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LUCIFER ルシファー第2話のネタバレ感想 悪魔の本性を現す【ドラマ】

ドラマ『LUCIFER/ルシファー』第2話【パパラッチの償い】(原題:Lucifer, Stay. Good Devil.)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。

前回はこちら
LUCIFER ルシファー第1話【悪魔のバケーション】

LUCIFER ルシファー第2話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】

第2話【パパラッチの償い】

パパラッチ自らがスキャンダラスな事件を引き起こし、それをスクープとして売り出すという、報道する側が一線を越えてしまった事件が発生します。

最初に容疑者として逮捕されたパパラッチが、かつて女優であったクロエ・デッカー刑事(ローレン・ジャーマン)と因縁のある関係であったことから、この事件を通じてデッカーの過去、そして、それが今日の彼女に与えている影響が明かされていきました。

また、ルシファー・モーニングスター(トム・エリス)については、人間界とのつながりが深くなることによって生じる、彼自身の内面の変化が主に語られていきます。

母が映画女優、父が警察官という家庭にデッカーは生まれ、一時期は女優として活躍していたことは前回、明かされていました。これに加えて今回、明らかになったことは、デッカーはかつて出演した映画でヌードになっています。

ところが、今ではそのことを後悔しており、娘トリクシー(スカーレット・エステベス)に出演した映画のことが知られるのを恐れていました。また、彼女の母親はB級映画の常連で、カルト的な人気を誇る女優のようです。

それゆえ母と娘双方ともある程度、世間に名前が知られており、その知名度ゆえにデッカーは今を少し生きづらく感じています。また、以前、父の葬儀の際に彼女は無神経に写真を撮ろうとするパパラッチを殴ったことがあり、人のプライヴェートを侵害するパパラッチを嫌悪していました。

このように自身の過去のキャリアにより、世間の目を気にせざるを得ない境遇のデッカーですが、自分が常に誰かに見られているという意識と過去の自分を悔いる気持ちがデッカーの中ではかなり大きく、そのことが彼女の性格に暗い影を落としているようです。

ルシファーの人の本心を見抜く力がデッカーに通用しないのは、他人からの目線をシャットアウトし、本心を見透かされまいとする彼女の防衛本能が強すぎるからなのかもしれません。

他方でルシファーは、デッカーと関わりを持って以降、人間界の価値観にかなり毒されてきています。人間を助けるなど、以前は決してしなかったことを平気でするようになってきています。

さらに、こうした変化にルシファー自身が驚いてもいるようです。カウンセラーのリンダ(レイチェル・ハリス)に自身の変化を相談するようになるなど、誰かに相談すること自体もかなり人間的なものに感じるのですが、相談せずにはいられない心境になっています。

しかし、今回の物語の終盤では、一線を越えようとしたパパラッチと彼を庇おうとしたパパラッチを自らが罰しようとしました。このあたりに、ルシファーの悪魔としての本性が現れてきます。

逮捕や起訴といった法律的な手続きなど悪魔には関係がなく、悪人を罰することを本業としていたルシファーにとって、まさに本領発揮の場面でした。

2人のパパラッチを仲違いさせ、対決することによって制裁を加えようとするのです。こうした人間の心の汚い部分をさらけ出させながら罰を与えようとするあたりに、ルシファーがイメージとして持つ、人の心につけ込もうとする邪悪さが現れています。

また、この邪悪さは決してデッカーが受け入れられない部分です。人間界にやって来て、このルシファーが本性として持つ邪悪さがどこまで人間に感化されていくのか、またそれが天界においてどのように評価されるのかがシリーズの一つのポイントになっていくようです。

気になる次回は
LUCIFER ルシファー第3話【偽ルシファーと美女殺人事件】

まとめ

海外ドラマ『LUCIFER/ルシファー』第2話【パパラッチの償い】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。

ひきつづき、第3話【偽ルシファーと美女殺人事件】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。