海外ドラマ『キリング・イヴ(Killing Eve)』シーズン2第8話(最終回)【あたしのものよ】(原題:You’re Mine)のあらすじとネタバレ感想がまとめてあります。
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⇒ キリング・イヴ2第7話【覚醒したかも】
キリング・イヴ2第8話(最終回)のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン2第8話(最終回)【あたしのものよ】
遂に迎えた最終回。第2シーズンでは、ヴィラネル(ジョディ・カマー)がMI6の下請けになり、イヴ(サンドラ・オー)と一緒に働いていました。マンダレイ作戦の目的は、アーロン・ピール(ヘンリー・ロイド=ヒューズ)の事業売却先を探る事。
すぐ近くにいるのに会えないという状況が続き、常にヤキモキするイヴ。そんなイヴの気持ちを知っているヴィラネルは、わざとイヴを心配させるような行動ばかりとっていたのです。
時々、近づいては刺激して、求められると離れていく。恋愛の駆け引きを極端にしたような感じでしょうか。
そんなヴィラネルに翻弄されつつ、イヴはますます彼女の虜になって行きました。でも、イヴを完全にヴィラネルのものにするためには、最後の一押し、究極の刺激が必要です。たぶん、ずっとヴィラネルは、その機会を待っていたのでしょう。
その刺激とは、殺人です。もちろん、イヴに誰か殺せというわけにはいきませんから、殺すところを見せるくらいで大丈夫でしょう。以前、潜り込んだグループセラピーの時には道路を挟んだ向かい側で、そして、今回はもっと近くで。
「紳士」というキーワードでイヴをおびき出し、目の前でアーロンの首を掻き切るヴィラネル。マンダレイ作戦がぶち壊しになり、うろたえるイヴ。最も見たかったものを見て、満足そうな笑みを浮かべながら死ぬアーロン。
でも、これは1つ目の山場に過ぎません。このあと、やってくる最大の山場こそ、イヴの”初めての殺人”です。
レイモンド(エイドリアン・スカボロー)を殺すシーンは、どことなくブラックな面白さがありますよね。頭を狙わなかったイヴに「なんで背中なの?」とヴィラネルが突っ込んだり、斧が抜けないので足をかけて抜いていたり。
慌ててドタバタするイヴはちょっと可愛らしいのですけど、やってる事は大男が息絶えるまで斧を振り下ろすという、恐ろしい行為。
これでイヴはヴィラネルのもの。放心状態のイヴを連れて逃げるヴィラネルの表情を見てください。本当に嬉しそうじゃないですか。今晩の夕食は何が食べたいかとか、2人でこれからどう暮らそうとか、そんな事を嬉々として語ります。
キャロリン(フィオナ・ショウ)とコンスタンティン(キム・ボドゥニア)には、一杯食わされたけど、そんな事はどうでもいいのです。これでイヴは自分の同類になったし、もう離れることはあり得ない。そんな風に思っていたんでしょうね。
第1シーズンと同じく、第2シーズンも少し短めの8話構成です。いち視聴者としては”もう最終回か”というのが正直な感想で、当然、もっと見たいという気持ちが強まります。
刺激的なドラマでありながら視聴者の欲求を全て満足させず、どことなく飢えている状況のまま物語に引きずり込む。この罠に落ちたが最後、抜け出すことは不可能です。
ヴィラネルを追うイヴも、こんな気持ちだったのでしょう。ヴィラネルをもっと見たいし、もっと知りたい。彼女がどんな世界に生きて、どんなものを見ているのかを感じたい。
しかし、いざ踏み込んだ、その世界はあまりにも歪んでおり、イヴが受け入れられるものではなかったのです……。
衝撃のラストから、物語は第3シーズンへ続きます。今年中には見られますので、今から首を長くして待ちましょう。
気になる次回はこちら
⇒ キリング・イヴ3第1話【焦っちゃだめ】
まとめ
海外ドラマ『キリング・イヴ』シーズン2第8話(最終回)【あたしのものよ】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン3第1話【焦っちゃだめ】も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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