海外ドラマ『ウェイワードパインズ 出口のない街』シーズン2第7話【逆襲】のネタバレ感想とあらすじを紹介します。
記事の後半では、動画を無料視聴する方法をまとめました。
前回はこちら
⇒ ウェイワードパインズシーズン2第6話【反撃の火蓋】
ウェイワードパインズシーズン2第7話のネタバレ感想とあらすじ【海外ドラマ】
第7話【逆襲】
今回は街の農業責任者であるCJ（ジャイモン・フンスー）の役割と、メスのアビーに関する研究を通じ、アビーに対する理解がこれまで以上に深まります。
同時に人類とアビーとの向き合い方、すなわちアビーに街を包囲されるという危機を迎えた街はどうすれば生き残れるのかが大きな問題となってきました。
その前提として、人類は歴史的にアビーとどのように出会ったのか、さらにアビーとはどのような生命体なのかが町の農業責任者CJの回想によって明らかになります。
CJという人物は、農業の専門家ではありますが、長期冷凍睡眠期間中は睡眠装置の保守管理責任者でもありました。
彼は数十年に一度、一人、目覚め、装置周辺の土壌や大気が人類の生存に適したものであるかを調査します。
さらに、冷凍睡眠装置の保守を行い、再び睡眠装置に入ることを繰り返していました。
この期間に、テレビやラジオの放送がなくなる、変異しかけた人類を目撃するなど、人類の文明が滅亡していく過程を唯一人、彼は眺めてきたのです。
そして、西暦4016年に目覚めたときに、土壌と大気の汚染レベルが人類の生存可能なレベルになったことを確認し、創設者ピルチャー（トビー・ジョーンズ）を含む他のメンバーを覚醒しました。
CJは、睡眠に入る以前に妻を失っているようです。
また、人類文明が滅亡していく過程を克明に眺めてきました。
そのため、彼にはどこか虚無的な空気が漂います。
彼は人々には真実を知らせるべきであると考える点で、ピルチャーの方針には反対です。
しかし、積極的にピルチャーに反対の姿勢を表明しようとはしません。
どこか投げやりな態度です。
彼はこれまでの経験により、自分や街の将来に対して希望が持てないでいました。
彼は、ただ食料増産のことだけに専念しようとします。
ある種の現実逃避的な面を持ち合わせている人物です。
ピルチャーらが覚醒した際、CJとピルチャーはアビーを目撃します。
ピルチャーは、覚醒する頃には人類は全滅しているだろうと予想していたため、アビーが存在していることに驚きました。
CJは再び睡眠に入り、アビーが滅亡するまで待つことをピルチャーに提案します。
しかし、ピルチャーはCJの意見には反対で、アビーを排除し、その土地に街を建設することを決意しました。
アビーを人間以下の存在と見なすピルチャーにとって、アビーは、ただ排除されるべき存在であったのです。
他方でCJは、自身がアビーと遭遇した経験から、アビーを刺激しなければ人類には危害を加えないことを知っており、このことをピルチャーに進言します。
しかし、ピルチャーは聞く耳を持ちません。
すでに見たようなCJの虚無的な姿勢は、それ以上、強くピルチャーを説得する熱意を持ち合わせていないのです。
これでは、うぬぼれとも言えるピルチャーの思想を変えることは不可能でした。
この結果、人類はアビーを虐殺し、彼らの住む土地を蹂躙するという、アビーの人類に対する憎悪をかき立てるという、やってはいけない過ちを犯すことになってしまったのです。
かつての調査隊の生き残りであるアダム（ティム・グリフィン）の観察やメスのアビーに対する調査から、捕獲されたメスのアビーは集団のリーダーであることが判明しました。
さらに、アビーが理性に則って行動する種であること、そして、フェンスの外に集結しているアビーの大群は、このリーダーを救出しに集まっていることがわかります。
イェドリン医師（ジェイソン・パトリック）は、何とかメスのアビーとコミュニケーションを取ることでアビーとの関係を改善し、街の危機を乗り切ろうとするのです。
しかし、指導者ジェイソン（トム・スティーヴンズ）は、そうした試みは時間の無駄として、別に捕獲していたオスのアビーを殺してしまいました。
こうしたジェイソンの行動には、ピルチャーの思想に加え、彼の独善的なうぬぼれまでも受け継がれていることがわかります。
街を作る際にアビーの集団を駆逐したこと、アビーのリーダーの目の前でアビーを虐殺したことは指導者として大きな間違いだと言えるでしょう。
知性に基づき、集団で秩序だった生活を営むアビーという種の縄張りを侵したうえに、集団のリーダーをとらえることは、アビーの敵愾心を確実に刺激しました。
この意味でアビーに街を包囲されてしまうという街の危機は、人類自身、中でもピルチャーとジェイソンという二人の指導者によってもたらされたと見ていいと思います。
指導者たちのうぬぼれとごう慢がもたらした結果とも言えるのです。
また、メーガン（ホープ・デイヴィス）は捕らえられている檻から逃げ出したメスのアビーに殺されてしまいました。
これまで、力による支配を積極的に担ってきた彼女が死んだことは、一見、街に何か良い変化をもたらすという期待を抱かせるのかもしれません。
しかし、街が迎えた危機が、もはや街の内部だけの問題ではなくなってきている段階で、力による支配の担い手が死んだことは大した意味を持たなくなってきています。
アビーというフェンスの外の敵にどう向き合うかが危機の中心になってきたからです。
気になる次回は
⇒ ウェイワードパインズシーズン2第8話【崩壊への序章】
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まとめ
海外ドラマ『ウェイワードパインズ』シーズン2第7話【逆襲】の動画を無料視聴する方法をご紹介しました。
そして、記事の後半では、ネタバレ感想とあらすじがまとめてあります。
気になる第8話【崩壊への序章】以降も情報アップしていくので、お楽しみに♪
