ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第16話【70年代の女】のあらすじとネタバレ感想をまとめています。
記事の後半では、ドラマのネットでの評価や反応を紹介しました。
前回はこちら
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿の第15話【最後の王】
ドクターモーガンのNY事件簿の第16話あらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
第16話【70年代の女】
かつて妻と暮らした大切な記憶と、どう向き合うのかがテーマとなる回です。
妻の記憶を大切にしたい二人の男
女性の殺人事件をきっかけとして、ヘンリー・モーガン(ヨアン・グリフィズ)は自身の内部にある妻アビゲイル(マッケンジー・モージー)との記憶を蘇らせていきます。そして、この記憶が現在の彼の生活や行動に大きな影響を与えるのでした。
他方で女性の殺人事件では、薄れゆく妻の記憶を何とかして永続させたいという男の切実な願いが、事件解決にあたって大きな位置を占めるようになります。
また、これら2つの出来事を結ぶ存在として、第8話【苦痛のエクスタシー】に出ていた支配セラピストのアイオナことモリー(ヒラリー・バートン)が再び登場しました。事件解決とモーガンの生活双方において大きな役割を果たします。
身勝手な真犯人
女性の殺人事件は、被害者の女子大生サラ(オーデン・ソーントン)が化粧品や服装など全て70年代の流行のモノを身に付けた状態で発見されました。そのため、妄想に駆られた心を病んだ男性という犯人像が浮かびます。
しかし、捜査の結果、浮上したのは、40年以上前に亡くなった妻が忘れられず、最も幸せだった70年代の妻との生活を再生したい願望を持った男ネヴィル(コッター・スミス)でした。彼は70年代当時に住んでいた部屋を借り、内装は当時のままを再現、被害女性には妻の言葉そのままを言わせるという異常なまでのこだわりを見せます。
しかし、40年以上前のことを完璧に記憶しているほど妻への思いが強いにもかかわらず、殺害当時の記憶が曖昧であることにヘンリーは疑問を感じたのです。その結果、被害者のルームメイトであるジェニファー(エミリー・キニー)が真犯人であることをつきとめます。
犯人をルームメイトにすることで、容疑者となった男性の妻に対する愛情を一貫させ、幸せだった時代の記憶を汚さなかった点で、救いのある物語です。
モリー再登場
この事件の捜査において、被害女性が通う大学の教員として登場するのが支配セラピストであったモリーです。以前、彼女とモーガンは互いに惹かれ合いながらもうまくいかずに終わりましたが、今回も互いに惹かれ合う感情が再燃します。
モリーはセラピストとしてヘンリーの捜査を協力し、犯人の目的が妄想ではなく、再現であることを見抜きました。そして、ヘンリーと共に捜査をする中で、互いに対する思いを強めていきます。
しかし、2人は今回も上手くいきません。ヘンリーの心の準備ができていなかったのが直接の原因です。
アビゲイルが忘れられないヘンリー
今回の捜査の中で、ヘンリーは度々、老いた妻(ジャネット・ザリッシュ)との思い出に浸ります。そこでは幸せであった記憶に加え、一人だけが老いていくという残酷な記憶にも遭遇しました。
夫婦のうち、片方だけが老いていく事態は、老いていく側の引け目や負い目が日に日に強くなっていき、次第に心を病んでいくことも生じます。モリーとの関係をヘンリーが進めようという気になれなかったのは、やはり残酷な現実を目にしたくないというのも大きく影響しているように感じました。
モリーは犯人に襲われ負傷し病院に入院します。手術後の病室でモリーはヘンリーから別れを告げられるのです。どちらも孤独を感じさせるキャラクターだけに、ただの別れではなく、互いの生き様に干渉しない、尊重することを確認したとも取れました。
このシーンには、大人の選択を見せられたように思います。
気になる次回は
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿の第17話【サイバー殺人】
主な登場人物に関する情報は、こちらにまとめてあります。
⇒ ドクターモーガンのNY事件簿のキャストまとめ
ドクターモーガンのNY事件簿の第16話ネットでの評価や反応は?【海外ドラマ】
https://twitter.com/shadow4uu/status/1087357472271036416
まとめ
ヨアン・グリフィズ主演海外ドラマ『フォーエバー ドクターモーガンのNY事件簿』第16話【70年代の女】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
記事の後半では、ドラマのネットでの評価や反応が紹介してあります。
ひきつづき、第17話【サイバー殺人】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。