海外ドラマ『グッドドクター2 名医の条件』第17話【夢の終わり】(原題:Breakdown)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ グッドドクター2第16話【信じる心】
グッドドクター2第17話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
シーズン2第17話【夢の終わり】
みなさんは、腫瘍の生検を受けたことがありますでしょうか?
私は、頭蓋骨腫瘍という”ほぼ良性”の腫瘍を摘出してもらった経験があります。当然、腫瘍は生検に回されますが、この結果を待っている間はとても不安で、ついつい最悪の事態を考えてしまうのです。色々と自分でも調べたおかげで、ほぼ確実に良性だと知っていたのですけどね。
グラスマン(リチャード・シフ)の場合、摘出したのは脳腫瘍。元々、悪性の物でしたから、化学療法の結果が出るまでの不安は、良性の腫瘍に比べて、はるかに大きいはず。ですから、カレーの注文を後回しにされて怒鳴り散らす気持ちはなんとなく想像がつきます。
「俺は運が尽きたみたいだし、何もかもうまくいかなくなってる。ほら、カレーまで忘れられてるじゃないか。もう全部、悪い方に行くんだよ、畜生」とでも言いたかったでしょう。
眼鏡のカットが印象的なブレイズ先生(リサ・エデルステイン)の言うとおり、ガンは人生観を変えてしまいます。死を覚悟した時から人生が輝きを増すのは、多分、本当のことでしょう。
過去を悔いたり未来を不安がったりするよりも、現在の一瞬一瞬を大事にするべきだ・・・、そんな風に思えるのかもしれませんね。
ここからは、主人公であるショーン(フレディ・ハイモア)の話をしましょう。
彼はかなり悩んでますね。コミュニケーション能力が欠けているショーンは、人の感情に訴えかけることができません。そもそも共感する能力がありませんから、自分の感情しか見えないのです。同居人も同僚も、そして、上司も壁の外ですから、悩みについて相談もできないのです。
そんな悩みの中、ショーンは今回も大活躍をします。病理医としてオードリー(クリスティーナ・チャン)の友人を救い、外科の知識を生かして巨大な腫瘍に侵された患者を救っています。
ただし、外科医として何かの処置をしたわけではなく、画像を見て術式についての意見を述べただけです。ハン(ダニエル・デイ・キム)は「アドバイスをありがとう」という言葉をかけただけで、結局、ショーンを手術室から出してしまいます。
これにはちゃんとした理由がありまして、手術は外科の仕事であって病理の仕事ではないからです。赤ん坊の検査でMRIを使う時も、病理のショーンは関われません。ここら辺の線引きは、さすがアメリカという感じがしますね。
どうしても外科医でありたいショーンが、こんな扱いに耐えられるはずがありません。ショーンは、ついに直談判をするのですが、ここでの行動はハンが危惧していた通りの”子供じみた”ものだったのです。
『夢の終わり』を象徴するのは、大事にしていたおもちゃのメスを折るシーン。ロッカーの中身を詰めたバックパックを背負い、土砂降りの雨に打たれながら・・・ショーンは聖ボナベントゥラ病院を後にします。
気になる次回はこちら
⇒ グッドドクター2第18話(最終回)【君に花束を】
まとめ
海外ドラマ『グッドドクター2 名医の条件』の第17話【夢の終わり】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第18話(最終回)【君に花束を】以降も情報アップしていくので、お待ちくださいね。
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