海外ドラマ「ローアンドオーダー」のシーズン10第6話「疑いの目」の動画を無料視聴できる方法を紹介します。また、記事の後半では、あらすじネタバレや感想をまとめました。
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ローアンドオーダーシリーズ10の6話のあらすじネタバレや感想
第6話「疑いの目」
レニー・ブリスコー刑事(ジェリー・オーバック)とエド・グリーン刑事(ジェシー・L・マーティン)のコンビはシーズン10で登場します。その後5シーズンにわたり活躍しました。
この5シーズンというのは「ローアンドオーダーシリーズ」最長の刑事コンビであり、大変人気が高かったコンビであることがわかります。後には互いに対する信頼と敬意に基づいた強い結束力を持ったコンビに成長していきました。
第6話はそうした二人の関係の出発点を描いた回といえそうです。
今回、ふたりはひどい喧嘩をします。それは、白昼発生した強盗殺人事件の容疑者逮捕時の自白をきっかけとしています。
犯人の自白を聞いたと主張するブリスコー刑事ですが、逮捕時にその自白を聞いた人間は、ブリスコー刑事以外にいません。そこで、この自白はブリスコー刑事によるねつ造ではないかという疑いの目が向けられます。
それをはっきりと口にする者はいません。しかし、ブリスコー刑事自身は、自分が老いぼれ扱いされ、自分の能力が疑われていると受け取ります。
他方でグリーン刑事は、聞き込みの際、ブリスコー刑事がふと口にした言葉を人種差別だと受け取りました。こうした互いに対するわだかまりが、捜査がうまくいかないなかで生じた苛立ちと合わさることにより、激しい口論へと発展してしまいます。
コンビが結成されてまだ間がなく、ふたりの信頼関係がまだ成立していない段階では、起こるべくして起こった喧嘩です。
白昼堂々と発生した強盗殺人事件の早期解決を迫る警察上層部のプレッシャーがアニタ・ヴァンビューレン警部補(S・エパサ・マーカーソン)にプレッシャーをかけました。そして、警部補はふたりに容赦ない叱責を浴びせたのです。
警察上層部からのプレッシャーがストレートにふたりの刑事に伝わることで、人間関係が崩壊していく様子が克明に描かれています。
刑事ドラマにおいて刑事を束ねる警部補は、一般的には刑事たちをどこまでもサポートする姿勢を崩さず、常に人格者として描かれがちです。
これに対してヴァンビューレン警部補は、黒人で、女性の管理職である自分は男性優位の組織において絶対に負けたくない、変な揚げ足を取られたくないという意識が強いです。そうした意識を、時に部下たちに対して非常に感情的な形でぶつける人間として描かれています。
深刻な対立を抱えたまま物語は進みました。この困難な状況を打破したのが、ブリスコー刑事です。
彼のヴェテランらしい行動力と地道な捜査活動によって、犯人特定の決定的な証拠の発見であったことに救いを感じます。この証拠により、それまでブリスコー刑事を老いぼれ呼ばわりし、挑発し続けてきた容疑者に罪を認めさせることに成功したのです。
容疑者取り調べの際に、ジャック・マッコイ検事補(サム・ウォーターストン)により容疑者の自白はブリスコー刑事の証言通りであったことが確認されます。このことは、分署内の人間関係の崩壊を食い止めると同時に、互いに敬意を持って接するという、新たなパートナーシップ構築の出発点となったことを意味しているように思います。
最後のシーンで、互いに謝罪して仲直りするというような場面は登場しません。
勤務が終わり、ギャンブルに行こうとするグリーン刑事に対して、ブリスコー刑事が一言声をかけるだけでこの回は終了します。それまでのわだかまりの深さを考えると、関係の修復は容易ではありません。
それでもブリスコー刑事には、グリーン刑事に何か声をかけなくてはという思いがあったのだろうと感じます。安易に仲直りをするのではなく、この後の二人の関係がどちらに転ぶかわからない形で終わるところに、このドラマの大人らしさを感じました。
まとめ
海外ドラマ「ローアンドオーダー」シリーズ10の6話「疑いの目」の動画を無料視聴できる方法やあらすじネタバレ・感想をご紹介しました。