海外ドラマ『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』第11話【揺れる家族】(原題:Shaken)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ プルーブン・イノセント第10話【沈黙の特殊部隊】
プルーブン・イノセント第11話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第11話【揺れる家族】
オープニングでは、前回、見つけたイニシャルについてマデリン(ラシェル・ルフェーブル)とリーヴァイ(ライリー・スミス)が話し合っています。この中に心当たりが1つでもあれば、ローズマリー事件の手掛かりになるかもしれませんからね。もし、全員に繋がる人物が浮かび上がれば、間違いなく第一容疑者になるでしょう。
そして、リーヴァイの口から次々と出てくる女の子たちの名前。やはり、何か事件とかかわりが・・・と思いきや、大体の女の子と付き合ってたらしいです。覚えてないよりは数段マシですけど、兄の軽さを知ったマデリンは頭が痛かったと思います。
スコット兄妹が徐々にローズマリー事件の核心に近付く中、IDGに”揺さぶられっ子症候群(SBS)”に関する依頼が持ち込まれました。SBSとは、赤ん坊の体を激しく揺さぶることにより内出血が起こり、そのせいで様々な障害が生じるというもの。
依頼人のガブリエル(サマンサ・スローヤン)は、娘をSBSで死に至らしめた罪で服役しています。産後うつに陥っていた彼女は娘の泣き声が大嫌いで、痛みを伴う授乳も苦痛でしかありませんでした。「母親としての私は未熟だったかもしれない」と語る彼女を有罪にした決め手は、検視官の証言を聞いた陪審の心証。
ガブリエルの自由を奪ったのは、”悪い母親”というイメージだったのです。
陪審員制度は裁判をスピーディーにしますけど、証言と心証があまりにも大きなウェイトを占めているのは問題です。聖書に手を置いたからって本当の事しか喋れなくなるわけではありませんし、起訴までは証拠にこだわるのに、いざ舞台が法廷に移ると陪審へのアピール合戦に早変わり。
でも、法廷にいる人が全員、この状況を好んでいるわけではありません。それがスピアー判事の一言「法廷は安い桟敷席じゃないのよ」に表れています。検察側も弁護側のマデリンも黙らせたこのシーンは、劇場型裁判に対する疑問を投げかけてくれました。
ガブリエルの義母が妨害する中、マデリンたちはSBSを引き起こした本当の原因、そして、その裏に潜む闇に迫るのです。
さて、単発の事件は多分、今回が最後でしょう。ついにローズマリー事件がメインに躍り出てきましたからね。
いまさらカルト教団が登場するとは驚きでしたが、この教団は大して重要とは思えません。今回、重要なのは、マデリンを有罪にしたいあまりに、ゴア(ケルシー・グラマー)の目が曇り始めているという事。
入江から見つかった凶器のランタンをどうしてもマデリンと結び付けたい彼は、証言を求めるべき人物を間違えてしまったのです。いえ、そもそも証言を求める目的がズレてしまったのでしょう。真実を突き止めるのではなく、マデリンを有罪にするのが目的になってしまいましたから。
その点では、ヘザー(ケイトリン・メナー)がうってつけの証人です。たとえランタンから一旦、目を逸らしても、なぜか今になってマデリンとの関連を思い出したとしても・・・。
「検察は悪魔じゃない。有罪を確信してるだけ。正義への過剰な執着が、無実の証拠に目を向けることを拒んでるの」というマデリンのセリフは、現在のゴアをズバリと言い表しています。
残り2話で注目すべき人物は、間違いなくゴアになるでしょう。彼の中に、まだ正義が息づいているはず・・・そう信じたいのです。
気になる次回はこちら
⇒ プルーブン・イノセント第12話【マデリン・スコット裁判 (前編)】
まとめ
海外ドラマ『プルーブン・イノセント 冤罪弁護士』第11話【揺れる家族】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第12話【マデリン・スコット裁判 (前編)】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。