして、考える気力がドンドンとなくなっていくのです。

とはいえ、理解したいという気持ちは高いため、半日以上の時間をあけて、頭の中を空白にしてから再度観てみることにしました。

シドニーの過去

まず、シドニーの記憶から、彼女の能力が赤ん坊のころから備わっていたことが分かります。

なぜなら、彼女の母親が、赤ん坊の彼女に触れることをためらったり、添い寝の際も触れないような配慮もしていました。つまり、母親は彼女の能力を知っていたことになります。

かと言って、ふたりの関係は決して悪いものではなく、お互い理解し合い寄り添い仲良く生活しています。でも、シドニーにとっては満たされない部分は多かったでしょうね。

人と触れ合うことができないし、子供らしく振舞うこともできません。

母親に思い切り抱きついて、甘えることができないのですから・・・。

そして、彼女は大人びた性格になってしまい、母親以外の周囲の人物からは孤立した少女時代を過ごします。学校では当然のようにイジメにも合いますし、少しグレて悪ぶったりもしました。

彼女は大人でも抱えきれないような問題を、物心がつく前から背負って生きてきたのです。そんな彼女の気持ちを想うと、言葉では言い尽くせないような虚しさを感じます。

その後、シドニーは3つの大きな事件を起こします。

  • 手袋を外し露出の高い服装のままクラブで踊り、たくさんの人とぶつかって入れ替わりが何度も起こり、病院へと運ばれます。
  • キスを迫った少年と入れ替わり、いじめっ子たちに彼の姿で暴行を加え仕返をし、彼に責任をなすりつけます。
  • 母親と入れ替わり、彼女の恋人と初体験をし、その途中で元に戻ってしまったため、彼は逮捕されてしまいます。

彼女のこれらの行動は、いままで抑えてきた衝動や感情を吐き出しただけだと思いました。

もし、自分が彼女だったとしても同じことをしていたと感じるからです。一歩間違えば心の奥底に眠る、欲望のままに生きてきていたかもしれません。

でも、彼女はそうはならず、逆に強く耐え抜いてきたのでしょうね。

シドニーとデヴィッドの関係性

ところで、シドニーとデヴィッドの導き出した答えの会話から、重要そうなものをあげてみます。

「娼婦やジャンキーなど人生を浪費したものは、美しい天使の輪になる」

「愛は世界を救わない、愛は人をおろかにする、私たちで愛を救いましょう」

「私たちの傷跡や怒りや絶望は鎧である」

「神が罪人を愛するのは、私たちの炎が燃えるから、一緒に燃えましょう」

出典:レギオン作品中のセリフ

これらの内容から、理解できた方いらっしゃいますでしょうか?

彼女は自分の秘密をさらけ出すことで、二人で生きていく覚悟を、デヴィッドに確かめたかったのであろうと、こじつけることはできます。しかし、それ以上のことを、これらの会話や、彼女の記憶との繋がりから、読み解くことはできませんでした。

そのため、これ以上に深く考えることは止めて、今後の展開を観てゆくうちに理解できると信じてみることにします。でも、本当の気持ちは、理解できなかった悔しさと敗北感でいっぱいです・・・。

今回のデヴィッドはシドニーの引き立て役でした。

何度も彼女にダメだしされて可哀そうでしたが、それでもめげない彼はすごいと思います。きっとこのふたりには、愛だけでは語れない絆があるのでしょうね。羨ましいかぎりです。

もし、自分なら諦めて彼女を放置したまま現実世界に戻ります。理由も言わず、何度もダメだしをするような女性とは付き合いきれないです。

ケリーの解放

ミゴ修道会の僧が死亡したことで、感染者たちは失神硬直状態から抜け出すことができます。当然、ケリーたちも解放されます。

そして、ケリー〈女性〉(アンバー・ミッドサンダー)がケリー〈男性〉(ビル・アーウィン)を、自分のお腹から腕を引っ張りだし分離します。少しホラーじみた演出でしたが、彼らが登場したことが嬉しくてたまりませんでした。

いままで、シドニーの記憶ばかり観せられていたので、何とも言えない解放感を味わえたのです。

しかし、我に返り考えてみると、これでケリーたちの深層心理や願望を観ることができなくなったことになります。残念で仕方がありません。

シドニーに関することを半分にしてでも、彼らのことを観せて欲しかったです。

最後の場面では、レニー(オーブリー・プラザ)が本部に連行されて来ます。

このレニーはファルークなのでしょうか?それとも彼女が自力で抜け出して逃げて来たのでしょうか?

面白そうな展開になってきました。次回が楽しみですね。

いままで、このドラマへの期待感が強すぎたことが、今回大きく失望した原因だとも言えます。そのため、今後は少し肩の力を抜いて、気軽な気持ちで楽しんでゆきたいと思います。

まとめ

海外ドラマ「レギオン」シーズン2の第4話【未来を握る過去】の動画を無料視聴する方法とあらすじネタバレや感想、考察をご紹介しました。

気になる第5話以降も情報アップしていくので、お楽しみに♪