海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』10話【ゴースト】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介します。
前回の話はこちら
⇒ レジデント型破りな天才研修医9話【操られる命】
レジデント型破りな天才研修医の10話あらすじネタバレと感想とBGM【海外ドラマ】
第10話【ゴースト】
予想どうり、ハンター医師の件は少しお預けでした。リリーの病理解剖の結果は一週間後なので、そこからですね。
とはいえ、残すところ後4話となっての新しい展開に、嬉しくなりました。こんなに詰め込んで大丈夫かな?という心配はあります。とはいえ、楽しみが増えました。
レジデント型破りな天才研修医の10話のあらすじネタバレ
コンラッドは通勤中に自転車と衝突し、足を痛めてしまいました。しかし、その足を治療することなく、患者の治療にあたります。
そのことが結果として、彼のリリーに対する自責の念を、開放するキッカケを作ったのでした。また、ニッコールとの関係修復にも役立つのです。
最終的に二人が、よりを戻したようなシーンが描かれました。
まず、病院ではコンラッドの恩師であるジャコビー医師が、治療にやって来ます。彼女には、自分が救えなかった患者の霊が見えるのです。
コンラッドは必死に、原因を突き止めようとしますが解りません。じつは彼女も、彼のように自責の念に捕われていたのです。
そのため欝になり、幻覚が見えていたのでした。その後、コンラッドの計らいで、彼女は自信を許すことができます。
彼はミーナに頼んで、医療器械の修理を彼女にしてもらったのです。そして、医療現場へと復帰することを、彼女は決意するのでした。
同じ頃、中国人VIP患者が、ベルの手術を受けにやって来ます。この患者が厄介、この上なく、看護師を手こずらせます。
病室の番号に4は縁起が悪いなど、さまざまな文句を言うのです。困った病院側は、ニッコールを担当に据えます。
まず、彼女は威勢の良さを見せた上で、マジックで3333と書き、病室に貼りました。これには、患者側も参るしかありません。彼女は彼の信頼を得ることを、簡単にやってのけたのでした。
その後、彼は術後に急変します。そして、彼の処置に呼ばれたジュードは、ベルのミスを見抜きました。
また、そこへやって来たベルを、思わず罵倒してしまいます。そのため、命を救ったにも関わらず、ジュードは退職する羽目になるのでした。
ベルは手の震えを相談した医師に、病気は自分のことだとバレてしまいます。しかし、抗不安薬の新薬をもらい、症状が落ち着きました。
それなのに彼は手術ミスを犯し、CEOに疑念を抱かせることになります。
しかし、そう悪いことばかりは起こりません。ハンター医師との急接近により、彼にも春が訪れます。
また、彼女に煽られ、彼はCEOへ不満を抱きはじめした。彼らにとって、彼女の進める病院の透明性は邪魔でしかありません。
また、彼女の年間報酬も気に入りません。医療知識のない者が、年間300万ドルも貰っているのです。これは今後、何か行動を起こす、キッカケになる気がします。
最初、要所要所に現れる、幽霊の意味が解りませんでした。ドラマの指向が変わった?と感じたほどです。
しかし、中盤以降、その意味が、だんだんと解ってきます。自責の念を間接的に伝える、上手い表現ですね。単刀直入ではないところに、構成の巧みさを感じまた。
レジデント型破りな天才研修医の登場人物
コンラッドとニックの関係が修復できた様子がうかがえる回でした。
コンラッド・ホーキンズ(Conrad Hawkins)/マット・ズークリー(Matt Czuchry) – シニアレジデント(後期研修医)
リリーの死を悼むあまり、自分を責めるような行動にでます。怪我した足を放置し、悪化することを望んでいるかのようです。
もし、コンラッドが動けなくなれば、どうなるのでしょう?
そうゆう状況さえも考えられないほどの、ショックだったのでしょうね。まるで、自分に罰を与えているかのようでした。
あまりに痛々しい彼の姿に、目を覆いたくなります。コンラッドの気持ちが、痛いほど伝わってくるだけに辛いですね。
ところで、歩行車という医療器具を、ご存知でしたか?
今回、初めて見たのですが、スグレモノです。キックボードと三輪車が、合体したような形をしています。
その上に痛めた足を載せて歩くことができるんです。松葉杖よりも、実用性があると感じました。
コンラッドもこの器具が、かなり気に入ったようです。無邪気な子供のように、乗りこなします。凄く楽しそうで、自分も体験したくなりました。
ニッコール・ネヴィン(Nicolette Nevin)/エミリー・ヴァンキャンプ(Emily VanCamp) – 看護師
彼女と中国人VIP患者とのやり取りは必見です。言葉が出ないほど圧巻でした。
彼に「私が院長なら即座に昇進だ」と、言わせただけのことはあります。ニックの手腕と機転の良さが、輝いていました。
とはいえ、彼女はリリーの死について、自分を責めています。やり切れなさから来るショックで、潰れてしまいそうです。
しかし、仕事の時は気丈に振る舞います。観ていて辛くなるほど、ニックの痛みが伝わって来るようでした。
デヴォン・プラヴェシュ(Devon Pravesh)/マニシュ・ダヤル(Manish Dayal)- インターン(実習生)
デヴォンはコンラッドの心境を、誰よりも理解しています。「一人で苦しんで欲しくない」と、コンラッドに伝える姿には、共感を覚えました。
しかし、どれだけ良いことを言っても、存在感の不足を拭えません。ジャコビー医師を助けるために、嘘をついた際もそうでした。
コンラッド並みの発想とハッタリなのに、何か物足りないのです。しかし、彼のような普通過ぎる人物がいるからこそ、他を引き立てているのかもしれません。
とはいえ、誰もが驚き強く印象に残るようなデヴォンを、一度は観てみたいものです。
レーン・ハンター(Lane Hunter)/メリーナ・カナカレデス(Melina Kanakaredes)- 腫瘍専門医
リリーの病理解剖を、反対しなかったハンターに驚きました。単純な殺人ではなさそうです。かなり手の込んだトリックを、仕掛けているのだと思います。
また、ベルに急接近するハンターは、言葉巧みに相手を操る、悪女そのものですね。キャリーを引きずり降ろし、彼をCEO座に据えたいようです。
そして彼を操り、裏から病院の実権を握りたいのでしょう。ハンターの狡猾さが、にじみ出ていますね。やりたいことが見え見えなだけに、彼女の恐ろしさが伝わてきました。
ミーナ・オカフォー(Mina Okafor)/シャウネット・レニー・ウィルソン(Shaunette Renee Wilson)- 外科研修医
ミーナの新たな一面が描かれていて、嬉しくなりました。これほど嬉しそうな彼女の姿は、初めて観たかもしれません。
憧れのジャコビー医師と話をするミーナは、別人のようです。まるで夢見る少女のようでした。性格のギャップが、これほど魅力に感じるキャラは珍しいですね。
ランドロフ・ベル(Randolph Bell)/ブルース・グリーンウッド(Bruce Greenwood)- 外科部長
また手術ミスをやってしまいました。自分の過ちを。いい加減、認めて欲しいものです。いくらジュードに虚勢を張っても、虚しさしか伝わってきません。
また、ベルはハンターに、自らの抱える負債を話します。離婚の慰謝料や養育費だけではなかったのです。
投資に失敗し200万ドル、自身の開発した医療機器に150万ドル・・・。単純に見積もって、合計で10億円にはなると思います。この状態では、そう簡単に仕事を辞めれませんね。
さらに、彼のハンターに対する下心も、完全に読まれていました。これでは、彼女に付け込まれる理由を、自ら与えたようなものです。同情する気はありませんが、哀れさを感じてなりません。
とはいえ、お礼の時計の価格を、すぐにネットで調べるとは・・・。よっぽどお金に困っているのですね。ベルの貧窮具合が、手に取るように伝わってきました。
ジュード・シルバ(Jude Silva)/ウォーレン・クリスティー(Warren Christie)- 外傷外科医(元軍医)
ジュードがペルに言い放った言葉、格好良かったですね。
「何人死んだら引退を?過去の栄光は、もう消えたんです。潮時です。」「能力不足を指摘しただけだ。」
以前、コンラッドが同じようなことを嫌味っぽく言った時とは、重みが違います。ジュードが同僚の前でハッキリ言っただけに、スッキリしました。
しかし、彼は病院を去ることになります。理不尽としか言いようがありません。ベルに楯突いたため、その報いを受けてしまったのです。
とはいえ、ジュードはもっと早くに、自ら辞めるつもりだったそうです。しかし、ニックへの想いが、彼を踏み留まらせていました。不純な動機だとしても、貫いて欲しかったです。
また、コンラッドの理解者としての彼の姿を、もっと観たい気持ちでいっぱいです。良いキャラなだけに、残念でなりません。
アイリーン・ジャコビー(Eileen Jacoby)/エリカ・スレザック(Erika Slezak)- 元脳神経外科医(コンラッドの恩師)
どこにでもいそうな、上品で面倒見の良さそうな、おばちゃんにしか見せません。そのため、コンラッドの学生時代の恩師かと思っていました。
ところが、脳神経外科医だったとは・・・。人は見かけによりませんね。
しかし、名医と呼ばれるほどのジャコビーでも、救えなかった患者さんのことを悔いています。誰かさんとは大違いですね。人の命を大切に思っているからこそ、鬱になってしまったのでしょう。
とはいえ、医療機器を触った時の、彼女の嬉しそうな笑顔が忘れられません。また、彼女の退院時の、コンラッドへの言葉が格好良すぎます。
「あなたのような医師を育てるため、教育現場に戻る」。
そして、彼の現状を見透かしたような一言、「自分を許せたの、あなたも前へ進みなさい」。
つまり、ジャコビーは彼をリリーの死から立ち直らせるという、重要な役柄だったのです。コンラッドが師と仰ぐだけのことはありますね。
こちらで、ドラマの主要キャストを紹介しています。
⇒ レジデントのキャストを画像と動画でまとめて紹介
ドラマ『レジデント型破りな天才研修医』の10話で気になった音楽(BGM)
今回は、3曲ありました。
Chambers (Passing Train)(2014)- HUNDRED WATERS/ハンドレッド・ウォーターズ
アメリカのフォークトロニカ・バンドの曲です。冒頭でコンラッドが、ランニングで通勤する時に使われていました。
Quick Musical Doodles(2016)- TWO FEET/トゥー・フィート
アメリカのインディー系オルタナティヴ・シンガーソングライターの曲です。ハンター医師とベルのキスシーンで使われていました。
Mesmerize(2017) – STROM/ストーム
デンマークのヒップホップ・アーティストの曲です。エンディングでコンラッドとニッコールが、よりを戻すシーンで使われていました。
レジデント型破りな天才研修医の10話を観終わった感想
医療問題への切込みは、今回あまり感じませんでした。むしろ登場人物の心情や背景描写や、新たな人間関係に、焦点を当てていたと思います。
内容的には納得もでき、面白さがありました。しかし、『レジデント』らしさという点は、あまり感じなかったです。これでは、他の医療ドラマと変わりがありません。
まるで『グレイズ・アナトミー』のようだと感じたのは、自分だけでしょうか?
少しでも良いので、何かしらの医療問題に触れて欲しかったです。そこで、今回担当の監督は誰かな?と調べてみたところ、6話と同じ方でした。バレエダンサーの男性が登場した回ですね。
この時も、ヒューマン要素が高めでした。これはきっと、この監督の持ち味なのでしょう。とはいえ、毎回違った面白さや感動を与えてくれる、新鮮さがあるドラマですね。
気になる次回は
⇒ レジデント型破りな天才研修医11話【生け贄】
まとめ
海外ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』10話【ゴースト】のあらすじネタバレや感想がまとめてあります。
また、ドラマ内で流れていて、気になった音楽(BGM)をご紹介しました。
ひきつづき、第11話【生け贄】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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