ジム・スタージェス出演の海外ドラマ『ハード・サン 滅亡の機密ファイル』第5話【親と子】のあらすじネタバレと感想をご紹介いたします。
前回の話はこちら
⇒ ハードサン第4話【恐怖の宣告】
ハードサン第5話のあらすじネタバレと感想【ジム・スタージェス海外ドラマ】
第5話【親と子】
チャーリー(ジム・スタージェス)とエレイン(アギネス・ディーン)の関係って、本当に不思議ですよね。
チャーリーは妻と娘、そして妻のお腹にもう一人の家族がおり、さらに愛人まで存在します。
エレインの家族は息子一人ですけど、息子であるダニエル(ジョジョ・マカリ)に関する問題が大きすぎます。
二人の主人公は自分の抱える問題で忙しく、恋愛要素は全くありません。
それどころか、殺す気かと思う勢いで喧嘩します。
今までのドラマで、特殊警棒とメリケンサックで殴り合う男女の主人公が居たでしょうか。
そして、仕事は一緒にこなしますけど、そこを離れたらお互いに探り合いを始めますよね。
殺人の嫌疑、強姦された過去、浮気、息子を守るための不正・・・。
互いの秘密を目の当たりにしながら、二人は微妙な距離を保ちつつ一緒に行動しています。
一緒に居たいんじゃなくて、離れられないんですよ。
二人をこれ以上ないほど強く結びつけているのは、人類滅亡に関する重大な秘密を知っているという事実。
ハード・サンが、この二人の間に奇妙な絆を作っているのです。
そしてついに、ハード・サンについてグレース(ニキ・アムカ=バード)が言及します。
「見ていると、青白い馬が現れた。そしてそれに乗っている者の名は死であり、黄泉が従っていた」
いやいやグレースさん、それはヨハネの黙示録でしょう。
我々視聴者が知りたいのは、「何が起こるのか」なんですけどね。
あちこちに太陽のモチーフが出てきますし、そもそもハード・サンなんて言う名前ですから太陽に関わることのはず。
例えば、核融合の停止ですね。
核融合で最終的に出来る元素は鉄ですし、ハードと言う響きにもピッタリでしょう?
しかし、残念ながら我々の太陽は鉄を作り出すほどの質量を持っていません。
赤色巨星化までは後5年どころか、5億年ほどかかりますし。
黄泉を従えてやってくる第4の騎士は、一体何者なんでしょうか。
さて、今回は人類滅亡について知る者と知らない者の違いに注目です。
チャーリーの妻シモーヌ(ロレイン・バローズ)があまりにも純粋で良い人なので、マリー(アイスリング・ビー)はチャーリーとの関係を清算しようとします。
これからの未来をどう生きていくのかに関わりますから、重大な決断ですよね。
この「未来」という言葉に、チャーリーは敏感に反応してしまうのです。
何と言っても、チャーリーは未来なんて無いと知っているのですから。
そんなもののことを考えても仕方がないと言いたげなチャーリーは、当然、マリーを怒らせてしまいました。
彼女には、チャーリーが刹那主義に陥ったように見えたんでしょうね。
それが存在すると知っただけで人間を絶望に堕とし、破滅へと導くハード・サン。
チャーリーは、その力に引きずり込まれつつあるのでしょう。
ハード・サンのファイルが入ったUSBメモリーを手にしたことで、再び同じ側に立ったエレインとチャーリー。
二人は協力して、MI5や警察の【上】と戦わなくてはなりません・・・が、ここでチャーリーが重大な秘密を打ち明けます。
英国ドラマらしい急展開の、実に良く出来たエピソードでした。
果たして、ハード・サンの正体は明らかになるのでしょうか。
USBメモリーを巡るMI5との戦いにケリはつくのか。
そして、エレインを操る【上】とは何なのか。
次の最終回でどう決着をつけてくれるのか、楽しみに待ちましょう。
気になる次回は
⇒ ハードサン第6話(最終回)【滅亡の目覚め】
まとめ
海外ドラマ『ハード・サン 滅亡の機密ファイル』第5話【親と子】のあらすじネタバレと感想をご紹介しました。
ひきつづき、第6話(最終回)以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。