海外ドラマ『コードネーム:ウイスキー・キャバリエ ふたりは最強スパイ(Whiskey Cavalier)』第10話【グッド・ウィル・ハンティング】(原題:Good Will Hunting)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ウイスキー・キャバリエ第9話【心臓のゆくえ】
ウイスキー・キャバリエ第10話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
第10話【グッド・ウィル・ハンティング】
ドラマ『ウイスキー・キャバリエ』は、各エピソードのタイトルが有名な映画のパロディか、ダジャレになっています。
『ミニミニ大作戦(Italian Job)』のパロディで『イングリッシュ・ジョブ』だったり、前回の『心臓の行方(Hearts & Minds)』は心の意味で使われていたHeartsを心臓の意味で使っていますね。
今回のタイトルははダジャレの方に入ります。
マット・デイモンの戯曲を基にした映画との違いは、どこでタイトルを区切るかでしょう。映画の主人公はウィル・ハンティングで、ドラマの主人公は良い子ちゃんのウィル(スコット・フォーリー)。
残りのハンティングが意味するのは、もちろん、言葉通りの”狩り”なのです。
では、ウィルが狩りに出かけるのはなぜなのか。その理由はオープニングで語られます。2人の時間を楽しんだ後、忙しく出かける準備をするウィルとエマ(オフィーリア・ラヴィボンド)。
あいかわらず、ベタベタの恋人同士を描くこのシーンは、当然”フラグを立てる”ためのもの。エマがベルリンで撃たれたシーンでは、石畳に大量の血が流れ、コートの裾はまるで翅(はね)のように赤い裏地をのぞかせています。
少し整え過ぎだとは思いますけれど、彼女の死を出来るだけ美しく見せたかったのは伝わります。
エマを殺したグリフィン(ジャレス・メルツ)を倒すため、グッド・ウィルはバッド・ウィルに変ってしまいました。このバッドっぷりが今回の見どころの1つです。
中でも、カジノの追跡シーンは圧巻ですね。
情報を得るためにためらいなく足にナイフを突き立てますし、グリフィンを追う時には邪魔者を次々と排除しています。決して狂暴になっているわけではないのですけど、まったく無言のままナイフで刺しまくるウィルは相当な恐ろしさです。
彼にとっては、すべてが獲物に近づくための単なる作業なのです。
さらに続くのが拷問シーン。というより、拷問の後のシーンですね。吊るされて散々、殴られたのは、カジノで足を刺されたニコライ(マルティン・グレイスローゼンタール)・・・彼は、今回、一番災難に遭っている人でしょう。
望む情報が得られないと知るや、ニコライに油をかけて火をつけようとするウィル。
ここでは、拷問に慣れているフランキー(ローレン・コーハン)すら止めに入っています。CIA流の冷徹さを持つフランキーだからこそ、ここでニコライを殺すのは意味がないと思ったのか・・・。
いいえ。フランキーは、グッド・ウィルと一緒に仕事をするうちに少なからず影響を受けていたのです。
もちろん、これは良い影響という意味ですよ。復讐心に駆られて人を殺しても心が晴れることはありません。そこに気付かせてくれたのが、ウィルの優しさなんですから。
グリフィンとの決戦で、何とかウィルはグッド面に残ることができました。しかし、これでめでたしとはいきません。
隠し持っていた銃を抜いたグリフィンをスーザン(アナ・オルティス)が射殺した時の、ウィルの顔を見てください。結局、殺すなら自分の手で殺させて欲しかったとでも言わんばかりの表情です。彼がどんなに善人でも、復讐心を簡単に消すことはできないのです。
今回はオラーマン(ディラン・ウォルシュ)が黒幕としての存在感を見せつけ、チームに潜入しているトラストのメンバーに関するヒントが出されています。
第5話の手袋、第8話でも出てきた赤いジグザグの入ったグリップを見るに、この人は赤が好きなんでしょう。第8話では、どんな顔をして電話を受けていたのでしょうか。
気になる次回はこちら
⇒ ウイスキー・キャバリエ第11話【スパイは大学生】
まとめ
海外ドラマ『コードネーム:ウイスキー・キャバリエ ふたりは最強スパイ』第10話【グッド・ウィル・ハンティング】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第11話【スパイは大学生】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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