J・K・シモンズ主演海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』シーズン2第5話【操られた影】(原題:Shadow Puppets)のあらすじネタバレと感想がまとめてあります。
前回はこちら
⇒ カウンターパート2第4話【分岐の始まり】
カウンターパート2第5話のあらすじネタバレと感想【海外ドラマ】
シーズン2第5話【操られた影】
ピーター・クエイル(ハリー・ロイド)。アルファの彼は戦略部の副部長であり、外交部のお偉いさんの娘婿でもあります。
対して、プライムの裏クエイルはエコーに捕らわれています。どことなくパッとしませんし、そもそも落ち着きがありません。何かあると慌ててしまい、それを何とか隠そうとして、ますます、どもりが酷くなります。
対照的な性格に見える2人のクエイルですが、今回の彼らを見ていると、大きな共通点が見えてきます。
それは、不測の事態への対処が下手な事。実は、表のクエイルもパニックに陥りやすいタイプなのです。ランベール(ガイ・バーネット)との交渉ではドギマギしてしまって完全にペースを握られています。
そして、ナヤ(ベティ・ガブリエル)が自分のことを怪しんでいると分かってからは、みっともないくらい慌てふためいていますよね。
でも、根本的な性質は同じなんだと笑ってばかりはいられません。問題は、同じ2人の歩む運命がどうしてこれほど違ってしまったのか・・・です。
裏のクエイルは、ヤネク(ジェイムズ・クロムウェル)と話しているうちに、そのきっかけが何なのかを知りたくなったのでしょう。何度も何度も2つの世界のカレッジリーグのビデオを見直し、どの時点から試合の展開が違ってきたのか調べていたのです。
ついに彼がたどり着いた結論は、”試合中気分が悪くなった時に、パニクって父親を呼び出したかどうかで運命が分かれた”というものでした。当然、父親を場内放送で呼んだのは裏のクエイルです。
これを境に、2人を取り巻く運命が変わってしまいました。表のクエイルは、自分でも言っている通り運が良くなったのです。過去に起きたクレア(ナザニン・ボニアディ)との破局の危機では、裏クレアによって図らずも救われています。
もし別れていれば、今ごろは交流局にいなかったでしょう。そこからは、義父のコネもあってトントン拍子の出世街道を歩んできたのです。
そして、今回、身に迫った危険も、意外な人物からの助け舟で乗り切っています。さすが、負けようと思って適当に賭けたルーレットが当たってしまう強運の持ち主ですね。もしかすると、裏のクエイルが持っていたはずの運まで使っているのかもしれません。
2人のクエイルが物語を進める中、ヤネクがハワード(J.K.シモンズ)に気になることを言っていますね。
どうやら、2つの世界が分かれてしまった原因は、ヤネクらしいのです。話が核心に触れる前にミラ(クリスティアーネ・パウル)がヤネクを連れ出してしまったので、詳しい話は後になるでしょう。
1人の天才が2つの世界を接触させ、そのせいで運命が分かれてしまった世界同士が潰し合う・・・、この設定、何年か前に別なドラマで見たような気がします。ここからどのような違いを打ち出せるのか。
ドラマ『カウンターパート』の最終的な評価は、『フリンジ』との住み分けにかかっているでしょうね。
気になる次回はこちら
⇒ カウンターパート2第6話【突き動かすもの】
まとめ
海外ドラマ『カウンターパート 暗躍する分身』シーズン2第5話【操られた影】のあらすじネタバレと感想をまとめました。
ひきつづき、シーズン2第6話【突き動かすもの】以降も情報アップしていくので、楽しみにしていてくださいね。