ジェニファー・ロペス主演海外ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』シーズン3第10話(最終回)【決着】(原題:By Virtue Fall)のあらすじとネタバレ感想をまとめてあります。
前回の話はこちら
⇒ シェイズオブブルー3第9話【決別】
シェイズオブブルーシーズン3第10話(最終回)あらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】
シーズン3第10話(最終回)【決着】
公聴会のシーンは、第1話と同じです。ただし、第1話で明かされていなかった事実もありますね。
ハーリー・サントス一級刑事(ジェニファー・ロペス)の前には、委員が座る席がこれでもかと言わんばかりの威圧感を出しながら並んでいます。しかし、そこには空席が1つありました。
遅れてやってきた委員は、この場で一番、顔を合わせたくなかった男であるラムジー(ブルース・マクギル)です。図らずも、ハーリーはラムジーの目の前でラムジーの不正を告発することになってしまったのです。
公聴会の行方、そして、ハーリーをはじめとする主人公たちの運命や如何に・・・。3シーズンにわたって語られたストーリーは、今、決着の時を迎えます。
ドロドロとした不正にその身を浸しながら、ハーリーはこれまで様々な脅威と戦ってきました。
不正が露呈すれば彼女はお終いですから、それを覆い隠すために嘘と罪を重ねてきたのです。身を守るために仕方なかったとはいえ、その中には殺人までありました。
チームを裏切ってスタール(ウォーレン・コール)のモグラになっても、やはり自分の犯した不正と向き合うことはできなかったのです。
シーズン2ではスタールが、その本性を徐々に見せ始めながら、とことんハーリーを追い詰めました。FBIの職を追われてからは、もはや、その異常性を隠そうともせず、ストーカーとしての務めに専念しています。
さらにシーズン3では、ラムジー率いる情報部も加わりましたが、それらはすべてハーリーの外側にいる怪物たちです。ハーリーが真の自由と癒しを手にするためには、彼女の内側にいる怪物と対峙しなくてはなりません。
『シェイズ・オブ・ブルー』は、ハーリーが孤独でつらい決断をするまでの物語です。
親として、人として、どうあるべきなのか悩みぬいた末、罪の清算が必要という結論に達したのでしょう。
主役のハーリーも素晴らしかったのですが、脇役が強烈だったのも特徴ですね。
マット・ウォズニアック(レイ・リオッタ)の”街を守るためならば不正も辞さない”という姿勢は、単なるストリート・ジャスティスとは気合の入り方が違います。
自分の住む街を愛し、娘を救えなかったことを後悔しているからこそ、どんな汚い手でも使えるのです。悪徳警官だからこそ部下を選ぶときは慎重ですが、一度、部下にしてしまったら絶対に見捨てません。
まるで悪役のように振舞いながらも、決して根っからの悪人にはならない芯の強さが格好良い人でした。
ロバート・スタールは実に印象深い悪役でした。
頭の良い異常者はドラマや映画に、たくさん出てきますけど、大抵どこか格好良く描かれています。ところが、スタールの場合、表面を取り繕っていても、セリフや動作の端々にほんの少しだけ気色悪さがにじみ出すのです。
これが徹底しているせいで、気持ち悪いのに何となく目が離せないキャラクターになり、そして、どんどんキモさが癖になるという、不思議な魅力がありました。
彼らをもう見られないのは残念でなりませんが、物語として決着をつけてくれたのは嬉しいことですね。
ここを中途半端にされると、どんなに魅力的なキャラクターが揃っていても後味が良くありません。このドラマはハーリーの苦悩というテーマがブレることもありませんでしたし、終わるべき時にしっかり終われたと思います。
まとめ
ジェニファー・ロペス主演海外ドラマ『シェイズオブブルー ブルックリン警察』シーズン3第10話(最終回)【決着】のあらすじとネタバレ感想をまとめました。
『シェイズオブブルー ブルックリン警察』はシーズン3がファイナルシーズンです。
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