海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン2第7話【凶日】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ ミスターメルセデス2第6話【隣り合わせの悪夢】
ミスターメルセデス2第7話のあらすじネタバレと感想【ドラマ】
第7話【凶日】
ウェイクアップテストを交えながら開頭手術の最中、着々と外に出る準備を進めるブレイディ(ハリー・トレッダウェイ)。ブレンダーとドリルのシンクロが、嫌な音を響かせていますよね。
耳は結構、前から聞こえていますし、最近は目も動かせるようになっていました。頭の中で続けていた、秘密のリハビリの成果でしょう。
リハビリと言うにはハードなトレーニングですけど、単に感覚を取り戻したいだけではなく、身長192cmというアル(マイク・スター)の巨体を生かしてビル(ブレンダン・グリーソン)を襲撃するためでもあるのです。ビルも結構大きい人(185cm)なので、セイディでは肉弾戦を挑めませんでしたからね。
それにしても、サンドバッグに貼り付ける写真が絶妙な格好悪さですよね。このチョイスは、ブレイディならではのセンスだと思います。
意識を取り戻すきっかけはバビノー(ジャック・ヒューストン)が投与した薬ですが、ブレイディがここまで急激な回復をしたのは、ビルに復讐したいという執念のおかげでしょう。以前、ビルがブレイディに”生き甲斐が出来た”と感謝するシーンがありましたけど、ブレイディだってビルに感謝しているかもしれません。
ブレイディ・ハーツフィールドにとってのビル・ホッジスは、執念をぶつける相手でもあり、一番マメに見舞いに来てくれた唯一の友人でもあるのですから。だからこそ、自分に出来る最高の状態で、ビルが考えもしない最悪の目に遭わせてやりたいのだと思います。
さて、ドナ(ナンシー・トラヴィス)はビルの家で一晩過ごしたみたいですね。そして、テーブルのがたつきを直しながら、「お客様は気づかないわよ」とホリー(ジャスティン・ルーペ)へキツい一撃をお見舞いします。
ドナにとって、そしてビルにとってもホリーは単なる居候です。絶対に入り込めない二人だけの領域があるのだと痛感させる、決定的な一言でした。
そして、ビルの家から出てくるドナを二度見するアイダ(ホランド・テイラー)。あまりにも仰々しい二度見なので、ちょっと面白いシーンです。とにかく今回は、ドナが一気に存在感を増すエピソードになっていますね。
ただし、その後はアルの独壇場ですが。
三人の女性に囲まれるビルとは違い、アルが頼れるのは兄のレジー(スコット・アンダーソン)だけ。身に覚えのない犬殺しと強盗の容疑ですが、アルは誰かが頭に入り込んでいたこと、そして、それがブレイディだと気づいていたのです。
ですが、何を切っ掛けにして入り込まれたかまでは、頭が回らなかった様子。お気に入りのザピットを充電すると、いつの間にか立ち上がっているFISHIN’ HOLE。間違いなく、これがブレイディの侵入ルートでしょう。
レジーの耳を切るシーンは、見ているこっちが耳を抑えてしまうくらい痛そうです。そして、そこから喉へ。”アル”と”ブレイディ”で顔つきが全く違って見える、マイク・スターの演技力も見逃せません。
この後は演出も光ってますよね。ビルを襲撃するまでは、ビルの周りの女性を次々、見せつつアルを一切、見せないことにより、緊迫感を強烈に高めています。
そして「カーミット」の一言で、ブレイディは最早、正体を隠す気が無いと判明しました。むしろ、姿を見せたくてしょうがないのです。
様子を見に来たアイダが防犯ブザーを鳴らしたおかげで、何とかアルを撃退したビル。無事とはいきませんから病院送りになりますけど、この街には病院が一つしかないのかと思うほど、みな同じ病院に通っています。
アル亡き今、意外に早く直接対決が実現するのかもしれませんね。
気になる次回は
⇒ ミスターメルセデス2第8話【大切な患者】
まとめ
海外ドラマ『ミスター・メルセデス』シーズン2第7話【凶日】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、第8話【大切な患者】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
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