海外ドラマ『レギオン』シーズン2の第6話【起点】のあらすじネタバレや感想と考察を紹介します。
レギオンシーズン2の第6話あらすじネタバレや感想と考察
第6話【起点】
今回は、半分近く見終わるまでは、どうなってるの?と思いっきり困惑する内容でした。
そして、パラレルワールドの話であると分かった後も、前回との繋がりが見えません。これだけの内容を、1話の中に詰め込むには、無理があったのだと思います。
パラレルワールドの話の面白さは、どの選択を選んだのか?
他の登場人物たちは、どんな生活を送っているのか?だと思います。
内容を少し減らして、こういった部分をもっと表現していれば、もっと楽しめたでしょう。とはいえ、新しい試みとしては評価できます。
視聴者を飽きさせないために、頑張っているのだと思うことにします。
しかし、手詰まり感は、残念ながら拭いきれないですね・・・。
違った世界に生きるデヴィッドについて
パラレルワールドを描いているというのに、分岐点が表現されていません。そのため、これらは全て推測となります。
(1)今まのストーリーで描かれていたデヴィッド
今まで観てきた、彼の姿が少しづつ映し出されます。つまり、この世界を基本として、枝分かれした世界を描いていると考えられます。
- 一般人として生まれた場合は(3)
- 自信の能力に気づいていたなら(2)
- 統合失調症の薬を続けた場合は(4)と(7)、止めていたら(5)
- ドラッグ中毒のままだったら(6)
- 自殺未遂で生き残り障害が残れば(8)
という風に、違った世界になっているのだと思います。
(2)大富豪のデヴィッド
早くから自分の能力を自覚し、ファルーク(ナヴィド・ネガーバン)の存在も知っていたと思います。きっと、お互いが協力しながら、共存する道を選んだのでしょう。
そして、莫大な財産を築き上げ、富と名声、権力までも手に入れます。ある意味、いちばん平和的な方法で、ファルークの目的が達成されたとも言えます。
しかし、ここでのデヴィッド(ダン・スティーヴンス)は、見るからに傲慢で嫌な男です。
また、エイミー(ケイティ・アセルトン)も彼にお金の無心をする、我がままな姉として登場します。金と権力に支配された、人間の欲深さを感じました。
(3)幸せな生活のデヴィッド
特殊能力を持たずに生まれ、ファルークにも取り憑かれていないようです。
ですから、一般人として暮らし結婚して、ふたりの子供にも恵まれています。これが、本来あるべき彼の人生だったのでしょうね。
(4)配送係のデヴィッド
統合失調症のままですが、治療は続けているのだと思います。
しかし、一人で生活することは難しく、エイミーが彼の面倒を見ている状態です。とはいえ、少し精神障害がありながらも、ちゃんと仕事もしています。
臆病な性格ではありますが、少年のような一面もあり、好感が持てました。
ところが、職場からの帰宅途中に、警官の職務質問にあいます。そして、その恐怖から無意識に能力を発動し、警官の銃弾に倒れてしまいます。
この時、生きていれば、(8)の世界へ繋がるのだと思います。
(5)浮浪者のデヴィッド
かなり早くから統合失調症の治療を止め、症状が悪化しているようです。
そのため、エイミーからも見放され、路上で生きるしかなくなったのだと思います。ここでの、彼女は不動産会社の社長です。
彼女の立場からすると、精神障害のある弟は、邪魔に思えたのかもしれません。
また、お嬢様風のシドニー(レイチェル・ケラー)と一瞬すれ違う場面もあります。その後、彼は親父狩りにあい、無意識に能力を発動してしまいます。
そのため、ディビジョンに追われることになり、殺されてしまいました。とにかく、一番悲惨な結末でした。
その一方で、苦しみから早く開放され良かったとも感じます。
ところで、彼を殺したのは、なんとケリー〈女性〉(アンバー・ミッドサンダー)でした。彼女は、ディビジョンの幹部になっていたのです。
それにしても、このシーンは、まるでキル・ビルのような格好良さがあります。刀でデヴィッドを、真っ二つに切り裂く場面は圧巻でした。
(6)ドラッグ中毒のデヴィッド
ドラッグ依存のままの生活を、続けていると思われます。そして、妙にハイな状態で、パラレルワールドの話をしています。
薬をやったときに、一部の感性が研ぎ澄まされることがあるそうです。
つまり、このときは量子力学の分野に対して、優れた能力を発揮していたのでしょう。
もし、ここでパラレルワールドの話がなかったとします。その場合は、今回の内容を理解できない方が、続出していたと思います。
(7)事務員のデヴィッド
見た目も普通な事務員です。ただ、修正液の匂いをかいだり、幻覚を見たりもしますが、動揺はしません。
統合失調症の治療が成功し、症状がでても、上手く対処することができるのだと思います。
平凡すぎて、なんの面白みもない人間だと感じました。
(8)老人のデヴィッド
全ての生活に介護が必要で、車椅子生活を送っています。
この世界は、条件次第で早から遅かれ、行き着く可能性があります。(1)や(4)の世界で生き残り、障害が残ったとします。
その場合はかなり早い段階で、介護が必要となっていたはずです。
しかし、こうゆう介護状態が必要な生活場面を見ると辛いですね。自分の行く末や、両親のことを考えてしまいます。
(9)デヴィッドのお墓
彼が死亡したと、ハッキリ分かる場面です。
どの世界からの分岐かは分かりません。とはいえ、彼の最終地点であることには違いがありません。
ファルークの狙いは?
彼はデヴィッドを、なぜ支配してしまわないのでしょうか?
早く乗っ取ってしまっておけば、精神障害が悪化することはありません。また、最悪の状況も避けれたはずです。
では、完全に支配することが、不可能だと考えればどうでしょう?
つまり、多重人格症の症状と同じだということです。
そう考えると、(4)と(5)の世界で、デヴィッドの危険時にだけ現れたことの説明がつきます。
また、多重人格症の治療の一つに、性格の融合があります。これは、お互いの性格が、納得しないと行えません。
そう考えると、上手く成功したのが、(2)の世界ではないでしょうか?
(2)のデヴィッドは健康体で、自信の能力に関しても理解しているからです。
では、(4)~(7)の世界で、強制的に支配していれば、どうなるのでしょうか?
きっと、能力の覚醒をしていない彼には、利用価値がないのでしょう。また、彼の精神障害までも、引き継ぐ可能性があるのだと思います。
完璧を望むファルークにとって、不完全は許されないのでしょうね。
どうしてパラレルワールドを描く必要があったのか?
デヴィッドには、さまざまな経験のシュミレート能力もあると覚えていますか?
そして、その能力以外に、時間を操る力もあればどうでしょう?
以前、時間を止めたこともあるので、その可能性はあると思います。つまり、過去に逆上り、エイミーを助ける方法を探していたと思えるからです。
それは、ファルークの、「何が現実か自分で決めろ、それが現実となる」という言葉から推測できます。
しかし、完全な憶測でしかないので、どうなるかは全く分かりませんが・・・。
次回のストーリーで、何か少しでも解明されると、期待したいと思います。
まとめ
海外ドラマ『レギオン』シーズン2の第6話【起点】のあらすじネタバレや感想と考察を紹介しました。そして、記事の後半では、無料動画を視聴する方法をまとめましたので、見逃した方は活用してくださいね。
気になる第7話【懐疑心】以降も情報アップしていくので、お楽しみに♪