海外ドラマ『メジャークライムス~重大犯罪課(Major Crimes)』シーズン6第4話【聖域都市 パート4】のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
また、ドラマ内の登場人物について、紹介しました。
前回の話はこちら
⇒ メジャークライムスシーズン6第3話【聖域都市 パート3】
メジャークライムスシーズン6第4話あらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
ファイナルシーズン第4話【聖域都市 パート4】
これほど、ドキドキしながら重犯課を観るのは、初めてかもしれません。また、サブストーリの比重が増えたため、今までとは全く違う印象を受けました。それだけに、期待と不安が膨らみますね。
メジャークライムスシーズン6第4話のあらすじネタバレ
シャロンの倒れた後の重犯課では、FBIに対してメンバーが怒りをぶつけます。捜査情報の隠蔽によって、シャロンが倒れたと言っても、過言ではないからです。
また、彼らのせいで教会と対立することにもなりました。そして、ついにFBIは、捜査から手を引くこととなります。また、シャロン不在の重犯課の指揮を、プロヴェンザが執ることになりました。
その後、重犯課に移送されてきた少年たちの取り調べが始まります。彼らの証言によると、黒いリムジンに乗せられたのだそうです。そして、車内で何かを吹き付けられて、気が付いたら砂漠だったと言います。
そんな中、少年たちの両親が到着し、面会させることになりました。そこで、ライアン少年だけがなぜか、ジョナス神父に会いたがります。それを不審に感じた重犯課メンバーは、彼をボウマン医師に託したのです。
そこで、こっそり会話を消して、二人の様子を監視カメラで見ることにしました。音を消したのは、容疑者と言えども医師との会話は、秘匿特権があるからです。
じつは、重犯課の本当の目的はライアンと母親を会わせることでした。カウンセラーと話した後なら、きっと母親に真実を告げると考えたのです。そして、二人の会話から、思わぬ情報が得られます。なんと、ジョナス神父がロスに、明日戻ってくるのです。
モラレス医師が、新しい検査結果を知らせにやって来ます。そこで、ルーカスの衣類から、クロロフォルムが検出されたと解ったのです。また、彼の血液から鎮静剤も見つかったことが判明しました。
だから、再度、彼の両親から事情を聴くこととなります。そこで検査結果を診た両親は、驚きを隠せません。なぜなら、父親が依存していた鎮静剤が、検出されていたからです。
翌日、ジョナス神父が重犯課に連行されてきます。そして、事情を聴こうとしていたところへ、新たな事件の知らせが入りました。
なんと、ルーカスの父親の死体が、彼の働く病院で発見されたのです。そこで、重犯課メンバーたちは急遽、現場へと向かうことになりました。
シャロンのほうは、思ったよりも早く退院することができます。それだけでなく、捜査に参加できるほどの回復ぶりです。とはいえ、病状が少し安定しているだけで、予断は許せない状況となっています。
彼女は、フリンとラスティーに病名を告げ、今後についての相談をしました。そして、フリンとは、今後も一緒に支えあうことを誓います。ラスティーとは、やっと彼の警護の件で折り合いが付き、一安心するのでした。
ルーカスと彼の父の死は同一犯なのでしょうか?
事件の全貌が全く分からなくなったのです。また、シャロンの病状も頭から離れず、観終わってから呆然としてしまいました。
メジャークライムスシーズン6第4話の登場人物
シャロンが倒れた理由が気になってしかたがなかったです。
シャロン・レイダー/Sharon Raydor – 重大犯罪課のリーダー – メアリー・マクドネル/Mary McDonnell
今回、久々にシャロンの交渉術が観れた気がします。とはいっても、犯人とではなく、ラスティーとです。自身の病気を盾にして、彼に身辺警護を承諾させました。さすがとしか言いようがありません。
1話完結の時は、彼女の交渉術を毎回楽しめただけに嬉しくなってしまいました。これこそシャロンという感じで、たまりませんね。
また、シャロンの病名が、ウィルス性心筋症だと分かりました。日本では、あまり馴染みのない病名です。
しかし、海外ドラマや映画では、よく耳にすると思います。ベッド・ミドラー主演の映画『フォーエバー・フレンズ』でもありましたね。彼女の親友のヒラリーが、最後に、この病気で亡くなります。その記憶が一番強いためか、自分にとっては嫌な予感しかしない病気です。
今回、特に印象深かったのは、鏡に映る自分を眺める、シャロンの表情でした。病気に対し、必死で受け止めようとする姿と、耐えられるだろうか?という姿が混在していたからです。
それでも笑顔を作り、フリンやラスティーに全てを打ち明けます。この姿には、正直なところ涙が出てきました。病気を打ち明けることは、とても勇気がいります。相手にも、ショックを与える可能性があるからです。
特に、深刻な病気の場合では、なおさらでしょう。とはいえ、信頼できる仲間や家族がいて、シャロンは幸せですね。支えてくれる人がいるからこそ、頑張れるのです。このシーンに関しては、自分が入院した際のことを思い出し、感傷的になってしまいました。
ルイ・プロヴェンザ/Louie Provenza – 古株の警部補 – G・W・ベイリー /G.W. Bailey
シャロンの替りの司令官として、上手くゆけるのでしょうか?
以前にも何度か、司令塔をやってはいましたが、成功した記憶がありません。しかし、今回は何かが違う気がします。舞い上がって、独断で仕切ることがなくなりました。
また、捜査状況や方法をシャロンの病院へ報告したり、仲間と話し合うこともしています。プロヴェンザにしてみると、大きな進歩ですね。この年齢になって、ここまで変われるとは思いませんでした。
自分の役目を自覚し、人に仕事を任せることが出来るようになったのです。信頼できる仲間や上司がいるからこその結果だと思います。ただ、あまりに頼りがいが出すぎて、フリンとのお笑いコンビ解消にはなって欲しくないですね。
アンディ・フリン/Lieutenant Andy Flynn – 警部補でシャロンの恋人 – トニー・デニソン/Tony Denison
シャロンが結婚の延期を申し出た際のフリンの言葉に感動しました。
「俺が病気の時は君が支えてくれた、すごく親身だった、俺にそんな価値はないのに気遣ってくれた」
「今、俺に出来ることはただ一つ、式を挙げるまで待つこと、君を妻と呼び夫となるために」
「俺の心臓のせいで辞めないなら、君の心臓も理由にならない」
そして最後に、「一緒に戦おう!」と言います。これだけのことを言われると、彼女も「ノー」とは言えませんね。
お互い病気を持っていることで、分かりあえる部分も増えたのではないでしょうか?
また、彼らは様々な問題を乗り越え、成長してきたカップルです。お互いの家族や職場の問題など、色々ありましたね。これでまた、ふたりの絆が、より一層深まったと思います。さまざまな障害を乗り越えてきた二人なだけに、これからも応援したい気持ちでいっぱいです。
フリオ・サンチェス/Julio Sanchez – マフィア事情に精通した捜査官 – レイモンド・クルツ/Raymond Cruz
登場場面は少ないものの、フリオの苛立ちが痛いほど伝わってきました。また、彼は精神的に成長したとも感じます。以前のフリオなら、すぐさまFBIに殴りかかっていたと思うからです。
また、暴言に関しても控え目になりました。これは、カウンセリングのおかげではない気がします。
シャロンに迷惑をかけないようにという、フリオなりの配慮ではないでしょうか?
この性格の変化に関しては、彼らしさを感じず、面白くないと思うかもしれません。しかし、感情を抑えることで、内に秘めた荒々しさはアップした気がします。血の気の多さは変わっておらず、すぐに手が出るかの違いだと感じました。
エイミー・サイクス/Amy Sykes – 元軍人の捜査官 – キアラン・ジョヴァンニ/Kearran Giovanni
捜査会議中に、突然、無言で立ち去り、証拠のリュックを調べ始めました。他のメンバーも似た行動をすることがありますが、必ず「ちょっと待て!」と言います。
しかし、いつも彼女の場合だけが、無言か「あっ」だけなのです。これこそ、エイミーらしさですね。最近はカミラに圧されていた彼女なだけに、久々のカムバックシーンとも言えます。
これを機に、存在感の強いエイミーの姿を、毎回観れたら嬉しいですね。カミラには負けじと、頑張って欲しいです。
カミラ・ペイジ/Camila Paige – 未成年者の捜索に精通した捜査官 – ジェシカ・メラズ/Jessica Meraz
またもやシャロンの話を遮って、自論を展開してしまいました。しかし、今回は反省の色が見えます。プロヴェンザとウェスに睨まれたのでは、仕方がありません。
以前、ウェスに注意されたときは、まだ分かっていなかったのでしょう。しかし、今回は現行犯で注意を受けたのです。これでやっとカミラも、真摯に受け止めることだと思います。
ところで、殺されたルーカスの父親の働く病院で、彼女は何か不思議な顔をしていました。飾られてる絵画に、何かを違和感を感じていたようです。ひょっとすれば、事件解決の糸口になるのかもしれません。
そうなれば、カミラの重犯課での初手柄になります。来週も彼女の活躍に、目が離せませんね。
ジョー・ボウマン/Joe Bowman – 小児精神科医でカウンセラー – ビル・ブロックトラップ/Bill Brochtrup
前のシーズン5で、彼は裁判所での銃撃事件に巻き込まれました。重傷を負い生還できたものの、体に障害が残ったようです。杖を使って歩く彼の姿は、少し痛々しいですね。
しかし、懲りることなく、また重犯課の捜査への協力とは根性があります。私ならトラウマとなり、こことは関わりたくないと断る気がするんです。
また、ライアンへのカウンセリングも見事でしたね。親身になり方?というか、話の聞き方や引き出し方が違います。捜査官ではないからこそ出来るのかもしれませんが、さすがだと思いました。
フェルナンド・モラレス/Fernando Morales – 監察医 – ジョナサン・デル・アーコ/Jonathan Del Arco
まったくの余談になりますが、彼とボウマン医師が同時に出演することは、非常に稀です。1シーズンに1度ある程度だと思います。
医療ドラマではないので、医者が何人も出演する必要はないですからね。それだけに、思わず拍手をしたくなるほど嬉しく感じました。
レオ・メイソン/Leo Mason – 副本部長 – レナード・ロバーツ/Leonard Roberts
FBIの二人と、どう話を付けたのでしょう?
少年二人の身柄を拘束する権利を勝ち取った功績は大きいと思います。なかなか頼もしいですね。
しかし、シャロンが倒れていなければ、こうも上手くいったでしょうか?
仲間の不幸でさえも、交渉手段として使ったとしか思えません。実際の交渉シーンがないので分かりませんが・・・。とはいえ、やり手なのは確かだと思いました。
ラスティ・ベック/Rusty Beck – シャロンの養子でストローの犯罪の証人 – グラハム・パトリック・マーティン/Graham Patrick Martin
ラスティはシャロンにとって本当に良い息子だと、改めて実感しました。彼が養子であることを忘れるほど、良い親子関係ですね。思い起こせば、ラスティは見違えるほど変わりました。
最初のころの、我がままで手に負えず、心を閉ざした少年は、何処へ行ったのでしょう?
影も形もありません。これほど、労りと優しさがある息子なら、自分にも欲しいとさえ思いました。
メジャークライムスシーズン6第4話を観終わった感想
このドラマは、気軽に楽しめるクライムサスペンスだと、認識している方が殆どだと思います。それだけに、これほど深い内容に発展して行くとは、全く予想していませんでした。
ある意味、全く違うドラマを観ているような気分です。ファイナルシーズンなだけに、力の入れようも違うのかもしれません。
また、今回は5部作のストーリーの4話目としては、あまりに衝撃度が高すぎました。シャロンの病気、行方不明の少年たちの発見、そしてルーカスの父親の死など・・・。
事件の全貌が、全く分からなくなっただけではありません。シャロンの病気という、一番気にかかる事柄に、深刻さが増したのです。正直なところ、来週が待ち遠しくもあり、観るのが怖い気もしてなりません。
気になる次回は
⇒ メジャークライムスシーズン6第5話【聖域都市 パート5】
まとめ
海外ドラマ『メジャークライムス~重大犯罪課(Major Crimes)』シーズン6第4話【聖域都市 パート4】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
また、ドラマ内の登場人物についても紹介しています。
ひきつづき、第5話【聖域都市 パート5】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。
今なら、シーズン1からシーズン5まで見放題で、一気見できますよ。
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