ブラインドスポット4第16話のネタバレ感想意外な人物が再登場【ドラマ】

海外ドラマ『ブラインドスポット4 タトゥーの女』第16話【旧友との再会】（原題：The One Where Jane Visits An Old Friend）のあらすじとネタバレ感想をご紹介いたします。

ブラインドスポット4第16話のあらすじとネタバレ感想【海外ドラマ】

シーズン4第16話【旧友との再会】

ここ数回にわたってジェーン(ジェイミー・アレクサンダー)を悩ませてきたのは、レミーとしての過去です。サンドストームの工作員として多くの人を殺し、多くの人を傷つけた罪は、とても償いきれるものではありません。

精神的な問題のせいで体の調子も今一つです。レミーに戻っていた時の「絶好調よ」とはかけ離れた、どんよりした雰囲気になっていますね。夫であるカート(サリヴァン・ステイプルトン)はジェーンのことが心配ですから、彼女に高名なセラピストを紹介しました。

しかし、ジェーンのケースはあまりにも特殊で、普通のPTSDとはまったく違います。アリス・クルーガーが子供のころにさらわれ、テロリストのレミー・ブリックスとして生き、ZIPで記憶を消してFBIへ潜入し、ジェーン・ドウになったのです。

3つのバラバラな人生を歩んだ人間など、そうそういるものではありませんから、普通のセラピストでは手に負えませんでした。と言っても、望みが完全に潰えたわけではありません。

ジェーンが歩んだ3つの人生・・・、そのうち2つをよく知っているセラピストが、刑務所にいるのです。彼の名はロバート・ボーデン(ウクウェリ・ローチ)。以前はFBIのセラピストであり、パターソン(アシュレイ・ジョンソン)の恋人で、サンドストームのスパイだった男。

最近、懐かしい人が出てくるエピソードが多いですよね。ジェーンが自分の過去と向き合う話が多いので当然なのですが、キャラクターを整理しているようにも見えてしまいます。過去を次々と清算して、新しいジェーンを作り出そうとしているのかもしれませんね。

ボーデンも整理の対象かと思いきや、見事なセラピーでジェーンの悩みを解決する糸口を与えていますね。簡単に言ってしまうと、「レミーもジェーンも正義のために行動したのだから、根源は何も変わってない。アリスもひっくるめて、ずっと1人の人間だ」という感じです。

レミー時代にやったことは確かに罪ですが、シェパードに吹き込まれた正義のために戦っていたのもまた事実。正義感に駆られて行動を起こすという人格的特徴に違いはありません。

ジェーンもこの説明は腑に落ちたようで、少なくとも、「レミーがやったことの償いをジェーンがしなければならない」という理不尽さからは逃れることができました。もちろん、罪そのものは消えませんけれど、自分がやったことであれば覚悟の仕方も違ってくるでしょう。

そして、吹っ切れたジェーンは強いんです。久々の現場で見事なアクションを披露しています。その中に、MRIを使って敵の武器を奪い取るシーンがありますね。拳銃が、少し離れたMRIにバシッと吸いつけられています。『ブラインドスポット』は大げさに描くのが大好きですけど、このシーンに関してはそれほど大げさじゃないんですね。

実験動画はいくつかありますが、そのうち1つを紹介しておきます。
参考動画:https://www.youtube.com/watch?v=6BBx8BwLhqg

スパナにかかる力が約90kgで、椅子にいたってはその10倍。MRIの検査を受ける時は、絶対に金属製品を身に着けてはいけません。小さなピアスが耳を引きちぎる可能性だってありそうですから、十分気を付けてくださいね。

ジェーンが復活し、マデリン(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)も逮捕されて万々歳・・・とは行きません。ジェーンの受難は、まだまだ続きます。

気になる次回はこちら
⇒ ブラインドスポット4第17話【届かない声】