映画『サンクタム』【監督:アリスター・グリアソン|製作総指揮:ジェームズ・キャメロン|原題:Sanctum】(2011年)の動画フルを無料視聴する安全な方法をご紹介します。
また、記事の後半では、ネタバレ感想と評価をまとめました。
サンクタムの動画フルを無料視聴する安全な方法【映画】
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サンクタムはパンドラなどの動画共有サイトでは無料で見られないの?【映画】
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サンクタムのネタバレ感想と評価【映画】
映画『サンクタム』は、パプアニューギニアの洞窟調査に赴いた探検隊がサイクロンに遭遇、洞窟内部に閉じ込められてしまった際の悲劇を描いた物語です。
探検隊は地下深くに前方基地を設営し、そこを拠点に網の目のようにはりめぐらされた水路を潜水しながら洞窟を調査していきます。地上へは狭く切り立った洞窟を登っていくか、前人未踏の水路をたどって海へ出るしか方法はありません。
この探検隊をサイクロンが襲います。暴風雨により地上の基地との無線交信は途絶え、さらに地下に流れ込む雨により切り立った洞窟を登って地上に戻る道は閉ざされてしまいました。
探検隊は、この絶体絶命の難局をどのようにして打開していくのかが描かれる作品です。
暗闇の中、どこに向かっていくのかわからない水路を行くしか生還の道がないという未知の領域に対する恐怖、流れ込む濁流による水没や水路の中での溺死に対する恐怖など、映画『サンクタム』では数かぎりなく自然災害における死への恐怖が盛り込まれていました。
洞窟という狭い空間がこうした恐怖感を盛り上げていきます。しかし、本作において最も強く描かれているのは、人間の無知、他者を押しのけてでも生き残りたいとする生存へのエゴイスティックな欲求です。
映画『サンクタム』では、たびたび潜水中に人間がパニックに陥る情景が描かれます。たとえば、装具が洞窟の岩に引っかかりパニックになった結果、呼吸が荒くなりヒステリックな行動を取る人間が表現されていました。
パニックに陥ったがゆえに自らの命が危険にさらされる、あるいは、パニックによって容易に死にいたる恐怖を描いてます。そして、隊長のフランク・マクガイル(リチャード・ロクスバーグ)は、こうしたパニックに陥った人間を愚かな人間と断罪しているのです。
そこには無知と自己制御できない人間を嘲笑する姿勢が一貫していました。
恐怖に屈する人間という点で、カール・ハーレー(ヨアン・グリフィズ)という人物が徹底的に愚かな人間として描かれます。探検隊のスポンサーとして調査に参加しているカールは、自分だけが生き残ればいいと考える人間です。
彼は1つ残された酸素ボンベを奪って逃亡する、自分が生き残るためにフランクを殺そうとすることまでします。危機的状況の到来によって人格が崩壊し、ただ利己的で自己保身能力だけを優先させるカールは、愚か者の典型のように描かれました。
ここにも愚かな人間を断罪するスタイルで一貫していることがわかります。
しかし、こうした愚かすぎる人間という描写は余りにもステレオタイプ的な人間把握だと感じるのです。映画『サンクタム』は実話に基いていることを冒頭に謳っています。しかし、どこまで実話なのかが判然としません。
もし、すべてが実際に起こった物語であるならば、あまりに愚かすぎる人間のみで探検隊が構成されていることになります。
それは、カールの描写にしてもそうですし、危機的状況であるにも関わらず、フランクの指示をまったく聞こうとしないヴィクトリア(アリス・パーキンソン)のヒステリックな態度にも見て取れました。地下に取り残された探検隊の生還者が1名というのも当然の結果といえます。
今日に到るまで数々の災害を経て、人間というのは、もう少し賢くなっているはずです。そのことを描き込む必要を感じさせる作品でした。
まとめ
映画『サンクタム』の動画フルを無料視聴する安全な方法を紹介しました。
そして、記事の後半では、ネタバレ感想と評価がまとめてあります。