海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン3第12話【犠牲】(原題:Sacrifice)のあらすじとネタバレ感想をまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ハンドメイズテイル3第11話【ウソ】
ハンドメイズテイル3第12話あらすじとネタバレ感想【ドラマ】
シーズン3第12話【犠牲】
前回、フレッド(ジョセフ・ファインズ)とセリーナ(イヴォンヌ・ストラホフスキー)が拘束されたことを受け、ギレアドは戦争すら起こしそうな雰囲気です。特に急進派は国境を封鎖すべきだと言っているのですが、ローレンス司令官(ブラッドリー・ウィットフォード)は何とか押しとどめようと、珍しく電話口で怒鳴っています。
ギレアドは、それほど豊かな国ではありません。侍女を輸出して、その代わりに物資を手に入れているぐらいですからね。国境の封鎖は、即、物資不足に繋がってしまいます。それに、子供たちと自分の脱出にも影響があるのです。
ウィンズロウ司令官が行方不明となり、ウォーターフォード夫妻が拘束されたことによって、一旦、監視の目はローレンス邸から逸れました。この知らせを聞いた後、ジューン(エリザベス・モス)はうつむき、両手で顔を覆い・・・笑っています。
また、彼女の中に棲む悪の親玉が顔を出し始めたみたいです。子供の救出計画をペラペラしゃべってしまいそうなエレノア(ジュリー・ドレッツィン)に凄むシーンなんて、ギレアドに捕まる前のジューンでは考えられなかったでしょう。
女中や侍女たちの犠牲を乗り越え、52人の子供の未来を背負い込んだ彼女は、商店で顔を合わせたリタ(アマンダ・ブルーゲル)にも「すっかりボスね」と言われるぐらい肝の据わった女になりました。
一方、カナダでは、フレッドがセリーナの裏切りに気付きましたね。でも、彼は「(ニコールは)哀れな子だよ。お前が母親で」と嫌味を言うのが精いっぱい。フレッドは戦争犯罪人としての罪を問われますから、自由の身にはなれないでしょう。
そもそも、セリーナはフレッドが憎いから犠牲として差し出したわけではないはず。前の日に確かめ合った愛は、たぶん本物でしょう。夫よりも子供への愛が強かっただけ。彼女が見つめるのは、結婚指輪がはめられた薬指。その隣にあるべき小指は、無残に切り落とされています・・・やっぱり、半分くらいは憎かったのかもしれません。
どの道ここから出られたとしても、侍女にとっての妻とは、モイラ(サミラ・ウィレイ)が言う通り「友達を押さえつけて夫にレイプさせた女」。カナダには命がけで亡命してきた元侍女がたくさんいるのですから、外に出る方が危険です。
彼女は、ギレアドから出ても結局、籠の鳥でいるしかありません。
今、騒いでもどうにもなりませんし、収容された施設がまるでホテルのように見えるせいもあって、ウォーターフォード夫妻は少しリラックスしているように見えますね。
反対に、緊張感を増しているのがギレアドです。
エレノアの自殺。そして、情報が洩れるリスクを排除するために、それを見逃したジューン。「君の知るジューン・オズボーンは存在しない。ギレアドが変えた。私が変えたんだ」というフレッドのセリフ通り、彼女は大きく変わりました。
ギレアドという国家の犠牲になっていた可哀想な女性が、いまや多くの犠牲の上に立ってギレアドを揺るがそうとしているのです。
黒い翼の下から青い瞳が覗くラストシーン。そして次回、シーズン3はフィナーレを迎えます。
気になる次回はこちら
⇒ ハンドメイズテイル3第13話(最終回)【メーデー】
まとめ
海外ドラマ『ハンドメイズ・テイル』シーズン3第12話【犠牲】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第13話(最終回)も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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