海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』13話【謎の症例】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介します。
前回の話はこちら
⇒ レジデント型破りな天才研修医12話【レジデントの決断】
レジデント型破りな天才研修医の13話あらすじネタバレと感想とBGM【海外ドラマ】
第13話【謎の症例】
残りあと1回と言うのに、この展開で良いのでしょうか?
ハンター医師の悪事の証拠は、まだ掴めていません。逆に考えると、視聴者を焦らせる、にくい展開ですね。シーズンラストで一気に加速し、衝撃的な内容になる気がしました。
次を最高に盛り上げるお膳立てとしては、完全に成功しています。こうなると、次回のことばかりが気になって、仕方がありません。
レジデント型破りな天才研修医の13話のあらすじネタバレ
原因不明の患者クローディアの病気を調べるため、コンラッドとデヴォンは奮闘します。そして、やっと突き止めた原因は、アメーバー性髄膜炎でした。
症例の少ない病気のため、特効薬は高価で病院に在庫はありません。そこで、デヴォンは直接、製薬会社の社長に連絡します。そして、なんとか手に入れた薬と、冷却治療のお陰で、彼女は助かりました。
そしてもう一人、イヴォンヌの心臓の手術を、ミーナとオースティンが担当します。このイボンヌは、以前に直腸内異物混入で手術した男性の母親です。彼は相変わらず口コミを盾に横暴で、オースティンや病院に盾突きます。
また、ミーナは今回の手術を通じ、オースティンに患者さんの扱いを教えようとします。おかげで、手術はテンヤワンヤとなりますが、イヴォンヌは何とか助かりました。
そして、佳境に入ってきたのがニッコールのストーリーです。彼女が自宅に戻ってみると、玄関が開いていました。不審に思い中に入ると、そこには妹のジェシーが倒れています。
じつはジェシーは薬物常用者で、少し前までリハビリを受けていました。つまり、また薬に手を出し、中毒症状を起こしたのです。そして何の因果か、ニッコールの元職場に入院することになります。
それとは別に、彼女はハンター医師の診療所に赴きました。患者が心配だからと、元同僚のアリーに手助けを求めるためです。当然ながら、最初はアリーに断われます。
しかし、しばらくして彼女から、リリーのカルテを渡すと連絡を受けました。そして、それを罠だと知らず、受け取りに向かったニッコールは、警察に逮捕されてしまうのでした。
今回、ニッコールに関するストーリーは、さらにサスペンス色がアップしました。また、クローディアの病気の謎解きは、まるで『Dr.ハウス』を彷彿とさせます。
第13話は相異なるストーリーが、バランス良く噛み合っていて楽しめました。
レジデント型破りな天才研修医の登場人物
終盤にきて、キャラクターが色々と変化をみせるから楽しいです。
コンラッド・ホーキンズ(Conrad Hawkins)/マット・ズークリー(Matt Czuchry) – シニアレジデント(後期研修医)
存在感のなさランキングでは、今回一番だった気がします。しかし、医師としては活躍しています。アメーバーが活動できないように、体温を下げると、よく思いついたものですね。
コンラッドの発想力と能力の高さに、思わず感心してしまいました。とはいえ、いつもの彼らしさを、全く感じることが出来なくて残念です。
次回あたり、強引で横暴過ぎるようなコンラッドを、また観れることを期待します。
ニッコール・ネヴィン(Nicolette Nevin)/エミリー・ヴァンキャンプ(Emily VanCamp) – 看護師
以前、担当した患者さんに感謝され、その甥に礼まで言われました。また、感謝されるだけではなく、「恩返しするよ、なんでも言ってくれ」なんて、凄いですね。
ニックがどれだけ優秀な看護師なのかが、よく分かりました。そして、マンボの登場のおかげで、彼女を尾行していた男性を、封じ込めることに成功します。
しかし、ニックに降りかかる困難は、それだけではありませんでした。妹が薬物中毒で入院となります。また、ハンター医師と元同僚アリーに嵌められ、逮捕されてしまいました。
正直なところ、アリーの電話は怪しすぎます。朝4時に診療所で、リリーのカルテを渡すとは、変だと思いました。全く怪しまなかったニッコールのほうが、どうかしていますね。
彼女はハンター医師の恐ろしさを感じていただけに、不思議に感じました。
とはいえ、ニックはどうなってしまうのでしょう?
反撃する手立てもないまま、これからどう動くのか・・・、とても楽しみです。
デヴォン・プラヴェシュ(Devon Pravesh)/マニシュ・ダヤル(Manish Dayal)- インターン(実習生)
クローディアの病気の原因を、見舞客の会話から見つけ出すとは、恐れ入ります。医師として、ますます成長してきましたね。
言い方は悪いですが、存在感の薄さを、医師としての能力でカバーしているように思えます。バランスの良いキャラという点では、一番優れているのかもしれませんね。
レーン・ハンター(Lane Hunter)/メリーナ・カナカレデス(Melina Kanakaredes)- 腫瘍専門医
リハビリ施設へ4年間無償で入所できる手配が出来ると、ニッコールへ手助けの申し出をしました。今まで脅迫じみたことを彼女に言っておきながら、良く言えますね。
根性が座っているというより、ニックを買収しようとした気がしたのではないでしょうか?
しかし、当然のことながら、ニッコールに断られます。その後のハンターの表情は、怖かったですね。「失敗したか、見ていろ!」と言葉には出さずとも、表情が訴えています。
ハンターは今回、この一瞬だけの出演だったにも関わらず、凄い存在感でした。彼女のこの迫力を見るのも、あと1回だと思うと残念ですね。
ミーナ・オカフォー(Mina Okafor)/シャウネット・レニー・ウィルソン(Shaunette Renee Wilson)- 外科研修医
素直にオースティンに、自分の意見を言えるミーナは、素晴らしいと思います。また、患者さんとの接し方も良くなりました。つまり、医師としての成長ぶりとしては、目を見張るものがあります。
しかし、ミーナらしさが薄れ、何か寂しさを感じました。彼女の上を行く、オースティンが現れたので仕方はありませんね。とはいえ、この二人の掛け合いは、どちらも引き下がらず、見ごたえがあります。
似た者同士がお互い、「人のふり見て我がふり直せ」を、実践しているかのようです。ある意味、最高のコンビとも言えるかもしれません。二人の成り行きを、しばらくは楽しみたいと思います。
ランドロフ・ベル(Randolph Bell)/ブルース・グリーンウッド(Bruce Greenwood)- 外科部長
素直に「よくやった!」と、コンラッドとデヴォンを褒めてあげれないのでしょうか?
表情は嬉しそうなのに、皮肉を付け加えるのは、彼らしいのですね。実際、デヴォンも褒め言葉?と受け取ったようです。人付き合いの下手さと、バレバレの行動こそが、ベルの憎めない点かもしれませんね。
AJ・オースティン(AJ Austin)/マルコム・ジャマル・ワーナー(Malcolm-Jamal Warner)- 心臓外科医
ミーナに患者の扱い方を指南される彼とは、いかがなものでしょう?
たしかに彼女とは違った意味で、患者の扱いは酷いですね。しかし、オースティンの表情を見ているとを、わざとやってる?と思える節があります。なにか楽しそうですし、ミーナの反応に納得している様に見えました。
つまり、彼女に患者の扱い方を、教えてるのではないでしょうか?
毒をもって毒を制すという言葉がありますね。その言葉のように、自分の欠点を、わざと見せているのです。
つまり、似た者同士だからこそ出来る、ミーナには一番の指導ではないでしょうか?
実際の所は分かりませんが、そうであって欲しいと強く思いました。そうでなければ、偏屈者が一人増えただけで終わってしまいます。個人的に興味があるキャラだけに、何か期待してしまうのです。
イルヴィン・フェルドマン(Irving Feldman)/タッソ・フェルドマン(Tasso Feldman)- ER医師
相変わらず良い味を出しますね。特に目立つ活躍がなくとも、抜群の印象と存在感を与えてくれました。
製薬会社の社長に電話を掛け続けるシーンは、お見事としか言いようがありません。フェルドマンのダンスシーンを使った演出は、音楽ともマッチし最高でした。
クローディア・ウェブ(Claudia Webb)/キャスリーン・ウィルホイト(Kathleen Wilhoite)- アメーバー性髄膜炎の患者
キャスリーン・ウィルホイトは『ER』で、スーザンの姉クロエを演じていた女優さんです。面倒をかけまくる薬物中毒の姉を見事に演じ、なかなか印象的でした。
今回の彼女の役柄は、その時とは全く違います。犯罪歴のある人を雇い、面倒を見ているのです。この設定に、不思議な感覚を覚えました。
『ER』の時のスーザンの立場と逆転しています。また、ニッコールの妹が薬物中毒で登場していることもあり、不思議な因縁を感じました。
イヴォンヌ・エヴァンス(Yvonne Evans)/ランディ・ヘラー(Randee Heller)- 直腸内異物混入の患者の母親
「息子と同じ症状を治しに来たの」と、イヴォンヌが言った時はビックリしました。まさか、彼女も直腸内に異物を混入するの?と、変な勘ぐりをしてしまったからです。
しかし、喘息だと分かり一安心。親子ともども直腸内異物混入癖があるとは、想像したくないですね。息子とは違い陽気で前向きなイヴォンヌは、なかなか素敵でした。
また、手術中の音楽に、トム・ジョーンズをリクエストするとは、なかなか粋でオシャレですね。こういう歳のとり方ならしてみたいと感じました。
息子とは違い、器の広さを感じますね。正直なところ、彼の再登場は望みませんが、イヴォンヌなら大歓迎です。
こちらで、ドラマの主要キャストを紹介しています。
⇒ レジデントのキャストを画像と動画でまとめて紹介
ドラマ『レジデント型破りな天才研修医』の13話で気になった音楽(BGM)
今回は、3曲ありました。
She’s a Lady(1971)- TOM JONES/トム・ジョーンズ
イギリスのポップ界の大御所 トム・ジョーンズの、70年台にミリオンセラーを記録した大ヒット曲です。イヴォンヌが手術を受ける際にリクエストし、彼女の手術シーンで流れていました。
Some Kinda Miracle(2016)- OLIVER PRICE & ROSCOE WILLIAMSON
イギリスのエレクトロニック系プロデューサーによる、レジデント・オリジナル・サウンドトラック収録曲です。デヴォンとフェルドマンが製薬会社の社長に、電話を掛け続けるシーンで使われていました。
No Need to Argue(2016)- THE CRANBERRIES/ザ・クランベリーズ
アイルランドの世界的有名ロックバンドの曲です。エンディングシーンで使われていました。
じつは、このバンドのヴォーカルであるドロレスは 今年1月に急死しています。彼女の独特な歌声を、もう聞けないと思うと残念でなりません。そのため、この曲が流れた際には、少し感傷的な気分になってしまいました。
レジデント型破りな天才研修医の13話を観終わった感想
医療の闇と言えるかは別として、特殊な薬のみ扱う製薬会社が気になりました。殺人アメーバーに有効な薬を扱う会社が、アメリカに一つしかないのです。
それも、年に数件しか起きない症例のため、その薬は一つ4万8千ドルもします。(日本円で一つ500万円ほどになります。)つまり、患者が少ない=儲からないとなり、大手は作りません。
この薬だけでなく、難病と呼ばれる病気に対する薬がないのはそのためです。研究し開発しても、儲からないと意味がないとは、悲しい現実ですね。
もし、その病気になれば死ぬのを待つしかない現状を、どうにかして欲しいと感じました。こうゆう病気に対する研究や開発にこそ、政府が補助するなりして欲しいですね。
もう一つ気になったのが、この薬を買うために集めたお金です。数時間で、4万8千ドルも集めるとは・・・。クローディアのために、元犯罪者たちが必死で集めました。
しかし、こんな大金どうやって?と思いませんでしたか?
人助けのためとは言え、犯罪を犯して手に入れたお金でないなら良いのですが・・・。考えてみると、これはクローディアが保険に入っていなかったためです。そのため、薬代以外の治療費や入院費を考えると、今後の支払いは大変になるでしょう。
助かっても、その後は生活していけるかどうか、病気が治っても、生活できなければ意味がありません。「保険がなければ、病院に来るな」と言っているようなものですね。
保険のある日本でさえ、病気になれば生活していけるか?と不安を感じる方が多くいます。人の命をどう考えているのか?保険のことよりも、医療とは何?と、深く考えてしまいました。
気になる次回は
⇒ レジデント型破りな天才研修医第14話【詐欺の結末】
まとめ
海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』13話【謎の症例】のあらすじネタバレや感想がまとめてあります。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介しました。
ひきつづき、第14話(最終回)【詐欺の結末】も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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