海外ドラマ『グッドドクター2 名医の条件』第4話【愛するがゆえに…】(原題:Tough Titmouse)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ グッドドクター2第3話【36時間】
グッドドクター2第4話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン2第4話【愛するがゆえに…】
リア(ペイジ・スパーラ)は、まだまだご機嫌斜めですが、彼女は単純にふて腐れているだけじゃありません。彼女の怒りは失望からきたものです。その失望がショーン(フレディ・ハイモア)に対するものなのか、自分の持っていた期待に対するものなのかは分かりませんけれども。
リアが求めていたのは優しさでも楽しさでもなく、自分に対する関心なんですよね。でも、ショーンは他人の事情にまったく関心がない。と言うより、関心を持つことができません。表に出ている感情に、その場その場で対応するだけです。
複雑怪奇な女心に気を回すなんて、とても無理。それでも彼なりにリアを愛していますし、愛情を何とか表現したいんですよ。ご機嫌取りはすべて失敗してますけど、だったら残された手はただ一つ。
自分がどんな形で彼女に関心を持っているのか話すしかありません。たとえ、一旦、傷つけることになろうとも。
愛の形を描くと言う意味では一緒なのですが、メインのテーマはもっと厳しい愛ですね。愛ゆえに憎まれ、愛ゆえに別れ、愛ゆえに突き放す。今回は、愛しているからこそ最も苦しい決断をする人々・・・親たちの話です。
まずは、フリークライミング中の事故で首を折ってしまったキティの両親(父親:ケオン・シム、母親:キミコ・ゲルマン)。
キティ(リア・ルイス)にとって、クライミングは生を実感できる挑戦です。登り切った時の達成感は、きっと素晴らしい物でしょう。しかし、今回の怪我で、キティには2つの選択肢が提示されたのです。
モーガン(フィオナ・グーベルマン)の提案は、リスクが大きい代わりに成功すればクライミングを続けられます。
クレア(アントニア・トーマス)の提案にしたがうと、生き延びる可能性が非常に高い代わりに首の可動域を制限されます。あちこちに目を配るフリークライミングにとって、致命的な後遺症ですね。
当然、キティが選んだのはモーガンの案でした。キティは18歳になっているので、治療方針の決定権があります。でも、どうしても娘が生き残る可能性を取りたい両親は、耳を疑うような行動に出ました。
次に、杭が刺さったマークを連れて来院した母親(レスリー・フェラ)。
マーク(イザヤ・レーティネン)は発達障害で、ショーンよりも少し症状が重いですね。何か嫌なことがあったり不安になったりすると、暴力的傾向を示します。彼が思ったよりも早く退院できると聞いて、母親は浮かない顔。
彼女は長い間、息子の世話にかかりっきりで、全く休めていなかったのです。マックを施設に入れれば自分の生活を取り戻せますけど、それは息子を捨てることになるのでしょうか。
ここでは、私服姿のメレンデス(ニコラス・ゴンザレス)が重要な役割を果たします。外科医に必要な資質の一つ”傲慢”を脱ぎ捨てた彼が見せる、意外な素顔。
最後はアーロン・グラスマン(リチャード・シフ)。
前回、すでに娘のマディ(ホリー・テイラー)が見えていましたが、これは単なるせん妄ではないでしょう。マディを失ってから、グラスマンは自分を責め続けていたのです。その後悔と自責の念は、幻の娘に自分を責め立てさせるほどの激しさ。
親の愛が3つの形で繰り広げられますが、それを子供がどう受け取るのかは別ですよね。
不満は憎しみとなり、不安は暴力として吐き出され、絶望は死につながってしまいました。それもこれも、子供のために良かれと思ってしたことの結果です。3組4人の親たちは、それを背負ってこれから生き続けることになるでしょう。
憎まれようとも、周りから心ない言葉を浴びせられようとも、自分を許せないような結果になろうとも。それが、親の道なのです。
気になる次回は
⇒ グッドドクター2第5話【ロバの歩かせ方】
まとめ
海外ドラマ『グッドドクター2 名医の条件』の第4話【愛するがゆえに…】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第5話【ロバの歩かせ方】以降も情報アップしていくので、お待ちくださいね。
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